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新しい生活
試合前の練習
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練習を重ね、体力はある程度戻り、ピッチングにも磨きをかけた。そして試合当日を向かえた。
「今日はいい朝だ。これならいいピッチングができそうだ」
「お兄ちゃん朝だよー。もう起きてるんだね。楽しみで早く起きたの?」
それもある。それにいいピッチングを見せてスカウトでも来れば大学の野球部に入れるっていうのもある。相手は強いし、プロ注目もいる。スカウトマンもたくさんくるはずだ。
「そうだ。それじゃー朝御飯食べて軽くランニングをして行くか」
いただきますと言って、希と一緒に卵焼きや味噌汁を食べた。やはり希の味噌汁は最高だ。出汁にまでこだわっているから昨日から作っていたのだろう。やがて食べ終わり、俺はジャージになって家を出た。
秋頃になると、風がちょうどいい感じの温度になる。走っていて気持ちいい。ちなみに走ってるコースは筑波大学内だ。走れるほど広いしな。
やがて二十分くらい走ると家に帰ってきた。
「お帰りお兄ちゃん。私も試合見に行くね」
多分ナンパされるだろうなー。まぁそしたらその男を呪うが。まぁその前に望みは軽くあしらいそうだが。ナンパには慣れてるだろうし。
「ありがとうな。希が見てるならはりきっちゃうぞ」
完投してやる。他の残ったピーチャーじゃ心ないし。完封すれば一点くらいなら取ってれるだろう。昨日のバッティングを見てる感じだと。あいつらにギャフンといわしてやる。
「それじゃー行ってくるわ」
「頑張ってねー。かったらフランス料理でも食べに行こうね」
フランス料理か、あんまり最近食べてないから楽しみだ。高いから手がだせないんだよな。入院してたのもあるが。
「ああ、完全に押さえてくるわ」
俺家を出ると自転車に乗ろうとすると、夏蓮が待っていた。なんでいるの?いや別にいいんだが出る時間とか教えてないよね?
「なんでいるんだ?」
「望くんと一緒に行こうと思って。式神使って時間を把握したんだ」
それストーカーと変わらないだろう。まぁ夏蓮の事だからプライベートまでは見てないと思うが。
「プライベートまでは見てないよな?」
「下の部屋で話してるのを聞いただけだよ」
それなら俺の部屋で寝ていた姿は見てないってことか。さすがに寝顔を見られるのはちょっと恥ずかしい。
「そうか、それならいいんだが。それで後ろに乗るのか?」
「うん、リュックは私が待つよ」
「それは助かる」
俺はリュックを渡すと、自転車にまたがる。そしてかへんは体を押し付けてきた。胸が当たっている。こ褒美だが。以外にサイズあるんだな。着やせするタイプか。石鹸のいい香りも漂ってきてこれはいい。俺は端から見たら変態のようににやにやしながら進んでいたことだろう。実際に少し周りが引いていたし。
やがて学校に着くと、何人かの野球部が嫉妬した視線を送ってきた。ふっこれが幼馴染みとしての特権だ。
「おー朝からいちゃいちゃいするねー。試合では集中しろよ。桃井さんのデートがかかっているんだから。ファンとして菊池以外認めるわけにはいかないからな」
「分かっている。俺の全力を持って抑えるわ」
「全力の球受け止めるぞ。思いっきり投げてこい」
津田はすぐに俺の変化球を取れるようになったから全力で投げれる。相手をきりきり舞いにしてやる。
「お、どうやら相手さんが着たみたいだぞ。数人こっちに向かってか来てるな」
「バッティングセンターでこの勝負を持ちかけた人たちですね」
「要するに者悪の根元か」
「へへ、今日で桃井さんはもらうぜ」
下衆な笑顔でこちらに近寄ってきた。いかにも下心ありますと言った顔か。そして自信があるように感じる。
「その自信砕いてやるよ」
こっちはみんな夏蓮を渡さんとやる気に満ちている。特に桃川はこっちを睨み付けている。別に俺が夏蓮と一緒に来たから睨み付けてる訳じゃないよね?
