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終 章
終 話 そして新たなる世界へ
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あのヘルゲミルの画策より始まった戦争。そして、アルマとの戦いから約一年の月日が経とうとしていた。ファーティル、メイネス、サイエンダストリアルの三国は再び手を取り合いお互いに協力して国の復興に力を注いだ。そして、今日、三国復興の一周年を記念してファーティル王国の王都エアで盛大な復興祭が行われた。更にそ探索探知器けではなくファーティルの国王アレフ・マイスター、彼の結婚の儀も兼ねていた。相手は今年十七歳になったばかりのアルティア・シュティールだ。あの戦いの後、国の復興に勤しみながらやっと彼女の心を射止めたのである。
その報せはファーティル王国全土に伝わりその国に住む人々はアレフ国王と后になるアルティア達に心より祝福を称えた。
町中で何日も祝福の騒ぎが続く。その熱も冷めない裡にその国から出て行こうとする者達がいた。
「アルエディー、その気は矢張り変わらないのだな?せっかくお前に与えた地位も意味が無くなってしまったではないか」
「アレフ国王、そのような顔をされては困ります。永遠の別れではないのですから・・・」
「みなの前で無いのだ。その話し掛けられ方は嫌だぞ」
「アレフ・・・・・・」
「よいか、三年だ、三年だぞ!それ以上は待たん。それが過ぎれば鎖につないでもここへ連れ帰るからな」
「約束は守るよ・・・。俺が帰ってきても、ここは俺の大切な国だって事を忘れさせない様な国造りをしてくれ。他のみんなに感ずかれる。時間だ、もう行くから」
「妹・・・、セフィーナには何も言わないのか・・・・・」
「セフィーナ姫の侍女に明日渡すように手紙を預けて置いた」
「アルエディー、何をしているのですか。明日の朝にはポートリックに着きたいのでしょう?」
「魔法で行かないのか?」
「レザードが嫌だ、面倒くさい、って言うんだ。だから魔動艇で行く事にした」
「アルエディー、道中元気でな・・・、私に嫌な報せだけは呉れるなよ」
「ああ、心配するな、アレフ。大丈夫さ」
「話は終わったで御座るかアルエディー殿?」
「出発しようみんな」
「それじゃ出発するあるよ」
アルエディーはレザード、雷牙、霧姫、蘭玲を連れファーティルの港町ポートリックへと向かった。蘭玲はたった一年でファーティル国内でも有名な彼女の国の料理店を作り、それを報せる為に羅秦帝國へ一時帰国する事になった。雷牙と霧姫は三国に頼まれた一品を彼等の住む国で保管するために帰郷。アルエディーとレザードはその二国へファーティルからの大使と世界の見聞のため旅立つのであった。
「アルエディー、本当に他の者達に何も伝えないで出て来てよかったのですか?」
「いいのさ、伝えれば俺の行動に反対する者や、付いてくるって言う者もいると思うから・・・」
「フフフフフッ、貴方がそう言うのであれば私は何も言いませんが、フッフッフッフッ」
「レザード、なんだその不気味な笑いは?」
「いえいえ、別に何でもありませんよ。ハッハッハ」
「さっきアタイの店から持って来た出来立ての楼々饅あるよ。アル兄さんも食べるあるか?他のみんなもどうぞあるよ」
「蘭玲有難う頂くよ」
「いただくで御座る」
† † †
翌日、陽が一番高く上った頃一行はポートリックの港へと到着した。彼等の乗る船は無論、国が用意した物だ。船長はレザードの親友のノーツ・フロートで船員は彼の訓練された一流の航海士達だった。
アルエディーが船の停泊する桟橋の前に辿り着いた時、思いもかけない人物たちと顔を合わせてしまった。
「!?ッ、どうして君達が」
「酷いですアル様、私に何も言わず旅立たれるなんて・・・、私、アル様がなんと言おうとついて行きますからね。だってお約束したでしょう、旅が続く限り一緒にいても宜しいって」
「セレナ・・、そんな事、言った覚えは・・・・・・・・・・」
「男らしくありませんね?アル」
「どうしてウィス、君まで」
「決まっているであろう私はメイネスの大使として同行する事になっているのだ」
「何を言っているんだウィスナ、君はメイネスの大元帥だろう?第一皇女だろ?そんな君が国を離れてどうするって言うんだ!」
「アル心配には及ばない。私は元より大使として色々な国に出向いている。大元帥になってもそれは同じ。それに・・・・・・、いやなんでも無い。だったらあちらのお姫君はどうするんだアルよ?絶対戻らないって言っているぞ」
