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第三の依頼
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『……さん。
いーさん…こりゃ!起きんか!』
「……え?」
しわがれた声に僕が目を覚ますと、そこに広がっていたのは見知らぬ光景……
薄暗くて黴臭い小さな部屋で……
僕はひとりで長椅子に寝ていた。
「えっ!こ、ここは!?」
『何を驚いておる。
おまえさんは、アイリンのショーに興奮しすぎて倒れたんじゃ。』
「……えっ?」
あ…そういえば、僕はさっきまでアイリンさんのショーを見ていて……
ってことは、ここは劇場の楽屋かなにか?
『今回もなんとか依頼を解決したようじゃのぅ。
良かった、良かった。』
「うん…今回は……あ!あんたはあの老人!」
『気付くのが遅いっっ!
相変わらず、おまえさんは抜けとるのぅ……』
「失礼だな!僕は……」
『運の良いことに、実はまたまた依頼が届いておってな……』
「え……?」
『……さん。
いーさん…こりゃ!起きんか!』
「……え?」
しわがれた声に僕が目を覚ますと、そこに広がっていたのは見知らぬ光景……
薄暗くて黴臭い小さな部屋で……
僕はひとりで長椅子に寝ていた。
「えっ!こ、ここは!?」
『何を驚いておる。
おまえさんは、アイリンのショーに興奮しすぎて倒れたんじゃ。』
「……えっ?」
あ…そういえば、僕はさっきまでアイリンさんのショーを見ていて……
ってことは、ここは劇場の楽屋かなにか?
『今回もなんとか依頼を解決したようじゃのぅ。
良かった、良かった。』
「うん…今回は……あ!あんたはあの老人!」
『気付くのが遅いっっ!
相変わらず、おまえさんは抜けとるのぅ……』
「失礼だな!僕は……」
『運の良いことに、実はまたまた依頼が届いておってな……』
「え……?」
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