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第二の依頼

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 「おじさん……」

 僕は、おじさんの傍に近付き、懐の羽衣をちらっと見せた。
おじさんはそれを見て、深くゆっくりと頷いた。



 「いーさん、私達もそろそろ食事をいただきましょう。」

 「え?あ、あぁ、そうですね。」

まだ食堂にはあくびをしながらも起きてる者がいたせいか、おじさんはわざと大きな声でそう言って、僕達はその場を立ち去った。



 「いーさん、洞窟まで走りますよ!」

 「は、はいっ!」

 僕達は闇の中を一心不乱に駆け抜けて、洞窟に着くとおじさんがすぐに狼煙を上げた。



 「リッチー達がすぐに気付いてくれると良いのですが……」

 僕も同じ気持ちだった。
みんなはまだ戻って来ることはないだろうけど、みつかった時のことを考えると恐怖で身体が震えてくる。



 (リッチー、エドガー、早く迎えに来て!!)

 僕は心の中で二人に向かってそう叫んだ。


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