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そんな馬鹿な…

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激しい衝撃が僕の身体を貫いた。
な、なんだって!?
ここは、僕の世界じゃない…つまりは異世界だってこと?
 異世界なんて、ファンタジーじゃあるまいし…
おいおい。



 「……冗談だよね?」

 「わしゃ、冗談は嫌いじゃ!」



おい、爺さんよ。
なぜ、そんなにもきっぱりと断言する!?



 「そうそう、大切なことを言い忘れとった。
 当然のことながら、先の町に進むにはレベルアップが必要じゃ。
そっちにはモンスターなんてものがおるから、弱いままで出発するとおだぶつじゃな。」



もしや、今「おだぶつ」とおっしゃいましたか?



 「えええええーーーーーっっ!
そ、それに、ま、まさか、レべ…レベルアップって…ボスと戦ったり…ってこと?」

 「いや、そうではない。
ただ、依頼を解決するだけじゃ。」

「依頼って…?」

「あぁ、面倒臭いのう…
良く聞くんじゃぞ。
依頼は当然ながら他の者から出されるものじゃ。
どんなことが出されるかはわからんが、うまくやればレベルアップだけじゃなく依頼主から報酬がもらえることもあるかもしれん。
失敗することもあるかもしれんが、ま、失敗した所でペナルティはないから気にすることはない。」
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