俺の好きな幼馴染みは別な人が好きなようです。だが俺のことも好きかもしれない

本当の気持ちに気づく

やっぱりライブは楽しい

俺達はプリクラを撮り終わり、星座百景のイベントに来た。俺たちが入った瞬間視線が希に集中する。まぁこれだけの美少女が地下アイドルのイベントに来たらそうなるか。

俺たちは視線をきにせす中に入り最前列の一個後ろで待つ。するとある中年ぐらいの男の人が俺たちに話しかけてきた。

｢君たち見ない顔だね。ここにくるのはたぶん始めてだよね。良かったらこのサイリウムを使わないかい？｣

ナンパかと思ったが、違ったみたいだ。希と櫻坂のライブに行くと良くファンじゃないやつにナンパされる。隣に俺がいるのに。アイドルオタクならモテないからナンパはうまく行くと思っているんだろうか？その価値観古すぎだろ。今はモテるオタクもいる。ていうかアイドルになってるやつは元はオタクだしな。

｢ありがとうございます。ファン歴は長いんですか？｣

｢まぁ古参のファンではあるかな。君たちのような若い人たちに興味をもってもらえておじさんは嬉しいよ。特にそこ女の子は可愛いし。興味あるなら星座百景に入らないかい？｣

｢いえ、めんどくさそうな学友絡まれそうなのでやめておきます｣

｢そうかい。それは残念だね。君みたいな子が入れば人気も全国区になるんだがね｣

希がアイドルになったらその情報はすぐに学校じゅうに広がり、クラスメイトことか希のファンクラブのやつは応援しにくるだろうが。それによってひとつの面倒は希の友達がくることによってひつこいナンパに合う可能性があるってことだ。女子高生はこいう地下アイドルファンには希少だからな。それも危惧してるんだろう。希が言ったこともまぎれもない本音だが。

｢でもアイドルは好きなので、今日見てみてファンとして応援できるかどうか確かめますよ｣

｢そうかい、なら楽しむといいよ。お、始まるみたいだね｣

するとあたりが暗くなって星座百景のメンバーが現れる。これとゆってすごい美少女はいないのか。

｢みんな来てくれてありがとう！いきなりこの世で一番強いやつを歌うよ！｣

すると曲が流れ始める。まるで高校受験時代の自分を思い出す歌だ。これ受験ソングとして売り出せば売れるんじゃないか？俺はこの歌を好きなりサイリウムを振りまくる。希も笑顔でサイリウムを振っている。希は俺の受験時代を知ってるからくるものがあるのだろう。

やがて曲が終わりおじさんがどうだったかいと聞いてきた。俺は最高ですファンになりましたと言って希も最高でしたと言った。


それから夢は終わらないという曲を聞いて、俺も誰かの希望になりたいと思った。

そして二曲が終わり、星座百景の番は終わった。

そしてチェキ会が隅で始まる。俺達はそこに並んで会話をしてチェキを撮り、会場を出た。

｢皆さん楽しそうでしたね。ファンのかたと話すとき｣

｢あれが売れるのに必要な秘訣だな。いつか星座百景は日の目を見るときが来るかもな｣

パフォーマンス事態も悪くはなかった。まぁ櫻坂と比べることはできないが。櫻坂は踊りに重きを置いてるし。かつては絶対的センターと言われたてっちのいた時代がチバテレの音楽番組に一番出ていて、ひとつの全盛期だったのだろう。だごてっちばっかが注目されて、櫻坂の一個人にはスポット当てられてなかった。だがてっちが卒業して二期生が躍動すると、個人にもスポットライトが当てられて全国デビューを果たすことになった。そして売れた要因としてはファンを大切にしていたというのも理由のひとつである。だから星座百景は売れる要素を持っているってことだ。　

｢そうだといいですね。夕食はどうしますか？｣

｢ラーメンでも食べるか｣

｢いいですね。そうしましょう｣

俺達は美味しいラーメン屋を調べ評価の高い場所にいくことにした。そこでラーメンを食べて今は電車の中だ。

｢今日は楽しかったです。いつも可憐さんが近くにいるので今日は新鮮な気持ちでデートができました｣

｢俺も楽しかったぞ。月に一回くらいは二人きりでどこかに出掛けるのもいいかもな｣

｢そうですね。そういえば五人分のサインもらってましたけど珍しいですね。お兄さまがサインをもらうのは｣

そう俺はいつもサインはもらわない。るんにあったらもらうと思うが、芸能人に出くわしてももらわないのだ。

｢有名になったときに自慢できるだろ｣

そう俺は星座百景が有名になると思いサインをもらったのだ。アイドル好きの可憐も欲しくなるだろうくらい有名になると思ってだ。

｢お兄さまは星座百景が相当有名になると思っているのですね｣

｢櫻坂じゃないにしても全国区にはなるだろう。受験ソングとして星座百景の歌はかなりのものだ。あの詩は受験生に響くだろうからな。それにダンスもそれなりレベルだからな。だが人が結構やめてるってところは問題だが｣

｢確かにお兄さまの受験生の時を思い出すとそう感じますね。まぁやめてるのは将来を見据えてって感じじゃないでしょうか｣

将来を見据えてか、確かに地下アイドルだといつ有名になるか分からない。つまり売れるのが約束されたAKBに比べて地下アイドルは将来が見えない。だがローカルアイドルである櫻坂や乃木坂の例もあるからな。辛抱強くアイドルをやってれば売れる可能性もある。

｢まぁ最後まで諦めないアイドルが売れるってことだな｣

俺は星座百景が東京ドームでライブしてるところ想像して言った。