俺の好きな幼馴染みは別な人が好きなようです。だが俺のことも好きかもしれない

希望

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新しい生活

打ち上げ終わり

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やっぱサイゼの料理は千葉を感じる。さすが千葉が発祥なだけあって美味しい。ああ千葉が恋しい。まぁ幸いにもマッカンは茨城にも売ってるから助かる。だがマッカンは千葉のものだ。

｢サイゼはコスパがいい、美味しいし安いし、学生の味方だ｣

｢女子とのデートではNGだけどね。グルメ家とかいるから｣

学生なのに高いところを求めるとかお金持ちかよ。俺の舌はサイゼで十分だ。そこ安舌とか言わない。サイゼを好まない女子が尋常なだけだ。

｢俺はまずサイゼに行って女子の反応を伺うがな｣

｢それ大抵ダメなやつじゃん。サイゼ以外の店も見つけた方がいいよ。サイゼだと安置に感じるから｣

お金がないんだよ。大体るんに貢いでるからな。それは記憶喪失になる前と変わらない。そのためにバイトを頑張っているまである。だがフランス料理には興味があるが。あれ高いんだよな。

｢女子は頑張って探してくれたっていうのが嬉しいんだよ｣

｢役に立たないだろうが、探してみるわ｣

俺に彼女ができるなんてイメージできないし。俺は性格とルックスと声で好きになったりする。まぁ記憶喪失になってから好きな人はいないが。

｢期待してるよ。望くん｣

｢それよりや休部は大丈夫なのかインフルだと一週間休まなきゃいけないし、からだ動かしてないんだろ｣

｢まぁどうにかするさ。まぁピッチャーが不安だが｣

｢助っ人延長するか？｣
　
｢いやここで望に頼っていたらチームが弱くなる。たから次は俺達だけで何とかする｣

その目は真剣だった。本気でベスト8を狙う目だ。それなら俺から言うことはない。

｢力が必要だったらいつでも呼べよ。俺も楽しかったからな｣

俺はにこやかな笑顔を作って言った。すると夏蓮がなせか顔を赤くしていた。熱なかったよな？

｢これがイケメンスマイルか、よく見ると、顔は整っているんだよな。桃井さんにお似合いかもしれない｣

顔立ちは整っていると言われたことあるがイケメンだと言われたのは希くらいだぞ。そんなにイケメンに見えるかね。

｢望くんのふとした笑顔は破壊力がすごいよ｣

じゃーなんで彼女はできないんだ？あれか、希と付き合っているように見えるからか。だか希に悪い虫がつかないようにするためにはこれしかないんだよな。

｢普通の笑顔だと思うんだが｣

｢いや芸能人並みの笑顔だよ｣

それはさすがに買い被りすぎだ。芸能人の笑顔なんて、ときめいちゃうほどのレベルだろう。そこまでではない。声優になったかな可憐。何で声優になったかを気にしてるんだ？もしかして思いだしてきたのか。

｢そろそろでるか｣

俺は財布をだしながら言った。他のやつもそうだなと言ってかえる準備をし始める。

俺は津田にそろそろ帰ろうと言うと津田はそうだなと言ってみんなに声をかけに行った。

俺は自分の席に戻ると残りのオレンジジュース飲んだ。

｢帰るって？｣

｢ああ、そろそろ解散することになった｣

俺は帰る用意をすませて、手だがそれじゃ行くぞと言うと、一人一人会計をして、外に出た。

｢たまにはみんでわいわいするのも悪くないかもな｣

次の助っ人を楽しみにしていた。俺は自然と笑みを浮かべていた。まさかここまで野球が楽しかったとはな。ドラフト候補に投げ勝ったところが大きいだろう。

｢望くんどうしたの？嬉しそうだけど｣

｢いや次はどんな依頼がくるのかとわくわくしてたんだ｣

文化部でも期間が短い部活は楽しめる。その部活に長くいるのはすぐに飽きるが。短い期間だと非日常的て楽しめる。アニメの世界に入った感じがするんだよな。まぁ俺の所属している部活がアニメみたいな存在だが。

｢たぶんそろそろ大会の時期だから何かしらの依頼が来ると思うよ｣

今度は文化系がいいな。演劇部とか。まぁ俺じゃ人を呼べないから夏蓮がやることになるだろうが。裏方って言うのも興味かある。

｢そうか、それじゃな津田｣

｢今日はありがとな。また次も頼むぞ｣

｢ああ、それじゃ夏蓮後ろに乗ってくれ｣

周りの羨望の眼差しを受けていた。まぁこんな美少女を乗せてたらそうなるか。しかも夏蓮ファンばっかだしね。夏蓮は後ろに乗ると見せつけるかのように俺に抱きついた。

当たってる豊満な胸が。希と違った弾力がある。運動してるから引き締まってるのだろうか。

｢ふふ、照れてるの？｣

｢そりゃ照れるだろう。あと視線がやばくなってきてるから離れてくれ｣
　
｢やだ♪｣

こうなれば急いでこの場から離れよう。特に桃川からの死線が凄まじい。まるで呪い殺さんとばかりだ。俺は急いで自転車漕いで、この場を離れた。荷物は夏蓮がしょってくれている。

しばらく漕いでいると胸の感触にもなれてきた。どんだけ胸を押し付けられてるんだよ。

｢今日は素敵だったよ｣

耳元でそう呟いた。あぶねー思わずこけるところだった。俺は耳が弱点なんだよ。しかもちょっと色っぽくてドキドキしたし。

｢ふふ、どきどきした？｣

｢どきどきしすぎておおケガするところだったぞ。不意に呟くのやめろ｣

｢こうでもしないと意識してくれないでしょ｣

｢何のことだ？｣

｢はぁーこれだから鈍感は｣

俺は人の悪意を読み取れるほどの敏感だと思うが。周りからの死線が集まってることも気づいているし。

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