迷える恋の大奔走！？～たい焼きはシッポまで甘く…

３７

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 （一体、どういうつもりなんだろう？？）



 凛子と遼ちゃんは仲直りした。
なのに、その後も二人の行動はあまり変わらない。
 遼ちゃんは、相変わらず佐藤君と良く会ってるみたいだし、凛子もなぜだか森本君とまだ会ってる。



そのせいで、凛子が二股してるって噂はまだ続いてて…



なのに、凛子も森本君も遼ちゃんも全然そんなこと、気にしてない感じ。



 「三好さん…あなたの妹さん、本当に図太いわよね。」

そんなわけだから、橘さんにはまだそんな嫌味を言われて…



私ももう何と言ったら良いのかわからないから、本を読むふりをして無視してる。



 「ねぇ、凛子……
本当に大丈夫なの？」

 「大丈夫って…何が？」

 「だから～……」



あまりに気になったから、私はある日、凛子に直接訊ねてみた。



 「遼ちゃんとは仲直り出来たんだよね？」

 「うん、そうだよ。」

 「今ももちろんうまくいってるんだよね？」

 「うん、前よりもラブラブなくらいだよ。」

 「だったら…どうして、凛子は森本君と会ってるの？」

 凛子は、その質問にただふふふ…と笑うだけだった。