「フッ俺たちに勝つとか弱小校じゃ無理だろ」
「どうかな、ここまでしっかりと仕上げているからな。負ける気がしないぞ」
「まぁ精々悪あがきでもするんだな。それより桃井さんはどこだ?」
夏蓮は他の野球部人と喋りにいっている。こいつとは話したくはないのだろう。
「教えるわけないだろ。あえて夏蓮は他のところに行っているのに」
「なんだと、この俺が会いに来たのに、弱小野球部部員のところに行くとは見る目ないな」
俺は一生懸命に練習をしている部員の奴らを思いだしむっとなった。あいつらの集中力は弱小なんかじゃない。野球にも真面目に取り組んでいる。
「見る目ないのはどっちだか。雰囲気で強いかどうか判断くらい出きるだろう。なめてかからないことだな」
俺はそう言ってこの場を去った。練習が始まるからだ。軽くキャッチボールをしてブルペンに入りストレートをたくさん投げてストレート主体の投手だと思わせる。行きなり変化球を投げれば対応できないからな。
「あんなに自信満々なのにストレートが大部分かよ。これなら点をたくさん取れるな」
わざと聞こえる声で相手のやつが言ってくるが無視だ。そんなんでイライラするほど俺は沸点は低くない。ストレートを尚も投げる。ストレート事態悪くないし少し混ぜるのもいいかもしれない。
俺はピッチングを終えるとなぜか夏蓮が麦茶を渡してきた。いやマネージャーじゃないだろう。
「なんかマネージャーが熱をだしたみたいで、代わりにやってくるないかと頼まれたんだ」
いや心を読むなよ。まぁ夏蓮がやってくれれば部員のテンションも上がるだろう。ますます勝てる可能性が高まったな。夏蓮が近くで見てくれるなら俺もダメな姿は見せられないな。完封してフランス料理を食べに行くぞ。
俺たちは高校なのでシートノックをして、相手もシートノックが終わり俺はマウンドに立つと深呼吸をした。ここから俺のショーが始まる。
「今日はいい朝だ。これならいいピッチングができそうだ」
「お兄ちゃん朝だよー。もう起きてるんだね。楽しみで早く起きたの?」
それもある。それにいいピッチングを見せてスカウトでも来れば大学の野球部に入れるっていうのもある。相手は強いし、プロ注目もいる。スカウトマンもたくさんくるはずだ。
「そうだ。それじゃー朝御飯食べて軽くランニングをして行くか」
いただきますと言って、希と一緒に卵焼きや味噌汁を食べた。やはり希の味噌汁は最高だ。出汁にまでこだわっているから昨日から作っていたのだろう。やがて食べ終わり、俺はジャージになって家を出た。
秋頃になると、風がちょうどいい感じの温度になる。走っていて気持ちいい。ちなみに走ってるコースは筑波大学内だ。走れるほど広いしな。
やがて二十分くらい走ると家に帰ってきた。
「お帰りお兄ちゃん。私も試合見に行くね」
多分ナンパされるだろうなー。まぁそしたらその男を呪うが。まぁその前に望みは軽くあしらいそうだが。ナンパには慣れてるだろうし。
「ありがとうな。希が見てるならはりきっちゃうぞ」
完投してやる。他の残ったピーチャーじゃ心ないし。完封すれば一点くらいなら取ってれるだろう。昨日のバッティングを見てる感じだと。あいつらにギャフンといわしてやる。
「それじゃー行ってくるわ」
「頑張ってねー。かったらフランス料理でも食べに行こうね」
フランス料理か、あんまり最近食べてないから楽しみだ。高いから手がだせないんだよな。入院してたのもあるが。
「ああ、完全に押さえてくるわ」
俺家を出ると自転車に乗ろうとすると、夏蓮が待っていた。なんでいるの?いや別にいいんだが出る時間とか教えてないよね?