「私も一度他の国に出て見たいと思っていましたの。これを機にお供させて戴きます。宜しいですねアルエディー様?」
「??セフィーナ姫っ、駄目に決まっています。今、直ぐにお戻りください。アレフ王がご心配になります」
「セフィーナっ!!アルエディー様、何度も同じ事を言わせないでください・・・。心配には及びません。アレフお兄様から直々にお許しをいただいています」
ファーティルの王女はアルエディーが大使として旅立つ事を密かに兄であるアレフともう一人の大使に決定していたレザードから聞いていたのだ。
〈アレフッ、どうもあの時の会話、歯切れがよかったと思ったら・・・・・・〉
「はぁ・・・、それで何故してルナまで?」
「ハイッ、ワタクシはセフィーナ姫の護衛で着いて参りました」
「俺の頼んでおいた雑務は?」
「心配ありません。総て滞り無く終わらせてありますから」
「大使の同行させないようにあ探索探知器け雑務を押し付けたはずなのに・・・・・・・・凄ッ」
「何かお言いになりましたか?それと軍務の方はルティアお母様より伝言を預かってきております。『他の将軍たちと頑張るから何の心配もしなくていいわよ。それじゃアル坊によろしくね』と申しておりました」
「・・・・・・・・・・・」
その騎士は不測の事態に頭を掻き悩ませる。
「ほらっ、そろそろ出発の時間だっ!!!さっさと乗んねぇーーー陽が暮れちまうぞっ」
「ホラッ、アルエディー何をしているのですか出発しますよ早く乗ってください」
「レザード・・・・・・・・、すべてお前の仕業だな?」
「ハッハッハッ、矢張り分かりますか?いやぁ~~~~ねぇ、彼女達にその事を伝えれば面白そうな旅になるかなぁ~~~って思いましてね、クックっクック」
〈ホッホッホッホッ。小僧、羨ましい限りじゃのぉおぉおっ〉
〈黙れエロ精霊王っ!!!〉
「レザード、貴様ぁーーーーっ、成敗してくれるっ!」
「騒がしいですわよ、アル様。フフッ、少しお休みになってください。・・・・・・*******!」
こうして、王国騎士アルエディー、気ままな魔道学者レザード、日天から兵を求めてやって来た氷室兄妹、世界の料理を極める事を夢見る蘭玲、常に彼の命を救い続けた聖女セレナ、彼の有能な副官ルナ、実はメイネス帝国第一皇女だったウィスナ、そして、口では外の世界を目にしたいと言っていたファーティル王国の姫、セフィーナ。この顔合わせでアルエディー達一行は彼等にとっての新天地、東方の国、新たなる世界へと旅立って行くのであった。
その報せはファーティル王国全土に伝わりその国に住む人々はアレフ国王と后になるアルティア達に心より祝福を称えた。
町中で何日も祝福の騒ぎが続く。その熱も冷めない裡にその国から出て行こうとする者達がいた。
「アルエディー、その気は矢張り変わらないのだな?せっかくお前に与えた地位も意味が無くなってしまったではないか」
「アレフ国王、そのような顔をされては困ります。永遠の別れではないのですから・・・」
「みなの前で無いのだ。その話し掛けられ方は嫌だぞ」
「アレフ・・・・・・」
「よいか、三年だ、三年だぞ!それ以上は待たん。それが過ぎれば鎖につないでもここへ連れ帰るからな」
「約束は守るよ・・・。俺が帰ってきても、ここは俺の大切な国だって事を忘れさせない様な国造りをしてくれ。他のみんなに感ずかれる。時間だ、もう行くから」
「妹・・・、セフィーナには何も言わないのか・・・・・」
「セフィーナ姫の侍女に明日渡すように手紙を預けて置いた」
「アルエディー、何をしているのですか。明日の朝にはポートリックに着きたいのでしょう?」
「魔法で行かないのか?」
「レザードが嫌だ、面倒くさい、って言うんだ。だから魔動艇で行く事にした」
「アルエディー、道中元気でな・・・、私に嫌な報せだけは呉れるなよ」
「ああ、心配するな、アレフ。大丈夫さ」
「話は終わったで御座るかアルエディー殿?」
「出発しようみんな」
「それじゃ出発するあるよ」
アルエディーはレザード、雷牙、霧姫、蘭玲を連れファーティルの港町ポートリックへと向かった。蘭玲はたった一年でファーティル国内でも有名な彼女の国の料理店を作り、それを報せる為に羅秦帝國へ一時帰国する事になった。雷牙と霧姫は三国に頼まれた一品を彼等の住む国で保管するために帰郷。アルエディーとレザードはその二国へファーティルからの大使と世界の見聞のため旅立つのであった。
