俺の好きな幼馴染みは別な人が好きなようです。だが俺のことも好きかもしれない

希望

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秋葉で遊び可憐が嫉妬する

先輩との会話

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尾関先輩の席は櫻坂のるんがテーブルクロスになっている席だった。わざわざあくのを待ってこの席にしたんだろう。彼女がいるのにそんなにるんが好きでいいのだろうか？

｢話ってなんですか？｣

｢菊池の恋愛についてだ。菊池はあそこの幼馴染みの九条が好きなんだろう｣

ばれてるんだが。そんなに俺は好き好きオーラーを醸し出しているのか。

｢好きですが、可憐にはもう好きな人がいるんです｣　

｢諦められるのか？美海にも好きな人がいたが俺は諦めないてゲットしたぞ。苦労はしたがな｣

高校時代を思い出すように遠い目をしながら言った。確かか長濱先輩が好きな人は主人公みたいなやつだと噂になっていたな。美少女だけに非常にモテるって人だった気がする。

｢でも可憐はイケメンで頭もよくて、おまけに優しい完璧超人が好きなんですよ。俺には入れ込む余地なんてないです。それに俺は可憐が幸せになってくれればいいですから｣

｢平然と淡々と言っているように自分自身では思っているようだが、涙流しているぞ｣

俺は目をさわる。指には涙がついていた。可憐を取られたくない思っているのか。輝基と可憐ならお似合いのカップルで嫉妬されてなにかをされても輝基ならしっかり守ってくれるだろう。だけど俺は吹っ切れてはないのだ。この涙で実感した。

｢それが答えだろ。粉砕するまで諦めないようにしろよ。俺だって最後まで諦めないで真奈美をゲットしたんだがら｣

｢まぁ告白したのは私だけどね｣

｢あのときは仕方ないだろう。記憶がなかったんだから｣

｢もう記憶喪失にならないでよ。あのときはめちゃくちゃ苦労したんだから｣

｢分かってる。まぁそいうことだ。それに見た感じある程度の好意は持っていると思うぞ。恋愛的な意味でかはバット見だから分からないが｣

｢鈍感で有名な正弘くんが気づくなんてね。結構高い好意を持っているってことだよ｣

｢鈍感は余計だろうーが｣

｢記憶ないときに散々アピールしたのに一切の反応を示さなかったじゃない｣

｢悪かったな｣

そう言って尾関先輩は長濱先輩の頭を撫でる。長濱先輩は気持ち良さそうに目を細める。いいなぁーこの関係。互いに信頼しきっていていいたいことをちゃんといえる関係。だけど櫻坂カフェは男の客が多いんだからいちゃいちゃするのは止めた方がいいですよ。さっきからものすごい数の嫉妬視線を感じるから。あとやたらブラックを頼んでいるし。というかなんでトなりの席に座っているんですか。どんだけラブラブしたいんですか？仲良さすぎだろ。

｢あーそうだ菊池がもりちゃと呼んでいた人を呼んでくれ｣

｢なに彼女の目のまで不倫でもするのかな？｣

長濱先輩はそういいながら腕をつねった。嫉妬の動作が可愛い

こそこそと尾関先輩が長濱先輩に耳打ちをした。すると長濱先輩は驚いたような顔になりそれなら納得だねと言った。気になるわ。もしかしてもりちゃの正体が分かったのか。確かにどこかで見覚えのある顔だと思ったがやっぱり有名人なのだろうか？

｢呼びますね｣

俺は電話をかけたするとすくにもりちゃが出た。

｢どうしました？｣

｢もりちゃと写真を撮りたいっていう人がいてな。来てくれないか？｣

｢分かりました。どの辺にいますか？｣

｢窓際の席だ｣

分かりましたと言うともりちゃは電話を切ってこっちに来た。
隣にはこばもいる。すると驚いたような顔をした。

｢ようもりちゃ久しぶりだな｣

｢はぁーばれたんですね。さすがの観察力です｣

ん？ばれたってやっぱり有名人なのか。んで尾関先輩とも面識があって知っているのか。尾関先輩はテレビにも出てる。もちろん長濱先輩もだ。だからどっちも面識があるのただろう。

｢いいですよ撮りましょう。私も尾関さんのファンなので｣

すごいな尾関先輩こんな美少女からファンって言われるなんて。やっぱり男女隔てなく人気があるんだな。声優としてのファンか小説家としてのファンか分からないけど。

｢んじゃ写真お願いするわ菊池｣

｢分かりました｣

俺は携帯を受けとった。これ最新機種の高いやつじゃん。さすが売れっ子なだけはあるな。櫻坂の全員が写っている写真を背景にした。俺は携帯をカメラモードにしてはいピーナッツと言って写真を撮った。二人はピースをしてすごく言い笑顔で写っていた。長濱先輩が嫉妬するぐらい。

｢撮れましたよ｣

｢おお、なかなかいいな。これは額縁に飾っておくか｣

やっぱり有名人なんだな。教えてもらおう。声を聞いた感じ声優の線もあるが、ルックスからタレントの可能性もある。

｢あのーもりちゃは芸能人なんですか？｣

チラッともりちゃを見た。そして目で会話をすると俺の方を向いた。

｢芸能人だが、誰かは言えない。お忍びで来てるらしいからな｣

｢分かりました。詮索はしません｣

｢そろそろ俺たちは出るな｣

そう言うと、尾関先輩はテーブルに向かうと、伝票をとって会計をした。

｢帰るが、菊池後悔のない決断をしろよ。じゃぁな｣

｢今度会ったときはもっとゆっくり話そう。バイバイ｣

そう言って尾関先輩達は店の外に出た。後悔ない決断か、だが俺は可憐の幸せを何よりも願っている。俺じゃあ幸せにできるか分からない。たが今のまんまだと輝基が好きになることもないだろう。これはまだ俺に残されたチャンスがあるってことなのか？

俺はそんなことを考えてるともりちゃに肩を叩かれた。

｢あっちで可憐さん達が待っていますよ｣

｢んじゃ俺もあっちに戻るわ｣

俺は自分達の席の方に戻った。

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