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新しい生活
演劇部
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いつも通り本を読んでいると、ドアかノックされた。さつきのいいのですよーというともに入ってきたのは演劇部の部長だった。来客用の席に座った。
「それで依頼はなんなのですよー」
「実は大会を控えてるんだけど、主人公が骨折をして、ヒロインが転校をしてしまったのそれと脇役の一人も転校したわ。。だけどメンバーはギリギリで代わりがいなくてでてほしいわ」
演技ねぇー。できるか不安しかない。楽しそうではあるが。これは結構無茶な依頼だ。今まで頑張ってきた人たちではなく部外者が主要な役をやるんだから。
さつきも悩んでいるようだった。失敗したら矛先がこっちに向かいかねない。安易に頷けないのだろう。しかも文化祭じゃなくて大会だ。全国に行けば練習して主人公は別の人ができる。ただ予選は今さら変更できない。藁にすがる思いで来たのだろう。人数足りなくて予選でれませんでしたじゃ最後の三年生が浮かばれない。
長い沈黙の後さつきが口を開く。
「その依頼受けるのですよ。何人必要なんです?」
「3人必要だわ」
「それならここの3人でちょうどいいのですよー。それでは時間は有限なので早く練習をするのですよ」
そう思ったら即行動するのが、さつきだ。椅子から降りて、荷物をまとめて、演劇部の練習に参加するために部室をでたので俺たちもそれにならって部室をでる。
部活の活動してるところは体育館が舞台だった。すると俺達が来たことにより、部員がこっちをみた。なぜ夏蓮が?といった感じだ。
夏蓮は学校では有名だ。演劇部の人たちは最初は戸惑っていたが、やがて暖かく俺達を迎えた。まぁ夏蓮がいれば心証はいいからな。ルックスならアイドルにも負けないし。
「紹介するわね。夏蓮と菊池くんとさつきよ」
「よろしくお願いするのですよ」
「よろしくね」
「この二人に比べて美形じゃないが、演技は一生懸命にやらせてもらう。よろしく」
男はいねーじゃねーか。もしかして唯一の男が休みなのか?それとも男装だろうか?まぁとりあえず言動に気を遣わないとな。
「望くんも十分美形だよ。そうだせっかくだし髪でも美容院で切ってきなよ」
イケメンではないが、演劇にでるには最低限気にしなきゃいけないか。つってもこの辺の美容院は知らないんだよなぁー。
「美容院なら紹介するよ」
「さりげなく心を読むなよ」
「望くんが分かりやすいんだよ。昔からね」
これはポーカフェイスを覚えないとな。密着されたときにキモい顔したら変態だと思われるし。それに演技にも役立つだろう。
「それならポーカフェイスをできるようにするか」
「今の方がいいと思うけどなぁー。嘘とかも分かりやすいし」
それは読む側からなら良いかもしれないが、読まれる側は嘘をつけないってことだろう。それはこっちにマイナスだ。まぁ嘘つくことなんて早々ないが。
「筒抜けとかプライベートが漏れるだろ。まぁ俺が鍛えればどんなやつも騙せる」
「騙しちゃダメだと思うけど」
時には秘密を守ることも大切だ。そのためにポーカフェイスは大切なのだ。バレて険悪なムードになるのも避けたいし。
「そこ夫婦漫才師ないでくれるかしら?」
そう呆れるように部長は言った。夏蓮夫婦夫婦と顔を赤くしながら呟いている。そんなに俺と夫婦と呼ばれるのが嫌なのか?なにそれ悲しい。
「それでなんの劇をやるのですよー」
「オリジナル作品よ」
へぇー脚本も1から書いたってことか。なかなか面白そうじゃないか。男はいないが、まさか主人公はやらないよな?不安がよぎるんだが。
「それはなかなか面白いね」
「主人公は菊池くんよ」
やっぱり悪い予感は当たった。責任重大じゃないか。ヒロインは恐らく夏蓮だろう。コンクールで俺の演技が下手だと演劇部の部員にも恨まれそうだ。
「それでタイトルはなんだ?」
「リア充が追いかける一輪のバラよ。そのために髪を切ってもらうわ」
髪は切ろうと思っていたんたからいいんだが、名前からしてタイトルイケメンじゃないと務まらなくない?
