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第八章 帝都襲撃

船魄紹介【時雨】

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【時雨(しぐれ)】
・艦として
 ・艦種:駆逐艦
 ・艦級:白露型駆逐艦二番艦
 ・前級:初春型
 ・次級:朝潮型
 ・建造:浦賀船渠
 ・進水日:1935年5月18日
 ・所属:ハワイ警備艦隊
 ・全長:111m
 ・最大幅:9.9m
 ・基準排水量:1,700トン
 ・対艦兵装:五十口径三年式十二センチ七連装砲 九八式十糎連装高角砲×2 九二式六十一糎4連装発射管×2
 ・対空兵装:九六式二十五ミリ3連装機銃×6
 ・対潜兵装:九四式爆雷投射機×2 六式墳進爆雷砲×2
 ・搭載機:なし

 艦名は普通名詞の時雨より。二代目である。技術的な特徴は白露と全く同じである。雪風と並んで幸運の駆逐艦と称される。

 第二次上海事変の際は現場に居合わせ、日中戦争の全面開戦を見届け、日中戦争緒戦に参加。

 大東亜戦争では緒戦で輸送船団の護衛などを務める。1942年5月の珊瑚海海戦で第五航空戦隊の護衛として参加したが、翔鶴が大破してしまった。

 戦局が傾き始めた1942年8月にはガダルカナル島に対する駆逐艦を利用した輸送作戦、通称鼠輸送に参加し、多くの僚艦を失いつつ幾度も任務を成功させる。

 その後は暫く輸送作戦に従事するが、輸送対象を守り切れないことが多かった。ソロモン諸島では幾つかの海戦に参加し奮戦するが、結局大きな戦果は挙げられず、帝国海軍は戦略的に敗北した。マリアナ沖海戦、フィリピン沖海戦でも最前線で戦いながら生き残り、瑞鶴がアメリカ軍を壊滅させるのを見届ける。その後も終戦まで最前線で戦い続け、ハワイ沖海戦では大破炎上するも何とか生き残った。

 戦後は後部主砲を長10cm高角砲に換装し機銃を増設した上で逸早く船魄化されたが、それ以降での実戦経験はない。

・船魄として
 ・技術系統:日本式第一世代
 ・身長:147cm
 ・体重:67kg
 ・血液型:1O型
 ・髪:灰色
 ・目:灰色
 ・好きなもの:白露・雨
 ・嫌いなもの:輸送任務・マヨネーズ

 いつも明るく人当たりのよい少女。何事にも楽天的であり、思い悩むことがない。その性格は似た経歴を持つ雪風と真逆である。それ故に、時雨は別に何とも思っていないが、雪風からはあまり好かれていない。妹はたくさんいるが姉は白露の一人だけなので、白露のことをかなり溺愛しているが、白露からは妹の一人としか思われていないようだ。なお本来の任務とはかけ離れた鼠輸送に駆り出されたことにはかなり不快感を持っている。
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