上 下
159 / 399
第八章 帝都襲撃

船魄紹介【大鷹】

しおりを挟む


【大鷹(たいよう)】
・艦として
 ・艦種:航空母艦
 ・艦級:大鷹型航空母艦一番艦
 ・前級:隼鷹型
 ・次級:龍鳳
 ・建造:三菱造船長崎造船所・佐世保海軍工廠
 ・進水日:1940年9月19日
 ・全長:180m
 ・最大幅:24m
 ・所属:ハワイ警備艦隊
 ・基準排水量:18,000トン
 ・対艦兵装:なし
 ・対空兵装:九八式十センチ高角砲×8 九六式二十五ミリ3連装機銃×20 同単装機銃×15
 ・対潜兵装:六式墳進爆雷砲×4
 ・搭載機:A9N1瓢風(艦戦)×18 D6Y2明星(艦爆)×14 C7N6祥雲(艦偵)×4

 元は日本郵船の新田丸級貨客船の三番船「春日丸」であったが、建造中に徴用され空母に改装された過去を持つ。空母に改装されても暫くは春日丸という名のままで輸送任務などに従事していたが、1942年8月に正式に軍艦籍に入れられ「大鷹」と改名された。

 元々は民間船ということで速力は低く、飛行甲板も短かったことから大型機の運用は困難であり、空母として運用するとしても哨戒用の旧型機を使うか、単に航空機の輸送に利用されることがほとんどであった。陸軍機の輸送を担当させられたこともある。2度の米潜水艦の襲撃を受けて生き延びるも、1944年8月18日、船団護衛中に米潜水艦の雷撃を受けて撃沈された。

 戦後は再建造されると同時にカタパルトを装備され、そもそもの艦内容積の不足から多くはないものの最新鋭の機体を運用する軽空母として運用されることになった。現在はハワイで唯一の航空戦力であるが、本格的な戦闘を行うことはまず想定されていない。

 また船魄には全く不要だが、元は貨客船ということで居住性がよく、外国の使節などを迎える際に利用されている。


・船魄として
 ・技術系統:日本式第二世代
 ・身長:165cm
 ・体重:70kg
 ・血液型:B型
 ・髪:灰色
 ・目:灰色
 ・好きなもの:旅行・将棋
 ・嫌いなもの:輸送任務・海上護衛総司令部

 変わり者揃いのハワイ警備艦隊ではかなり話しやすい理知的な少女。温厚で礼儀正しく、非の打ち所がないと評されている優秀な船魄。実務能力に長けており、何事にもあまりやる気のない艦隊旗艦土佐に代わって旗艦の業務の大半を行っている。不満を漏らすことはないが、内心ではそれなりに不満に思っている。戦闘能力についてはあまり高くはなく、偵察や哨戒を主に担当している。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

戦艦タナガーin太平洋

みにみ
歴史・時代
コンベース港でメビウス1率いる ISAF部隊に撃破され沈んだタナガー だがクルーたちが目を覚ますと そこは1942年の柱島泊地!?!?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...