俺の好きな幼馴染みは別な人が好きなようです。だが俺のことも好きかもしれない

スポーツ際

打ち上げ

｢用意はできましたかお兄様｣

｢ああ、できたぞ｣

俺はリュックを背負って希にそう言うと、それじゃ行きましょうと言って先に教室をでた。俺はとなりを歩く。すると、希は腕に抱きついてきた。おお、女の子の夢の果実が当たっている。マシュマロのように柔らかい。義理の妹だからこのまま希ルートもありなんじゃないかと思うくらい理性を揺さぶられる。

｢希これも付き合ってるよえに見せるためか？｣

めちゃくちゃ周りの人にみられている。なんであんな奴が一緒にいるだとか。俺と希は兄妹だと広がっていない。だから付き合ってるように感じる。あとそこの奴呪詛はくんじゃねえそれ本物呪詛だから。呪詛返しできるから問題ないんだけど。

俺達は靴を履き、下箱を出た。するとまた腕に抱きつき、端から見たらラブラブのカップルのようにしか見えないな。希を見ると鼻唄を歌っている。そんなに嬉しいかねー。ちょっとブラコンすぎるんじゃないか。

｢希なんで学校ではお嬢様みたいな雰囲気を出しているんだ？｣

｢んーこういう雰囲気を出してれば苛められないし、周りの評価も上がれば生きやすいと思ったんです｣

苛めか、かつて希は他の女子よりも可愛いという理由で苛められてた。俺は希が言えて泣いていてそれに気づいた。それで俺は希の担任の先生に直接抗議をした。すると担任の先生は希は成績がよく優等生だっためかすぐに対処をしてくれた。あれからいじめはおこっていないが、希は周りの評価を気にするようになったてことか。

｢そうか、悪かったな。辛いことを思い出しただろう｣

｢いいえ大丈夫ですよ。問題は解決したことですし｣

そんなことを話していると、平和台駅に着いた。希と話しているとあっという間に着くな。

俺達は駅のホームに入った。詫びとして俺は自販機てマッカンを買うと、それを希に渡した。すると希はありがとうございますと言ってマッカンを飲んだ。

｢やっぱりマッカンは美味しいですね。この甘さが体に染み渡る感じがいいてすね｣

｢だろう。梨香の好みに合うと思っておすすめしたからな｣

ちなみに俺もマッカンが大好きである。一日に本くらい飲むほど。まぁ希は健康を気にしてか一週間に一本しか飲まないが。俺？俺はマッカンてからだの半分で来てるから一日二本は飲んでいるぞ。

流鉄が大きな音を鳴らしながら来た。この音が日常になると、妙に安心するだよなー。

電車に俺達は乗ると、がらがらの席に座った。うちの学校の生徒ぐらいしか乗らないから業績が心配だ。この前の夏休みなんてアニメとコラボしてたくらいだからな。流鉄がつぶれると雨の日とか南流山から歩いていかなきゃ行けないからきつい。

｢お兄様また夜更かししてましたね｣

なんで分かるんだよ。俺昨日音小さくしてアニメを見てたはずなんだが。後仕方ないだろ昨日は俺の好きなアニメガやてていたんだから。オタクはリアル見てこそなんだ。

｢昨日はたまたまだ。いつも寝てる時間だしな。それよりなんてテレビ見てるって気づいたんだ？｣

｢昨日夜中に起きてしまって、トイレ行くときに部屋をでたときにアニメの声が聞こえてきたんです｣

まじかこれからは寝ているのを確認してから見よう。希は夜更かしにはうるさいからな。お肌が荒れるだとか、授業中寝ちゃいますよと言われるからな。

｢これからは早く寝るわ。っとどうやら着いたみたいだぞ｣

俺達は電車をでると、駅員に定期を見せてから駅をでた。自転車をおいているところまで歩き、100円を払って自転車を出すと、希が荷台に乗った。

｢お兄ちゃんよろしくね｣

雰囲気が元気がある活発な女子に変わった。やっぱ希はこっちのほうが可愛い。上品なのも確かにいいんだが、やっぱ活発な雰囲気のそうがいいな。

希は体を密着させてきた。希の夢の果実が背中に伝わる。妹だというのに少し興奮してしまった俺は兄として失格だろうか。それしても柔らかいな。息づかいまで聞こえる。どんだけ密着してるんだよ。はたからみたらカップルにしか見えないだろうな。

俺は平静を装いながらペダルをこい行きながら背中の感触を楽しむ。なまでさわったらどんだけ感触がいいのだろうか。童貞の俺には想像が沸き立つ。

煩悩を退散しないで俺はわざと段差にいったりして余計に胸が密着するように動いていた。

そんなことも露知らず希は段差でキャッと言って俺にしがみつく。思ったよりもでかいんだな。普段は目立たないような服装をしているだろう。まぁ胸が目立つと変な男がよってくるしな。




そんなことを考えながらこいでいると、家に着いた。この感触をもう味わえないのか、悲しいな。
俺は上を向き悲愁感を漂わせる。すると希が自転車からよっこらせと降りた。

｢なにか悲しいことでもあったの？｣

上目使いで聞いてきた。あざといな。まぁあざといがかわいいから許される。


｢なんでもないさ。ただこんな日常も悪くないと思っただけだ｣

嘘は言っていない。たまには目立つことも悪くないと思ったからだ。女子にすり寄られるのも、クラスメイトから祝福されるのも悪くない。

希はそれならいいんだけどと言って、鍵を使って家に入った。

俺はこれからのどんちゃん騒いでる場所に行くのかと思うと思わず頬を緩めて楽しもうと思った。たまには騒ぐのも悪くない。悪くないって何回言ったんだろう。俺はこの言葉気に入ったぽいな。そんなことを考えながら家に入った。