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新しい生活
千葉デート3
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そのあと警察が来て男を逮捕した。気絶したまんま。どうやってやったんだと警察に疑問に思われたが、霊圧を浴びせたというと警察官の一人がそれに納得していた。
「君は陰陽師なんだね。実は僕の家もそうなんだ。まぁ継ぐのは兄さんなんだけどね。だから僕は警察官になれたんだけど。それじゃ立派な陰陽師になることを願っているよ」
いや俺の夢専業主夫なんだが。陰陽師なんて危険な職業やりたくねぇー。俺は幽霊なんていう理不尽なやつと戦いたくないんだが。
「俺は陰陽師にはなりませんよ。働きたくないので」
「そうかい、でもたぶん相手から厄介ごとに巻き込まれるタイプだからね。気をつけてね」
警察官の感ってやつか。めんどくさいことに巻き込まれないで平和に暮らしたいんだがな。それは問屋が許さんのか?まぁ今回は何事もなく終わったな。
「それで希どうする。もう帰るか?」
「そうですね、あまり遅くまでいたらお父様に心配されますからね。過保護なところがあるんで」
たまたま友達とカラオケで盛り上がって遅くなったときとか心配したんだぞと泣いていたからな。あのときはどんだけ心配性なんだよと思ったが。
「親父めちゃくちゃあのとき焦っていたからな」
「お兄様は心配はしなかったのですか?」
「式神をつけてたからしなかったな」
ちなみにこの記憶は最近思い出したものだ。いづれ全部思い出すときが来るのだろうか?
俺達は店をでると、駅に向かって歩き始めた。途中マッカンがあったので買って飲む。ああ辛いのを食べた後に甘いものを飲むのは最高だ。
「お兄様って優秀な陰陽師になりそうですよね」
「いや俺の夢は専業主夫だから、働かないぞ。親父みたいに陰陽師やりながら他で働くとか無理だ」
せめて俺は奧さんが幽霊とか妖怪を祓うのを手伝うくらいだ。陰陽師の家だから奧さんも陰陽師である程度の力を持ってなきゃいけない。
「陰陽師一本で生計たてればそんなに忙しくないのでは?それに働いて、つかれたお兄様を癒すのは妹である私の役目です。あれでも義理なら結婚できますね。結婚しますか?」
「冗談でもそいうこと言うな本気にしたらどうすんだよ」
「本気にしてもいいんですよ」
そう言って魅力的に微笑んだ。その微笑みにドキッとしたが、兄妹なのを思いだし、踏みとどまった。
「そいうのは本気に好きになった人に言え。まぁ並大抵のやつじゃ認めんが」
「それなら私はずっと結婚をしませんね。お兄様とずっといたいので。お兄様も働いて、私も働くので、いい暮らしをしましょう」
なんで俺が結婚しない前提なんだよ。まぁ俺を相手にするやつなんかいないだろうけど。少しの希望は持っていてもいいだろう。
「希はいくらでも選べるんだからしろよ。俺といても楽しくないぞ」
「お兄様と一緒にいるだけで楽しいのでそれはないです。だからこれからも一緒にいてください」
なんかこれ告白みたいだな。そんな意味じゃないんだろうけど。まぁ希が望んでいるなら一緒にいよう。
「希が離れない限り一緒にいるぞ」
これが修羅場を招く発言になるとは知らずに。
「はいお兄様のとなりは誰にも渡しません」
それから俺たちは駅に着くと、電車を乗り継いで筑波研究学園都市に着いた。希がそれから腕に胸を押し付けてから大変だった。
特に周囲の視線がすさまじかった。嫉妬の視線がな。特にイケメン憎しみたいな視線がな。これで学校行っても誰とか思われそう。
「やっと家に着いた」
「視線がいつもよりすごかったからね。そりゃ疲れるよね」
「嫉妬視線をいつも向けられているやつの気持ちが分かったわ」
俺もイケメンに嫉妬の視線向けるのやめよう。気持ちが分かったからな。まぁイケメンと言ってもスマイルほどではないが。
「今日は楽しかったね。明日みんながどういう反応するか楽しみだよ」
「そこまで大袈裟な反応はしないだろう」
「ちっちっちお兄ちゃんは分かってないな。前もそこそこイケメンだったけど地味なのが抜けてなかったけど、今はおしゃれなイケメンに変わったから印象違うよ。、、、、まぁお兄ちゃんは誰にも渡さないけど」
「まぁ希が言うならそうなのか。余り実感はないけど」
最後の方は何を言ったか聞こえなかったが、まぁ気にしないようにしよう。それにしてもイケメンになったわいいが、見た目が良くなった瞬間女子が近づいてくるとかあるのだろうか?
