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3章 白いアレを求めて三千里

29話 ここは港町ロッカクと男は紹介してみる

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 3人娘が落ち着いて漸く馬車を出す事が出来た。

 御者をしている俺の後ろでは、先程のゴブリンとの戦い方の見直しや、盾役をどうやって捜すなどをディスカッションしていた。

 ターニャもその微笑ましい光景を見守り、聞き役に徹している。

 これからの子達なんで、俺も気合いを入れて手助けをしてあげたいと思う。

 ちなみに3人娘のステータスはこんな感じだ。


 マロン  Lv1

 HP:12 MP:5

 ちから:7 みのまもり:5
 きようさ:20 すばやさ:40
 かしこさ:2 うん:45


 スキル:短剣術Lv1 身体強化Lv0

     二刀流


 まずは、マロンがこんな感じだ。

 身軽で手先が器用だったマロンには俺が短剣を勧めた。適性があると思って勧めたのだが、予想以上に早く使えるようになった。
 なので冗談半分で二刀流も勧めたら、これもそれほど苦労せずに習得したある意味、本当に天才肌の子だ。
 しかし、おつむが弱いので考えるのが不向きで、本能に従って体が動かしてしまうようだ。

 次に射撃などを教えてみようと思う。

 敵が複数いた場合、盾が押さえられない数を引き付けて逃げる時に便利だからだ。



 スイ  Lv2

 HP:21 MP:25

 ちから:9 みのまもり:11
 きようさ:12 すばやさ:10
 かしこさ:30 うん:15


 スキル:剣術Lv1 盾術Lv1 身体強化Lv0

     氷魔法Lv1

     御者Lv1

     礼儀作法


 次はスイだ……レベルが上がっている。おそらく、ゴブリンとの戦いで上がったと思われる。俺が指導している時間以外でも何かしてるのかもしれない。

 それはともかく、スイは前に話したように俺に似たタイプのスタイルだった為、訓練方法は特別な事はない。

 ただ、氷魔法というのが珍しいらしい。普通は土、風、火、水の四属性でスイの氷は複合魔法と呼ばれる。

 ちなみに俺の雷魔法も同じだという事でそれをスイが知った時は本当に嬉しそうだった。



 キャウ  Lv1

 HP:9 MP:27

 ちから:3 みのまもり:9
 きようさ:4 すばやさ:3
 かしこさ:27 うん:136


 スキル:杖術Lv1 回復魔法Lv1 身体強化Lv0

     天運


 最後にキャウだが、この子がある意味一番飛び抜けている。

 決して能力が飛び抜けている訳ではない。マロン達と比べても劣っている事が分かる事から、そこではない。

 『天運』

 これがある意味、チートスキルだ。

 天運は女神、そうシズクの恩恵、俺のとはレベルは違うが気にかけた程度のモノだが人並外れた運を得る。

 中でも人の縁に強さを発揮するこのスキルは下手な優遇スキルを手にする何倍も素晴らしい。

 そうそう、3人の身体強化がLv0なのは覚えるキッカケを得ているという印だ。

 この3人がどう成長するか楽しみで仕方がない。

 そう思った時、ターニャに言われた「……先生みたいだった」というセリフを思い出す。

 先生か……それも悪くない。

 照れ臭くなった俺は、後ろから楽しげな声をBGMに俺はロッカクへと馬車を進ませる事に専念した。



 そして、夕方から夜に変わる頃、俺達はロッカクに到着した。

 3人娘達は、店じまいを始める商店街を物欲しげに見つめる。大方、見て廻りたかったのだろう。

 そして、未練たらしい視線を俺に向けてくるので苦笑しながら言う。

「気持ちは分かるが、開いてる店を捜して有った所でゆっくり見る時間ないぞ? それに今、捜すべきは宿だ。野宿は嫌だろ?」
「「「はーい」」」

 一応は返事こそしたが、3人娘は不満そうだし、マロンは露骨にブツブツ言ってる。

 やっぱり、子供だな~、まあ、マロンはともかく、スイとキャウの年相応の姿はほっこりくるな。

 まずは宿屋捜しだな、と気合いを入れようとしたが、ターニャがあっさり見つける。

 どこの街であろうと宿屋が立てたい立地は似たようなモノだそうだ。宿屋の娘が言ってるので説得力抜群だ。

 ターニャ曰く、時間的にそろそろ断られるかもしれないから、急ごうと言われて急いで入店した。

 しかし、宿を取るにしては若干、遅めだった俺達だったが、入港してた船がほとんど出払っていたせいか、宿泊客がいなくて歓迎された。

 これってそこそこ客がいたら、最悪追い返されたんだろうか……

 とりあえず、お腹を減らしてる様子の3人娘を見て、俺は食事を出して貰えるように頼んだ。

 食事も、たいしたものは用意出来ないと言いつつも、温めてくれて出してくるのを見て、ついに我慢出来ずに隣にいるターニャに質問する。

「あのさ、客がそこそこ居たら追い返されたり、食事抜きも有り得たか?」
「さっきから変な顔してたのはソレ? まあ、シーナの危惧通りになったかもね?」

 げっ、と唸る俺に少し意地悪い笑みを浮かべるターニャが「まあ、やり様はいくらでもあったけど手間が省けて良かった」と言う。

 まあ、ターニャさん、カッコイイ、抱いてっ!

 そんな馬鹿な事を考えてる傍にいる3人娘は至極楽しそうだ。修学旅行の食事風景みたいだ。

 俺とターニャは目を合わせるとクスっと笑い合う。

「さっさと食べてしまおうか?」
「そうね」

 俺達も3人娘に混じるように食事を始めた。


 食事を終えて、ターニャが取ってくれた部屋へと向かっているとターニャが3人娘に振り向く。

「貴方達は奥の部屋ね、ウチ等はこっちだから」

 一番、先頭にいたマロンは、ターニャに手渡された鍵を見つめて「ええっ~」と露骨に嫌そうな顔をする。

 スイもキャウも悲しそうにしている。

 あれか? ベッドに入って恋バナとかする定番のとか考えてたのかな? ターニャと部屋が別になるのが寂しいのか?

「みんなで一緒の部屋でまくら投げとかしようよ!」

 だよね~、マロンはそっちだよな。

 ゆっくりと分かるように首を横に振るターニャが人差し指を立てて「いい?」と言い聞かせるように話し始める。

「貴方達は冒険者見習いなのよ。知らない街で泊る宿をパーティメンバーだけで寝るという経験は積めるだけ積んだ方がいいのよ」
「言われてみればそうですねぇ~。困った事があれば駆け込める人が傍にいる内に慣れるのはいいことです~」
「そ、そうですね、ターニャお姉様がそう仰るのなら」
「分かってくれて、ウチも嬉しい」

 物分かりの良い2人に二コリと笑うターニャに、ブーブーと文句を言い続けるマロンの口を俺の手が塞ぐ。

 問題児を見る為にこちらに視線を向けてくるターニャ。

 あれ? なんか俺込みで見てないか……こら、マロン、俺の掌を舐めるな! 俺がターニャから守ってやろうとしてるのが分からないのか!

「マロンもいいわよね?」

 顔を近づけられて、瞳を覗きこまれたマロンはガクガクと頷く。

 やっとヤバいという事に気付いたか……うわぁ、俺の掌、マロンの涎塗れじゃん。

 ズボンに掌を押し付けてゴシゴシと拭き取る。

 そして、ニッコリと笑ったターニャが3人娘に手を振って「おやすみ」と告げると俺の腕を取って部屋へと連れて行かれる。

 入った所で腕を解放されて、俺は頭を掻きながらベッドがある方向へと向かう。

「まあ、冒険者見習いとしての教育としてはあれでいいんだろうけど、今日ぐらいは良かったんじゃ?」

 振り返るとサイドテールを解いて髪を下ろして健康美少女が、幼さを残す妖艶な美人にクラスアップする。

「ターニャだけでも一緒に寝てやっても良かったんじゃないか? 俺、1人でも良かったのに」

 シャツを脱ぐ放ち、スポーツブラと短パン姿になったターニャが、しょうがないな、と言いたげに眉を悩ましげに寄せ、俺の首に腕を回してくる。

「鈍感」

 そういうと俺にキスをして、舌を求めるように侵入してくる。

 ちゅ ちゅぷちゅぷ ちゅちゅ

「はあぁ……今日、ゴブリン退治の時、あの子達を指導するシーナを見てたら堪らなくなったの」
「嫉妬とか?」

 俺にそう言われたターニャが目をパチクリさせるが、クスッと微笑を浮かべる。

「それもあったかもしれないけど、ウチ、あの子達が純粋に羨ましかったかな」

 俺の鎖骨に頭を載せて、右手はズボン越しでペニスをさわさわと触る。

「人からモノを教わる機会って本当に得るのが難しい。それなの大抵は見て覚えろ、それが息子や娘であっても多少、見て付いててくれるぐらい。なのに、あの子達はシーナにあんなに親身になって貰えてる」
「そうなのか? 俺はアレが普通かと思ってたけど」

