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あんな出会いさえなければ…
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「では……」
老人は、懐に手を突っ込んだ。
もしや、契約書…!?
僕は身構えたけど、そうじゃなかった。
老人の手が掴んでいたのは見慣れない…ゲーム機…?
老人は、蓋を開けて電源を入れる。
僕の持ってるゲーム機よりも少し画面が大きい。
それにしても、今まで一度も見た事のないゲーム機だ。
僕は持ってなくても、たいていのゲーム機のことは知ってるはずなのに、そのゲーム機にはまるで見覚えがなかった。
電源を押してしばらくするとそこには文字が浮かび上がった。
「自分探しクエスト」というタイトルだ。
自分探しクエスト?
えらくセンスのないネーミングだけど、それを見て僕は内心ほっとした。
この老人は、ゲームで僕を旅に連れて行くつもりなんだとわかったから。
まさかこんな老人がゲームをするなんて思わなかったけど、それならただっていうのも納得だ。
「では、この画面を指でタッチしてくれ。」
何?
タッチペンじゃなくて、指で操作するのか?
ってことは、これはゲーム機じゃなくてスマホの類いなんだろうか?
そんなことを考えながら、僕は老人に言われるままに画面にタッチした。
「あ…え……う、うわぁ……!」
その時…僕の身になにかが起きた…
老人は、懐に手を突っ込んだ。
もしや、契約書…!?
僕は身構えたけど、そうじゃなかった。
老人の手が掴んでいたのは見慣れない…ゲーム機…?
老人は、蓋を開けて電源を入れる。
僕の持ってるゲーム機よりも少し画面が大きい。
それにしても、今まで一度も見た事のないゲーム機だ。
僕は持ってなくても、たいていのゲーム機のことは知ってるはずなのに、そのゲーム機にはまるで見覚えがなかった。
電源を押してしばらくするとそこには文字が浮かび上がった。
「自分探しクエスト」というタイトルだ。
自分探しクエスト?
えらくセンスのないネーミングだけど、それを見て僕は内心ほっとした。
この老人は、ゲームで僕を旅に連れて行くつもりなんだとわかったから。
まさかこんな老人がゲームをするなんて思わなかったけど、それならただっていうのも納得だ。
「では、この画面を指でタッチしてくれ。」
何?
タッチペンじゃなくて、指で操作するのか?
ってことは、これはゲーム機じゃなくてスマホの類いなんだろうか?
そんなことを考えながら、僕は老人に言われるままに画面にタッチした。
「あ…え……う、うわぁ……!」
その時…僕の身になにかが起きた…
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