「なんでいるんだ?」
「望くんと一緒に行こうと思って。式神使って時間を把握したんだ」
それストーカーと変わらないだろう。まぁ夏蓮の事だからプライベートまでは見てないと思うが。
「プライベートまでは見てないよな?」
「下の部屋で話してるのを聞いただけだよ」
それなら俺の部屋で寝ていた姿は見てないってことか。さすがに寝顔を見られるのはちょっと恥ずかしい。
「そうか、それならいいんだが。それで後ろに乗るのか?」
「うん、リュックは私が待つよ」
「それは助かる」
俺はリュックを渡すと、自転車にまたがる。そしてかへんは体を押し付けてきた。胸が当たっている。こ褒美だが。以外にサイズあるんだな。着やせするタイプか。石鹸のいい香りも漂ってきてこれはいい。俺は端から見たら変態のようににやにやしながら進んでいたことだろう。実際に少し周りが引いていたし。
やがて学校に着くと、何人かの野球部が嫉妬した視線を送ってきた。ふっこれが幼馴染みとしての特権だ。
「おー朝からいちゃいちゃいするねー。試合では集中しろよ。桃井さんのデートがかかっているんだから。ファンとして菊池以外認めるわけにはいかないからな」
「分かっている。俺の全力を持って抑えるわ」
「全力の球受け止めるぞ。思いっきり投げてこい」
津田はすぐに俺の変化球を取れるようになったから全力で投げれる。相手をきりきり舞いにしてやる。
「お、どうやら相手さんが着たみたいだぞ。数人こっちに向かってか来てるな」
「バッティングセンターでこの勝負を持ちかけた人たちですね」
「要するに者悪の根元か」
「へへ、今日で桃井さんはもらうぜ」
下衆な笑顔でこちらに近寄ってきた。いかにも下心ありますと言った顔か。そして自信があるように感じる。
「その自信砕いてやるよ」
こっちはみんな夏蓮を渡さんとやる気に満ちている。特に桃川はこっちを睨み付けている。別に俺が夏蓮と一緒に来たから睨み付けてる訳じゃないよね?
「フッ俺たちに勝つとか弱小校じゃ無理だろ」
「どうかな、ここまでしっかりと仕上げているからな。負ける気がしないぞ」
「まぁ精々悪あがきでもするんだな。それより桃井さんはどこだ?」
夏蓮は他の野球部人と喋りにいっている。こいつとは話したくはないのだろう。
「教えるわけないだろ。あえて夏蓮は他のところに行っているのに」
「なんだと、この俺が会いに来たのに、弱小野球部部員のところに行くとは見る目ないな」
俺は一生懸命に練習をしている部員の奴らを思いだしむっとなった。あいつらの集中力は弱小なんかじゃない。野球にも真面目に取り組んでいる。
「見る目ないのはどっちだか。雰囲気で強いかどうか判断くらい出きるだろう。なめてかからないことだな」
俺はそう言ってこの場を去った。練習が始まるからだ。軽くキャッチボールをしてブルペンに入りストレートをたくさん投げてストレート主体の投手だと思わせる。行きなり変化球を投げれば対応できないからな。
「あんなに自信満々なのにストレートが大部分かよ。これなら点をたくさん取れるな」
わざと聞こえる声で相手のやつが言ってくるが無視だ。そんなんでイライラするほど俺は沸点は低くない。ストレートを尚も投げる。ストレート事態悪くないし少し混ぜるのもいいかもしれない。
俺はピッチングを終えるとなぜか夏蓮が麦茶を渡してきた。いやマネージャーじゃないだろう。
「なんかマネージャーが熱をだしたみたいで、代わりにやってくるないかと頼まれたんだ」
いや心を読むなよ。まぁ夏蓮がやってくれれば部員のテンションも上がるだろう。ますます勝てる可能性が高まったな。夏蓮が近くで見てくれるなら俺もダメな姿は見せられないな。完封してフランス料理を食べに行くぞ。
俺たちは高校なのでシートノックをして、相手もシートノックが終わり俺はマウンドに立つと深呼吸をした。ここから俺のショーが始まる。
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