126 / 192
第三の依頼
14
しおりを挟む
*
「やっぱり、招き猫っていうのはチャラスみたいなもんなんだな。」
リッチーはそう言うと、大きな口をあけて肉の塊りを頬張った。
宿に戻ると目を覚ましたリッチーがお腹がすいたって言い出したから、僕達はナナシさんを連れて、町のレストランに繰り出した。
そこで、招き猫について詳しく聞かれたナナシさんは、会社で作ってるという招き猫の貯金箱をテーブルの上に置いたんだ。
「この町に着いてから、私はずっと招き猫様を探していたのですが、まるでみつからなくて……」
「この町は広いですから、手分けして探してもそう簡単にみつかるとは思えません。
……そういえば、招き猫にはなにか好物があったはずですよね。
そう…ちくわと煮干しでしたっけ。
それはどういうものなのですか?」
「え……ちくわと煮干しですか?……それなら……」
ナナシさんはそう言いながら、バッグの中をごそごそしてちくわと煮干しを取り出した。
「やっぱり、招き猫っていうのはチャラスみたいなもんなんだな。」
リッチーはそう言うと、大きな口をあけて肉の塊りを頬張った。
宿に戻ると目を覚ましたリッチーがお腹がすいたって言い出したから、僕達はナナシさんを連れて、町のレストランに繰り出した。
そこで、招き猫について詳しく聞かれたナナシさんは、会社で作ってるという招き猫の貯金箱をテーブルの上に置いたんだ。
「この町に着いてから、私はずっと招き猫様を探していたのですが、まるでみつからなくて……」
「この町は広いですから、手分けして探してもそう簡単にみつかるとは思えません。
……そういえば、招き猫にはなにか好物があったはずですよね。
そう…ちくわと煮干しでしたっけ。
それはどういうものなのですか?」
「え……ちくわと煮干しですか?……それなら……」
ナナシさんはそう言いながら、バッグの中をごそごそしてちくわと煮干しを取り出した。
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる