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スポーツ際
スポーツ際2
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昨日は結局俺が最初に研究したチームが勝った。
もちろん八組も勝ち上がっていたが。
今のところ順当に強いチームが勝ち上がっている。そして今日は二試合目だ。
俺はキャッチボールを輝元しながら一塁側のネットをチラッと見る。
そこにはワクワクした雰囲気を醸し出している可憐がいた。
「よう、可憐どうしたんだ?そんなにワクワクして」
「あ、望くん今日は試合が被ってないから輝元くんの投げてるところを見られると思うといても経ってもいれなくて来ちゃったんだー」
相変わらず可憐に輝元は愛されてるよな。こんな美少女に思ってもらえるなんて人生でそう多くはないはずだ。
羨ましさはあるが、可憐には幸せになってほしいから俺は自分の気持ちに蓋をする。
「そうか、今日は五回まで輝元が投げる予定だから目に焼き付けてくれ。じゃ俺はキャッチボールしてくるわ」
俺はこれ以上いると羨みすぎて、嫉妬を爆発させそうだったので踵を返そうとしたら、可憐が望くん待ってと言った。
「なんだ?」
「望くんも頑張って!応援してるよ」
可憐は芙蓉のように優しく微笑みながら言った。風が俺たちの間を吹き抜ける。
俺は口角をあげて笑みを浮かべてありがとうと言って輝元のもとに向かった。
なぜか可憐の顔が赤くな
「ボールはもうあるよ」
グローブをもってボールが入っているかごからとりだそうとすると、後ろから輝元が話し掛けてきた。
「そうか、じゃー早く準備しよう」
俺たちは最初は短い距離から軽く投げ合って、ピッチャーマウンドぐらいの距離になると輝元はソフトボール投げでストレートを投げてきた。
調子は悪くないみたいだな。変化球も投げてもらうか。俺はスライダーのサインを出した。
すると輝元はうなずききゅっきゅっと直角に近い間借りをして俺のミットに入った。
わぁお今日はいつもよりもスライダーのキレがかなりいいな。このスライダーを配球の中心にするか。ちなみに経験者じゃない人間にはストレートだけというルールがある。
なぜそんなルールがあるかというとスポーツ際は楽しんでやるものだからという理由らしい。
まぁそのおかげて俺たちが勝てる可能性が高いんだが。俺たちのチームは経験者が三人しかいないからな。
だけど海老名含めて運動神経が抜群な人間はたくさんいるし、優勝したら可憐と零菜を含めて打ち上げにいこうと言ったらやる気を俄然だした。男って単純だよな。自分に振り向かないと分かっていても期待をしてしまうのだがら。
俺も可憐の好きな人が分かるまでは俺のこと好きなんじゃねといたい勘違いをしてたくらいだしな。
しかも可憐に頑張ってと言われたらやる気が漲ってくるし。優勝しても輝元に可憐が近づくと思うと何か悲しいわ。やめよう今は試合に集中をしよう。
俺はそのあとチェンジアップとカーブなどを投げさせて、キレを確認した。
投げ終わったあと晴れやかな顔で輝元が近づいてきた。
「調子いいみたいだな輝元」
「まぁね、今日は度の配球を中心にするんだい?」
「一応スライダーを中心にしようと思っている。未経験者はアウトコースのストレートでカウントを取って決め玉を高めに投げて打ち取るつもりだ」
爽やかな笑顔を輝元は浮かべてそうしようかと言った。
何かムカつくなそのイケメンスマイル。俺がその吸いルをしたら気持ち悪いと言われて枕を濡らすことになるな。なにそれ悲しい。
「とりあえずじゃんけんで後攻取ってきてくれ」
「何かあるのかい?」
「素人が多いから出きるだけ疲れさせたくないから」
そう俺たちのチームは帰宅部や文化部が多くて運動を普段からしてない人が多い。
つまり集中する時間が長いと疲れがたまる可能性があるのだ。
「分かったよ望。しっかり勝ってくるね」
俺と輝元は分かれたあとバックネット裏でじゃんけんをしに行った。
経験者はたしか六人だったな。本当は試合前に経験者は発表されるんだが、打ちは海老名の情報で誰が経験者で弱点まで知っている。
海老名の情報もには脱帽するレベルだ。
まぁいいや、今日は可憐が見に来てるんだ。俺には振り向かないのは分かっているが、俺のかっこいいところを見せよう。
輝元がじゃんけんを終えてクラスメイトの集団に入った。どうやらあの表情だと勝ったみたいだな。俺もそろそろクラスの輪の中に入るか。
俺はクラスメイトの輪の中に入ると、輝元が勝ったよと言ってきたので俺はない巣だと褒め称えた。
するとすごい嬉しそうな笑顔を浮かべた。なにこいつ俺のこと好きすぎないか。でも俺は可憐が好きだからごめんなさい。
まぁ冗談はこのくらいにして、可憐が見に来てることをクラスメイトに伝えると、気合が一段と入ったので俺はほくそ笑んだ。
俺たちは審判が号令をかけたので挨拶をして、各々のポディションに着いた。