「アルエディー、本当に他の者達に何も伝えないで出て来てよかったのですか?」
「いいのさ、伝えれば俺の行動に反対する者や、付いてくるって言う者もいると思うから・・・」
「フフフフフッ、貴方がそう言うのであれば私は何も言いませんが、フッフッフッフッ」
「レザード、なんだその不気味な笑いは?」
「いえいえ、別に何でもありませんよ。ハッハッハ」
「さっきアタイの店から持って来た出来立ての楼々饅あるよ。アル兄さんも食べるあるか?他のみんなもどうぞあるよ」
「蘭玲有難う頂くよ」
「いただくで御座る」
† † †
翌日、陽が一番高く上った頃一行はポートリックの港へと到着した。彼等の乗る船は無論、国が用意した物だ。船長はレザードの親友のノーツ・フロートで船員は彼の訓練された一流の航海士達だった。
アルエディーが船の停泊する桟橋の前に辿り着いた時、思いもかけない人物たちと顔を合わせてしまった。
「!?ッ、どうして君達が」
「酷いですアル様、私に何も言わず旅立たれるなんて・・・、私、アル様がなんと言おうとついて行きますからね。だってお約束したでしょう、旅が続く限り一緒にいても宜しいって」
「セレナ・・、そんな事、言った覚えは・・・・・・・・・・」
「男らしくありませんね?アル」
「どうしてウィス、君まで」
「決まっているであろう私はメイネスの大使として同行する事になっているのだ」
「何を言っているんだウィスナ、君はメイネスの大元帥だろう?第一皇女だろ?そんな君が国を離れてどうするって言うんだ!」
「アル心配には及ばない。私は元より大使として色々な国に出向いている。大元帥になってもそれは同じ。それに・・・・・・、いやなんでも無い。だったらあちらのお姫君はどうするんだアルよ?絶対戻らないって言っているぞ」
「私も一度他の国に出て見たいと思っていましたの。これを機にお供させて戴きます。宜しいですねアルエディー様?」
「??セフィーナ姫っ、駄目に決まっています。今、直ぐにお戻りください。アレフ王がご心配になります」
「セフィーナっ!!アルエディー様、何度も同じ事を言わせないでください・・・。心配には及びません。アレフお兄様から直々にお許しをいただいています」
ファーティルの王女はアルエディーが大使として旅立つ事を密かに兄であるアレフともう一人の大使に決定していたレザードから聞いていたのだ。
〈アレフッ、どうもあの時の会話、歯切れがよかったと思ったら・・・・・・〉
「はぁ・・・、それで何故してルナまで?」
「ハイッ、ワタクシはセフィーナ姫の護衛で着いて参りました」
「俺の頼んでおいた雑務は?」
「心配ありません。総て滞り無く終わらせてありますから」
「大使の同行させないようにあ探索探知器け雑務を押し付けたはずなのに・・・・・・・・凄ッ」
「何かお言いになりましたか?それと軍務の方はルティアお母様より伝言を預かってきております。『他の将軍たちと頑張るから何の心配もしなくていいわよ。それじゃアル坊によろしくね』と申しておりました」
「・・・・・・・・・・・」
その騎士は不測の事態に頭を掻き悩ませる。
「ほらっ、そろそろ出発の時間だっ!!!さっさと乗んねぇーーー陽が暮れちまうぞっ」
「ホラッ、アルエディー何をしているのですか出発しますよ早く乗ってください」
「レザード・・・・・・・・、すべてお前の仕業だな?」
「ハッハッハッ、矢張り分かりますか?いやぁ~~~~ねぇ、彼女達にその事を伝えれば面白そうな旅になるかなぁ~~~って思いましてね、クックっクック」
〈ホッホッホッホッ。小僧、羨ましい限りじゃのぉおぉおっ〉
〈黙れエロ精霊王っ!!!〉
「レザード、貴様ぁーーーーっ、成敗してくれるっ!」
「騒がしいですわよ、アル様。フフッ、少しお休みになってください。・・・・・・*******!」
こうして、王国騎士アルエディー、気ままな魔道学者レザード、日天から兵を求めてやって来た氷室兄妹、世界の料理を極める事を夢見る蘭玲、常に彼の命を救い続けた聖女セレナ、彼の有能な副官ルナ、実はメイネス帝国第一皇女だったウィスナ、そして、口では外の世界を目にしたいと言っていたファーティル王国の姫、セフィーナ。この顔合わせでアルエディー達一行は彼等にとっての新天地、東方の国、新たなる世界へと旅立って行くのであった。
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