もしあるならめんどくさいな。見た目だけで近づいてくる女子ほど男をアクセサリーとしか見てないからな。
「まぁイケメンになったからとゆって近づいてくる女には気を付けてよね」
「そんな女子に靡くとは思うか?」
「お兄ちゃん美少女に良くすかれるからあり得るよ。面食いなところもあるし」
失礼なと言いたいが、記憶失う前のことだから否定できない。確かに美少女が居ると思わず見てしまう癖はある。かわいいなら見てしまうのは男の性だろう。
「それじゃ私お風呂に入ってくるね」
「ああ、分かった。いってらー」
希は風呂に向かったので、俺は自分の部屋に入り、少し復習するかと思い、参考書を開いた。語学は継続が大切だからな。フランス語は得点源にもなるしな。
「君は陰陽師なんだね。実は僕の家もそうなんだ。まぁ継ぐのは兄さんなんだけどね。だから僕は警察官になれたんだけど。それじゃ立派な陰陽師になることを願っているよ」
いや俺の夢専業主夫なんだが。陰陽師なんて危険な職業やりたくねぇー。俺は幽霊なんていう理不尽なやつと戦いたくないんだが。
「俺は陰陽師にはなりませんよ。働きたくないので」
「そうかい、でもたぶん相手から厄介ごとに巻き込まれるタイプだからね。気をつけてね」
警察官の感ってやつか。めんどくさいことに巻き込まれないで平和に暮らしたいんだがな。それは問屋が許さんのか?まぁ今回は何事もなく終わったな。
「それで希どうする。もう帰るか?」
「そうですね、あまり遅くまでいたらお父様に心配されますからね。過保護なところがあるんで」
たまたま友達とカラオケで盛り上がって遅くなったときとか心配したんだぞと泣いていたからな。あのときはどんだけ心配性なんだよと思ったが。
「親父めちゃくちゃあのとき焦っていたからな」
「お兄様は心配はしなかったのですか?」
「式神をつけてたからしなかったな」
ちなみにこの記憶は最近思い出したものだ。いづれ全部思い出すときが来るのだろうか?
俺達は店をでると、駅に向かって歩き始めた。途中マッカンがあったので買って飲む。ああ辛いのを食べた後に甘いものを飲むのは最高だ。
「お兄様って優秀な陰陽師になりそうですよね」
「いや俺の夢は専業主夫だから、働かないぞ。親父みたいに陰陽師やりながら他で働くとか無理だ」
せめて俺は奧さんが幽霊とか妖怪を祓うのを手伝うくらいだ。陰陽師の家だから奧さんも陰陽師である程度の力を持ってなきゃいけない。
「陰陽師一本で生計たてればそんなに忙しくないのでは?それに働いて、つかれたお兄様を癒すのは妹である私の役目です。あれでも義理なら結婚できますね。結婚しますか?」
「冗談でもそいうこと言うな本気にしたらどうすんだよ」
「本気にしてもいいんですよ」
そう言って魅力的に微笑んだ。その微笑みにドキッとしたが、兄妹なのを思いだし、踏みとどまった。
「そいうのは本気に好きになった人に言え。まぁ並大抵のやつじゃ認めんが」
「それなら私はずっと結婚をしませんね。お兄様とずっといたいので。お兄様も働いて、私も働くので、いい暮らしをしましょう」
なんで俺が結婚しない前提なんだよ。まぁ俺を相手にするやつなんかいないだろうけど。少しの希望は持っていてもいいだろう。
「希はいくらでも選べるんだからしろよ。俺といても楽しくないぞ」
「お兄様と一緒にいるだけで楽しいのでそれはないです。だからこれからも一緒にいてください」
なんかこれ告白みたいだな。そんな意味じゃないんだろうけど。まぁ希が望んでいるなら一緒にいよう。
「希が離れない限り一緒にいるぞ」
これが修羅場を招く発言になるとは知らずに。
「はいお兄様のとなりは誰にも渡しません」
それから俺たちは駅に着くと、電車を乗り継いで筑波研究学園都市に着いた。希がそれから腕に胸を押し付けてから大変だった。
特に周囲の視線がすさまじかった。嫉妬の視線がな。特にイケメン憎しみたいな視線がな。これで学校行っても誰とか思われそう。
「やっと家に着いた」
「視線がいつもよりすごかったからね。そりゃ疲れるよね」
「嫉妬視線をいつも向けられているやつの気持ちが分かったわ」
俺もイケメンに嫉妬の視線向けるのやめよう。気持ちが分かったからな。まぁイケメンと言ってもスマイルほどではないが。
「今日は楽しかったね。明日みんながどういう反応するか楽しみだよ」
「そこまで大袈裟な反応はしないだろう」
「ちっちっちお兄ちゃんは分かってないな。前もそこそこイケメンだったけど地味なのが抜けてなかったけど、今はおしゃれなイケメンに変わったから印象違うよ。、、、、まぁお兄ちゃんは誰にも渡さないけど」
「まぁ希が言うならそうなのか。余り実感はないけど」
最後の方は何を言ったか聞こえなかったが、まぁ気にしないようにしよう。それにしてもイケメンになったわいいが、見た目が良くなった瞬間女子が近づいてくるとかあるのだろうか?
もしあるならめんどくさいな。見た目だけで近づいてくる女子ほど男をアクセサリーとしか見てないからな。
「まぁイケメンになったからとゆって近づいてくる女には気を付けてよね」
「そんな女子に靡くとは思うか?」
「お兄ちゃん美少女に良くすかれるからあり得るよ。面食いなところもあるし」
失礼なと言いたいが、記憶失う前のことだから否定できない。確かに美少女が居ると思わず見てしまう癖はある。かわいいなら見てしまうのは男の性だろう。
「それじゃ私お風呂に入ってくるね」
「ああ、分かった。いってらー」
希は風呂に向かったので、俺は自分の部屋に入り、少し復習するかと思い、参考書を開いた。語学は継続が大切だからな。フランス語は得点源にもなるしな。
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