「大丈夫だよ。望くんは目鼻立ちは整っているから」
さらっと人の心読むなよ。いや分かりやすいのか。まぁ夏蓮が言うならそうなのか。美容院は希に任せるか。
「それで今日美容院に行くから、練習は明日からでいいか?」
「ええいいわよ。これ台本だから覚えておいてくれると楽だわ」
俺は台本を受け取り、それをリュックにしまい、帰らせてもらうぞと言って体育館を出た。夏蓮とさつきは演技の練習するために体育館に残った。
「あ、お兄様部活は終わりましたか?」
「ああ、終ったぞ。それて早速なんだが美容院紹介してくれないか?演劇部の助っ人を頼まれたんだ」
「演劇部ですか。あそこは確か女性のかたが多い部活でしたね。落としちゃだめですよ」
「モテないのに落とすもなにないだろ」
記憶喪失になる前も告白されたことないだろ。仲が良さそうなひともあまり多くないだろうし。者さんは幼少期の頃のものが多い。後は希と撮ったプリクラとかな。
「自覚ないんですね。まぁいいです持たれたほうが困るんで、私が行ってる場所に行きましょう。新松戸まで行く事になりますが」
まぁこの辺は引っ越したばっかしだからよく行っている美容院なんかないよな。希の行ってるところなら間違いないだろうし任せるか。
「それで依頼はなんなのですよー」
「実は大会を控えてるんだけど、主人公が骨折をして、ヒロインが転校をしてしまったのそれと脇役の一人も転校したわ。。だけどメンバーはギリギリで代わりがいなくてでてほしいわ」
演技ねぇー。できるか不安しかない。楽しそうではあるが。これは結構無茶な依頼だ。今まで頑張ってきた人たちではなく部外者が主要な役をやるんだから。
さつきも悩んでいるようだった。失敗したら矛先がこっちに向かいかねない。安易に頷けないのだろう。しかも文化祭じゃなくて大会だ。全国に行けば練習して主人公は別の人ができる。ただ予選は今さら変更できない。藁にすがる思いで来たのだろう。人数足りなくて予選でれませんでしたじゃ最後の三年生が浮かばれない。
長い沈黙の後さつきが口を開く。
「その依頼受けるのですよ。何人必要なんです?」
「3人必要だわ」
「それならここの3人でちょうどいいのですよー。それでは時間は有限なので早く練習をするのですよ」
そう思ったら即行動するのが、さつきだ。椅子から降りて、荷物をまとめて、演劇部の練習に参加するために部室をでたので俺たちもそれにならって部室をでる。
部活の活動してるところは体育館が舞台だった。すると俺達が来たことにより、部員がこっちをみた。なぜ夏蓮が?といった感じだ。
夏蓮は学校では有名だ。演劇部の人たちは最初は戸惑っていたが、やがて暖かく俺達を迎えた。まぁ夏蓮がいれば心証はいいからな。ルックスならアイドルにも負けないし。
「紹介するわね。夏蓮と菊池くんとさつきよ」
「よろしくお願いするのですよ」
「よろしくね」
「この二人に比べて美形じゃないが、演技は一生懸命にやらせてもらう。よろしく」
男はいねーじゃねーか。もしかして唯一の男が休みなのか?それとも男装だろうか?まぁとりあえず言動に気を遣わないとな。
「望くんも十分美形だよ。そうだせっかくだし髪でも美容院で切ってきなよ」
イケメンではないが、演劇にでるには最低限気にしなきゃいけないか。つってもこの辺の美容院は知らないんだよなぁー。
「美容院なら紹介するよ」
「さりげなく心を読むなよ」
「望くんが分かりやすいんだよ。昔からね」
これはポーカフェイスを覚えないとな。密着されたときにキモい顔したら変態だと思われるし。それに演技にも役立つだろう。
「それならポーカフェイスをできるようにするか」
「今の方がいいと思うけどなぁー。嘘とかも分かりやすいし」
それは読む側からなら良いかもしれないが、読まれる側は嘘をつけないってことだろう。それはこっちにマイナスだ。まぁ嘘つくことなんて早々ないが。
「筒抜けとかプライベートが漏れるだろ。まぁ俺が鍛えればどんなやつも騙せる」
「騙しちゃダメだと思うけど」
時には秘密を守ることも大切だ。そのためにポーカフェイスは大切なのだ。バレて険悪なムードになるのも避けたいし。
「そこ夫婦漫才師ないでくれるかしら?」
そう呆れるように部長は言った。夏蓮夫婦夫婦と顔を赤くしながら呟いている。そんなに俺と夫婦と呼ばれるのが嫌なのか?なにそれ悲しい。
「それでなんの劇をやるのですよー」
「オリジナル作品よ」
へぇー脚本も1から書いたってことか。なかなか面白そうじゃないか。男はいないが、まさか主人公はやらないよな?不安がよぎるんだが。
「それはなかなか面白いね」
「主人公は菊池くんよ」
やっぱり悪い予感は当たった。責任重大じゃないか。ヒロインは恐らく夏蓮だろう。コンクールで俺の演技が下手だと演劇部の部員にも恨まれそうだ。
「それでタイトルはなんだ?」
「リア充が追いかける一輪のバラよ。そのために髪を切ってもらうわ」
髪は切ろうと思っていたんたからいいんだが、名前からしてタイトルイケメンじゃないと務まらなくない?
「大丈夫だよ。望くんは目鼻立ちは整っているから」
さらっと人の心読むなよ。いや分かりやすいのか。まぁ夏蓮が言うならそうなのか。美容院は希に任せるか。
「それで今日美容院に行くから、練習は明日からでいいか?」
「ええいいわよ。これ台本だから覚えておいてくれると楽だわ」
俺は台本を受け取り、それをリュックにしまい、帰らせてもらうぞと言って体育館を出た。夏蓮とさつきは演技の練習するために体育館に残った。
「あ、お兄様部活は終わりましたか?」
「ああ、終ったぞ。それて早速なんだが美容院紹介してくれないか?演劇部の助っ人を頼まれたんだ」
「演劇部ですか。あそこは確か女性のかたが多い部活でしたね。落としちゃだめですよ」
「モテないのに落とすもなにないだろ」
記憶喪失になる前も告白されたことないだろ。仲が良さそうなひともあまり多くないだろうし。者さんは幼少期の頃のものが多い。後は希と撮ったプリクラとかな。
「自覚ないんですね。まぁいいです持たれたほうが困るんで、私が行ってる場所に行きましょう。新松戸まで行く事になりますが」
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