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そんな馬鹿な…
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「じゃ、よろしくな!
俺はリッチー。」
僕は、彼の差し出した片手を握り、僕達は堅い握手を交わして…
ん?……な、な、なんですと!こいつが仲間!?
し、し、失敗した…
なんだか煙に巻かれるみたいにカードを出してしまったけど、どう考えてもこいつは強くなりそうにない。
こんなことならさっきの体格の良い男の方が絶対良かった…!
僕は、自分のやらかしてしまった大きな失敗に頭を抱えた。
「ん…?
あんた『凡人』なのか!?
すっげぇ!
俺、凡人と初めて会ったよ!」
ぼ、ぼ、凡人って何?
「あの…そのカードには僕のことが書いてあるんですか?」
「何言ってんだよ!ここにはっきりあんたのプロフィールが書いてあんじゃん!
名前:ローレンツ・E・モリスン14世
年齢:33歳
職業:凡人
特殊能力:なし
へぇ、凡人って特殊能力ないんだ!
なんだかさっぱりしてるんだな!」
嘘だろ…
確かに、カードには僕には読めない文字が書いてあるけど、そんなたくさんのデータが書かれてるようには見えないぞ。
文字数が合わんだろう、文字数が!
それに、年齢まで書く事ないだろ!
「仲間の数はあと二人なんだな。
じゃあ、俺が良い奴、紹介してやるよ。
カモーーン!」
「あ…あ、あの、僕、仲間のことはちょっと考えてることが…」
リッチーは僕の話を聞かずに、店の奥へとどんどん進んで行く。
でも、今度ははっきり断らなきゃ!
僕は僧侶を仲間にするって決めてるんだから…
「こっち、こっち!」
リッチーが手招きをした先には数人の黒い集団がいた。
皆、足首まである長い修道服を着て、首にはロザリオを架けている。
あの格好はどう見ても僧侶だ。
これはツイてる…!
俺はリッチー。」
僕は、彼の差し出した片手を握り、僕達は堅い握手を交わして…
ん?……な、な、なんですと!こいつが仲間!?
し、し、失敗した…
なんだか煙に巻かれるみたいにカードを出してしまったけど、どう考えてもこいつは強くなりそうにない。
こんなことならさっきの体格の良い男の方が絶対良かった…!
僕は、自分のやらかしてしまった大きな失敗に頭を抱えた。
「ん…?
あんた『凡人』なのか!?
すっげぇ!
俺、凡人と初めて会ったよ!」
ぼ、ぼ、凡人って何?
「あの…そのカードには僕のことが書いてあるんですか?」
「何言ってんだよ!ここにはっきりあんたのプロフィールが書いてあんじゃん!
名前:ローレンツ・E・モリスン14世
年齢:33歳
職業:凡人
特殊能力:なし
へぇ、凡人って特殊能力ないんだ!
なんだかさっぱりしてるんだな!」
嘘だろ…
確かに、カードには僕には読めない文字が書いてあるけど、そんなたくさんのデータが書かれてるようには見えないぞ。
文字数が合わんだろう、文字数が!
それに、年齢まで書く事ないだろ!
「仲間の数はあと二人なんだな。
じゃあ、俺が良い奴、紹介してやるよ。
カモーーン!」
「あ…あ、あの、僕、仲間のことはちょっと考えてることが…」
リッチーは僕の話を聞かずに、店の奥へとどんどん進んで行く。
でも、今度ははっきり断らなきゃ!
僕は僧侶を仲間にするって決めてるんだから…
「こっち、こっち!」
リッチーが手招きをした先には数人の黒い集団がいた。
皆、足首まである長い修道服を着て、首にはロザリオを架けている。
あの格好はどう見ても僧侶だ。
これはツイてる…!
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