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第二の依頼

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 「はぁぁーーー……」

リッチーの深く長い溜め息……
そして、エドガーの短い舌打ち。



これでもう三日目だ。
こんな日を、僕らはもう三日も続けている。

リッチーが戻って来た次の日……
渋るエドガーをなんとか説得して、僕らは盗賊のアジト付近まで行ってみた。
さすがに四人になると、三人の時よりは進みやすかったけど、アジトに辿り着く頃には、エドガーやおじさんの魔力はほとんど底を着く。
 腕輪二つにどの程度の回復力があるかわからないし、どう考えても盗賊の親分に勝てる見込みはない。
 酒場で聞き込んだ所によると、親分と手下二人の強さは半端じゃなくて、アジト付近の魔物なんかとは格段に力の差があるらしいから。



 「あ~あ…
なんだって、こんな依頼が来るんだろうな?
 二つ目の依頼にしては難問過ぎやしないか?」

 「リッチー……
今更そんなことを言ったって、仕方ありません。」

 「そりゃあそうだが…愚痴りたくもなるじゃないか!」



 確かにリッチーの気持ちもわかる。
これは今の僕らにはどう考えてもハードルが高過ぎだ。
そんなくそ強い盗賊に奪われた羽衣を取り返すなんてこと……



(……ん?)



いつも滅多にひらめくことのない僕の頭に、不意に閃光が走った。



 「そうだ!!」
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