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第十三章 ドイツ訪問(地上編)

船魄紹介【ビスマルク】

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【Bismarck(ビスマルク)】
・艦として
 ・艦種:戦艦
 ・艦級:ビスマルク級戦艦一番艦
 ・前級:シャルンホルスト級
 ・次級:モルトケ級
 ・建造:ヴィルヘルムスハーフェン海軍工廠
 ・進水日:1939年2月14日
 ・所属:大洋艦隊第一隊群
 ・全長:251m
 ・全幅:36m
 ・基準排水量:42,000トン
 ・対艦兵装:38cm-SK-C/34-連装×4 15 cm-SK-C/28-連装×6
 ・対空兵装:10.5 cm-SK-C/33-連装×16 3.7cm-Flak-43-連装×20 3.0cm-MLG-50×16 SLR-51-連装×8
 ・対潜兵装:なし
 ・搭載機:約4機

 艦名はドイツ統一期の宰相オットー・フォン・ビスマルクから。帝政時代の装甲巡洋艦に次いで3代目(ただし2代目の正式名称はフュルスト・ビスマルク)。

 第一次世界大戦でほぼ消滅し、ヒトラー総統の再軍備宣言より再興しつつあったドイツ海軍が建造した初の超弩級戦艦である。前級のシャルンホルスト級は列強の戦艦と正面から撃ち合えるような能力は持っていなかったので、第二次世界大戦中ではビスマルク級が唯一他国の戦艦と渡り合える能力を持っていた。規模感としては長門型やリットリオ級などと並ぶものである。

 当初は華府海軍条約に準じて35,000トン以内に収めて設計されていたものの、設計の中で次第に排水量が増していき、最終的には42,000トン戦艦として建造されることとなった。しかし公的には35,000トン戦艦ということで押し通した。1940年の竣工当時は世界最大の戦艦だったものの、大和型戦艦やアイオワ級戦艦が現れてその称号は失っている。

 1941年5月のデンマーク海峡海戦では英国戦艦フッドを撃沈する大戦果を上げるが、僅か2日後に空母アーク・ロイヤルから激しい攻撃を受けてスクリューが損傷して機動力を大幅に削がれ、翌日に英国艦隊の襲撃を受けて壊滅的な損傷を受け、自沈処理を受けた。

 戦後浮揚が検討されたものの発見することすらできず、一から再建造されることとなった。再建造に当たっては高角砲の増設に加え、新型の艦対空ミサイルSLR(Schiff-Luft-Rakete)-51及び秒間35発の驚異的な発射速度を誇る対空機関砲3.0cm-MLG(Maline-Leicht-Geschütz)-50を装備している。

 モルトケ級、グラーフ・ローン級と言った超大型戦艦が建造される中でもビスマルクは最も格調高い戦艦と見なされており、ドイツ海軍の3分の2を占める大洋艦隊の旗艦に任じられている。


・船魄として
 ・技術系統:独式第一世代
 ・身長:171cm
 ・体重:80kg
 ・血液型:A型
 ・髪:灰色
 ・目:赤
 ・好きなもの:ステーキ・ビール
 ・嫌いなもの:スパークリングワイン・ニシン

 カリスマ性、知性、大胆さを兼ね備える艦隊旗艦としては文句なしの性格をした少女。ドイツの繁栄を第一に考えているが、党への忠誠心はあまりない。あくまでドイツという国に仕えているのである。初対面だろうが誰とでも社交的に話すことができ、新型のグラーフ・ローンなどを含め、部下となる船魄達からの信頼も厚い。しかし本人の興味と関心はほとんど食事に寄せられており、大抵の場合今日か明日の昼食について考えている。暴飲暴食が外交の場でも止められないほど重症である。
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