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初めての依頼
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「あぁぁ、疲れた……」
「おっ!いーさん、お帰り!」
あれから早くも一週間の日が流れた。
僕は、リッチーの強いすすめで、酒屋で働く事になった。
要するに自分がお酒を飲みたいから、酒屋に勤めて酒をくすねて来いってことだったんだ。
僕の仕事は、酒場への配達や空瓶の回収…
ここには車もないし、そもそも僕は免許も持ってないんだけど…
それほど遠くはないとはいえ、酒瓶をいっぱい載せた荷車を自力で曳いていかなきゃならないんだ。
それは思ったよりも過酷な作業で…働き出して三日目には酷い筋肉痛で、動けない程だった。
それに、まさかくすねるなんて出来ないから、僕は給料から引いてもらうことで毎日リッチーのためにお酒をもらってきてる。
本音をいえば、お酒なんか我慢して装備やアイテムにまわしたい所だけど、まぁ、それほど大量に飲むということはないし、見た目と違ってリッチーは真面目に働いてくれてるみたいだし、毎日野菜ももらってきてくれるから、文句もいえない。
そして、エドガーはエドガーで、家の中のことをとても几帳面に整理整頓してくれている。
しかも、部屋には花まで飾ってあるんだ。
料理も毎晩おじさんに習ってるらしく、めきめきと腕をあげてきている。
エドガーって人は真面目で努力家…そして、頭も良いし器用な気がする。
魚釣りもうまくなってきてるようで、余った物は干物にしてるって昨日言ってた。
「あぁぁ、疲れた……」
「おっ!いーさん、お帰り!」
あれから早くも一週間の日が流れた。
僕は、リッチーの強いすすめで、酒屋で働く事になった。
要するに自分がお酒を飲みたいから、酒屋に勤めて酒をくすねて来いってことだったんだ。
僕の仕事は、酒場への配達や空瓶の回収…
ここには車もないし、そもそも僕は免許も持ってないんだけど…
それほど遠くはないとはいえ、酒瓶をいっぱい載せた荷車を自力で曳いていかなきゃならないんだ。
それは思ったよりも過酷な作業で…働き出して三日目には酷い筋肉痛で、動けない程だった。
それに、まさかくすねるなんて出来ないから、僕は給料から引いてもらうことで毎日リッチーのためにお酒をもらってきてる。
本音をいえば、お酒なんか我慢して装備やアイテムにまわしたい所だけど、まぁ、それほど大量に飲むということはないし、見た目と違ってリッチーは真面目に働いてくれてるみたいだし、毎日野菜ももらってきてくれるから、文句もいえない。
そして、エドガーはエドガーで、家の中のことをとても几帳面に整理整頓してくれている。
しかも、部屋には花まで飾ってあるんだ。
料理も毎晩おじさんに習ってるらしく、めきめきと腕をあげてきている。
エドガーって人は真面目で努力家…そして、頭も良いし器用な気がする。
魚釣りもうまくなってきてるようで、余った物は干物にしてるって昨日言ってた。
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