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本当の気持ちに気づく

退院祝い2

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俺たちは注文を終えると、今の学校の近況について話していた。

「近衛先生は懲戒免職されたってことか」

「さすがに殺人未遂だからね。長い間刑務所から出れないんじゃないかな」

まぁ刺しどころは悪かったら俺は死んでいただろう。もしくは出血多量で死んでいたかもしれない。だから可憐には感謝してもしきれない。

「輸血しなかったら危なかったからねー。九条さんがその相手なのは悔しかったけど」

「近衛先生がいなくなって男子は喜んでいるよね」

「嫌われてるからね。僕もよく差別されて成績を低くされてたから好きではなかったよ」

輝基が嫌いって言うってなかなかないことだぞ。どんだけ男から嫌われてるんだよ。あそこまで差別する先生はいないからなー。

「だけど女子は可憐達を恨んでいる人が多いからいじめを止めてるのは大変だよ」

はぁー学校行きたくねー。なにかアクションを起こされるだろう。教科書が心配だ。机にいれっぱだし。

「可憐を守ってくれよ。俺も被害受ける対象だから守るのは難しそうだし」

「もちろんそのつもりさ。望をきをつけてね」

「俺は嫌がらせは中学の時にされたから慣れてる。可憐と一緒にいると男によくやられたからな」

「嫉妬かー。だから学校ではグループを作るまであまり話しかけてなかったんだねー」

男の嫉妬はひどかった。カッターで教科書破られたり。お前なんかが可憐さんと釣り合わないから身を引けとか。なにか脅してるんだからやめろとか、いちいち反応するのが面倒だった。

「まぁそいうことだな」

すると料理が来たので俺たちはいただきますと言って食べ始める。やっぱサイゼは最高だ。ここまでコスパのいい所はないだろう。

「望くんあーんしないー?」

「いやいいわ」

可憐と希が食事をする手を止めてこっちをにらんでいるし。

「そんなこと言わずに。はいあーん」

ハンバークを口の前に持ってこられたので仕方なく俺はそれを口にいれる。うまいが、回りの視線がいたい。特に独り身で来ている高校生とかの。可憐と希は菊をにらんでいる。

「望くんなんで間接キスででれでれしてるのかな?」

「お兄さまほほが緩みすぎですよ。そんなに嬉しかったのですか?私ともしましょう」

そう言ってバッファローモッツァレラピザ一切れとリオレの口に無理矢理押し込んだ。美味しいが強引すぎない?

可憐は輝基の前だからか、なにもしてこない。勘違いされる可能性があるからね。だけどなぜか悔しそうにしている。

「どう美味しいですか?」

「ああ、さすがサイゼだ。このコスパはどこも越えられない」

サイゼって色んな料理が美味しいのが最大の強みである。イタリアンって高いイメージがアルゴサイゼは安くてこのクオリティまさしく最高かよ。

「だが、後は自分で食べるからいいぞ。希も妹だからと言って簡単に間接キスはするなよ。俺じゃなかったらドキドキしちゃっていたぞ」

「お兄さまには私の気持ちには気づきませんか」

「なにか言ったか希」

「いえなんでもありません。それより今日は奢りなのでもっと食べてもいいんですよ」

「それじゃポテト食べるか」

店員を呼び注文を終えた。可憐は輝基を見て自分のフォークを見ていたがなんのアクションも起こさなかった。てっきり流れであーんするかと思っていたんだが、恥ずかしかったのか、間接キスをきにしてか。

「輝基くんのファンクラブっていい人可愛い子いっぱいいるよね。イケメンだから当たり前だろうけど」

可憐が可愛いって言うことは可愛いのだろう。俺はモテてるイケメンにたいして嫉妬をしなくなった。もちろん輝基には可憐が好きだからと中と中甘えたりしてるのを見ると嫉妬をするが。モテてることにたいしてはなにも思わなくなったのだ。

「輝基のファンには守ってくれるからありがたいな」

「望も守るようにお願いしようか?」

「いや大丈夫だ。自分で何とかする」

女子に守られるのはプライドが許さない。それに進学校だしいづれ飽きがくるだろう。もう少しで受験モードに移るからな。他人の事など気にしてられなくなる。

「もし耐えきれなかったら言ってね。僕たちは友達なんだから」

「そうさしてもらう」

「あ、そうだ望くん看護師の足を見て興奮してないよね?」

「してないぞ。できるだけ見ないようにしてたからな」

なかには牟田もとは抱けさせて俺に色仕掛けをする人がいたご、なんとか耐えた。というか高校生までターゲットにするってどんだけ婚カツうまくいってないんだよ。あの人結構美人なのにな。やたらとアニメに詳しかったからオタクでオープンにしてるのだろう。しかもだいたい少年漫画だし。アニメオタクはあまり読まない系統だからうまくいってないだろう。後がさつだったし。

「それなら今度でかけるときはミニスカートはいていくね」

可憐の足はできるだけ見せたくはないが、本人が乗り気だしいいか。それに太ももを見たいし。俺は今足に飢えてるからな。目の前に看護婦の足があるのに見れなかったから。

楽しみだ。可憐の足は俺の理想だからな。思わず太ももをすりすりしちゃうくらいだ。

「楽しみにしてるわ」

「太ももが見えるからいのやつを履いてくるからね」

それは鼻血ものだな。足ばっかしを眺めないか心配だ。まぁたぶん眺めるだろう。千頭くに太ももがあったら仕方がないよね!それが男の性というものだ。そんな下らない会話していた。それから趣味の話とかをしているとある程度時間が経ったためサイゼを出ることにした。

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