 元の世界の教育体制が染みついているから、そう思うのだろうか……

 そう言えば、今の教育は俺の親の世代の頃と比べて、流れ作業とかと感じるそうで、それと比べたらもっと変だったかもしれない。

 良く分からないといった顔をする俺に微笑むターニャはチュとキスをする。

「でもね、やっぱりちょっと悔しかったのかも……あの3人は混じりモノのないシーナを信じてる瞳を向けてるのを見て……これはウチの男だって思っちゃった」
「ターニャ」

 また激しくキスを求め、さわさわと触っていたのをペニスを指で擦るようにして荒い息を零し始める。

 キスを止めるとターニャは俺のズボンを下ろして、飛び出たペニスをウットリと見つめて頬ずりを始める。

 くぅ、スベスベの肌に擦れて刺激が……

 ペニスをシゴキながら見上げるターニャが言ってくる。

「ウチはシーナの何?」
「俺の女だ」

 俺がそう言うとターニャは花が綻ぶような笑みを浮かべて「嬉しい」と言うとペニスにしゃぶりつく。

 ぺろぺっろ ちゅちゅ ちゅぽちゅぽちゅ じゅぼじゅぼじゅるるる

 ターニャは一旦、咥えてたペニスを解放して、唾でテラテラになってるのをゆっくりと手でシゴキ、タマタマを一舐めして見上げてくる。

「シーナ、言葉だけじゃなく、ウチがシーナの女であると体に刻み込んで」
「喜んでっ!」

 俺はターニャを抱えるとベッドに押し倒して覆い被さった。



 ターニャとの1戦……じゃ足らないな、回数はともかく、激しいバトルを終え、宿の裏庭にある井戸に体を洗いに来ていた。

 本当に宿泊客も俺達しかいないようで、裏庭がある場所も通りから外れている事をいい事に俺達は2人で裸のまま体の洗いっこしていた。

 ターニャの形の良い胸を拭いてやる振りをして、乳首などの性感帯に悪戯をする。

「もう、洗いにきてるんだよ」

 そうは言うがターニャも満更じゃない。

 何故って? さっきからターニャは俺のペニスをしごいてるから。

 さすがにこれ以上すると我慢が出来そうにないと判断した俺だったが、ターニャの甘い誘惑にのる。

「口でするだけだから」
「そ、それぐらいなら……」

 うふふ、と笑うターニャが屈んで咥えようとした時に俺の背後を見て「あれ?」と声を出す。

 うお、なになに? 覗かれてるのか!

 俺も慌てて振り返るとかなり離れた所にスイが歩いているのが目に入った。

「あれ、スイよね?」
「多分な、あの特徴的な白髪の子がそんなにいると思えないし」

 こんな時間に宿から出てどこに行こうって言うんだ……ほっとけないよな。

 持ってきてたパンツを履こうとした時、ギンギンになってるマイサンが俺に語りかける。

『お預け? お預けなの?』

 す、すまねぇ! 緊急事態なんだ許してくれ!

 まだ悲しげな思念を送ってくるのをパンツを履いて掻き消す。

 同じように急いで着替え始めるターニャが言ってくる。

「ウチも行く」
「いや、スイも心配だが、宿にいるはずのマロン達も心配だ。残ってくれ」
「……そうだね、分かった」

 渋々といった様子で頷いてくれたターニャに感謝を告げて、着替え終えると俺は裏庭を飛びだす。

 探査でここから離れて行くスイを感じながら俺は悩む。

 誰かに連れ去られてる訳でもないし、一人で出歩くのも分からない。少なくとも食事中のスイにはおかしいところは見受けられなかった。

「強制的に連れ帰るのが吉か……それとも様子を見るのが……とりあえずは追い付いてからだな」

 俺は探査で拾えているスイの反応を目指して走り続けた。
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