これから俺たちの快進撃が始まる。名も知らぬもの達よ見やがれ。これが俺たちの試合だ。
もちろん八組も勝ち上がっていたが。
今のところ順当に強いチームが勝ち上がっている。そして今日は二試合目だ。
俺はキャッチボールを輝元しながら一塁側のネットをチラッと見る。
そこにはワクワクした雰囲気を醸し出している可憐がいた。
「よう、可憐どうしたんだ?そんなにワクワクして」
「あ、望くん今日は試合が被ってないから輝元くんの投げてるところを見られると思うといても経ってもいれなくて来ちゃったんだー」
相変わらず可憐に輝元は愛されてるよな。こんな美少女に思ってもらえるなんて人生でそう多くはないはずだ。
羨ましさはあるが、可憐には幸せになってほしいから俺は自分の気持ちに蓋をする。
「そうか、今日は五回まで輝元が投げる予定だから目に焼き付けてくれ。じゃ俺はキャッチボールしてくるわ」
俺はこれ以上いると羨みすぎて、嫉妬を爆発させそうだったので踵を返そうとしたら、可憐が望くん待ってと言った。
「なんだ?」
「望くんも頑張って!応援してるよ」
可憐は芙蓉のように優しく微笑みながら言った。風が俺たちの間を吹き抜ける。
俺は口角をあげて笑みを浮かべてありがとうと言って輝元のもとに向かった。
なぜか可憐の顔が赤くな
「ボールはもうあるよ」
グローブをもってボールが入っているかごからとりだそうとすると、後ろから輝元が話し掛けてきた。
「そうか、じゃー早く準備しよう」
俺たちは最初は短い距離から軽く投げ合って、ピッチャーマウンドぐらいの距離になると輝元はソフトボール投げでストレートを投げてきた。
調子は悪くないみたいだな。変化球も投げてもらうか。俺はスライダーのサインを出した。
すると輝元はうなずききゅっきゅっと直角に近い間借りをして俺のミットに入った。
わぁお今日はいつもよりもスライダーのキレがかなりいいな。このスライダーを配球の中心にするか。ちなみに経験者じゃない人間にはストレートだけというルールがある。
なぜそんなルールがあるかというとスポーツ際は楽しんでやるものだからという理由らしい。
まぁそのおかげて俺たちが勝てる可能性が高いんだが。俺たちのチームは経験者が三人しかいないからな。
だけど海老名含めて運動神経が抜群な人間はたくさんいるし、優勝したら可憐と零菜を含めて打ち上げにいこうと言ったらやる気を俄然だした。男って単純だよな。自分に振り向かないと分かっていても期待をしてしまうのだがら。
俺も可憐の好きな人が分かるまでは俺のこと好きなんじゃねといたい勘違いをしてたくらいだしな。
しかも可憐に頑張ってと言われたらやる気が漲ってくるし。優勝しても輝元に可憐が近づくと思うと何か悲しいわ。やめよう今は試合に集中をしよう。
俺はそのあとチェンジアップとカーブなどを投げさせて、キレを確認した。
投げ終わったあと晴れやかな顔で輝元が近づいてきた。
「調子いいみたいだな輝元」
「まぁね、今日は度の配球を中心にするんだい?」
「一応スライダーを中心にしようと思っている。未経験者はアウトコースのストレートでカウントを取って決め玉を高めに投げて打ち取るつもりだ」
爽やかな笑顔を輝元は浮かべてそうしようかと言った。
何かムカつくなそのイケメンスマイル。俺がその吸いルをしたら気持ち悪いと言われて枕を濡らすことになるな。なにそれ悲しい。
「とりあえずじゃんけんで後攻取ってきてくれ」
「何かあるのかい?」
「素人が多いから出きるだけ疲れさせたくないから」
そう俺たちのチームは帰宅部や文化部が多くて運動を普段からしてない人が多い。
つまり集中する時間が長いと疲れがたまる可能性があるのだ。
「分かったよ望。しっかり勝ってくるね」
俺と輝元は分かれたあとバックネット裏でじゃんけんをしに行った。
経験者はたしか六人だったな。本当は試合前に経験者は発表されるんだが、打ちは海老名の情報で誰が経験者で弱点まで知っている。
海老名の情報もには脱帽するレベルだ。
まぁいいや、今日は可憐が見に来てるんだ。俺には振り向かないのは分かっているが、俺のかっこいいところを見せよう。
輝元がじゃんけんを終えてクラスメイトの集団に入った。どうやらあの表情だと勝ったみたいだな。俺もそろそろクラスの輪の中に入るか。
俺はクラスメイトの輪の中に入ると、輝元が勝ったよと言ってきたので俺はない巣だと褒め称えた。
するとすごい嬉しそうな笑顔を浮かべた。なにこいつ俺のこと好きすぎないか。でも俺は可憐が好きだからごめんなさい。
まぁ冗談はこのくらいにして、可憐が見に来てることをクラスメイトに伝えると、気合が一段と入ったので俺はほくそ笑んだ。
俺たちは審判が号令をかけたので挨拶をして、各々のポディションに着いた。
これから俺たちの快進撃が始まる。名も知らぬもの達よ見やがれ。これが俺たちの試合だ。
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