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スポーツ際
スポーツ際
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始めての練習から一週間がたってスポーツ際がいよいよ始まる。
あれから俺たちは練習を重ねて、勝つ気満々で体育館に入った。
「さぁいよいよスポーツ際が始まります。皆さん普段鬱憤をここて晴らしてください。さぁみんな自由に暴れやがれ」
会長の始まり挨拶で体育館が盛り上がった。
うちの学校は進学校だがスポーツ際は盛り上がるのだ。
スポーツクラスは特にだ。普段偏差値が低いことを揶揄られるから数少ないスポーツクラスが活躍できるこの祭りは鬱憤を晴らすのにちょうどいいのだ。
俺たちは開会式が終わり意気揚々とグランドに向かった。
俺たちの試合は明日なので敵情観察をするかと思い、勝つ可能性のあるチームを観察していると隣に学校の王子さまと言われている笹川が来た。
そういや笹川は可憐の事が好きだという噂があるがどうなんだろう?
もし好きなら放置するわけのはいかないな。
「幹お前九条さんが好きなんだろう。告白はしないのか?幹の告白なら誰でも受けるだろう」
やっぱり可憐の事が好きなのか。
「実は優勝したら告白しようと思っているんだ。体育館でね」
まじか、あいつは振られることを考えていないのか。それにしても不味いことになった。笹川は学年てもトップクラスの人気がある。
生徒たちの目の前で告白を断ったら嫉妬でいじめられる可能性がある。いじめられて悲しそうな表情は見たくない。止めるためには俺たちが優勝をするしかないな。
俺はそう決意をして改めて勝つために次当たる可能性のあるチームのキャッチャーの采配を研究をした。
ふむ、初心者にはインコースのストレートで押して、経験者ではアウトコースのスライダーでカウントをとっていく采配か。
俺はメモ帳をポケットから出してメモを取った。
「菊池もここに来てたんだべか」
俺は声のした歩絵を振り替えると海老名がノートを片手で持ちながら笑顔で海老名が横に立っていた。
「ああ一応研究しようと思ってな」
「そうだべか、なら配球も分かったべ」
「まあな、海老名は他に気づいたことあったか?」
俺は相手の攻撃が始まったので試合を見ながら尋ねた。
「分かったべよ。打者はアウトコースを徹底的に狙ってるべー」
アウトコースか、恐らく素人にはアウトコースが多いとよんで経験者が徹底してひとつのコースだけを狙っているってことか。輝元のコントロールは悪くないからインコースを中心に投げさせて、凡打の山を築くことにしよう。
「ありがとな、海老名」
「情報を集めることは得意だべ。なんとしても笹川の告白は止めなきゃいけないべからな」
知っていたのか。俺はさっき知ったんだが。まぁ今告白するって野球部の奴らにいっていたんだクラスのやつに話していてもおかしくないな。
「知っているならなんとしてでも勝たなきゃいけないのは分かっているな」
「菊池が九条を好きなのも分かっているべ。そして好きな人もべ」
まぁなんで俺の好きな人も知っているのかは謎だが、可憐の好きな火とも知っているのは以外だった。輝元に対する接し方で分かったのか。
まぁ情報料を払わなきゃしゃべんないだろうしこの話しはは後にするか。
「そうかまぁ好きな人を知っているのはいいんだが、あいつに勝てそうだと思うか?」
俺は眉ねを寄せて少し不安げな表情を浮かべた。
「正直勝つのは難しいべ、相手は野球経験者が九人揃っているからべ」
俺ははぁ~とため息をはき、厳しそうだなとポツリと呟いた。
恐らく輝元なら一失点ぐらいで押さえることは可能だろう。俺の配球次第だが。
問題は一転取れるかだ。笹川は小学校の時に県選抜のエースをしていたぐらいの実力者だ。
なんとかチャンスて輝元に回せればわんちゃんあるかもしれない。とりあえず配球をデータを参照して考えるか。
「海老名ノートを見せてくれ配球を考える」
「次の試合の相手の研究はいいだべか?」
「ああ、それよりも決勝のことを考えないと勝つのきついからな」
海老名は分かったべと言って俺にノートを渡してきた。
俺はノートを受け取り特に要注意の選手を自分のノートにデータを写しながら、1番はインコースが苦手で、笹川はブルーヒッターかとぶつぶつと呟きながら配球を組み立てていった。
やがて二十分ぐらい経って海老名に試合終わったべと言われて、こんなに考えていたのかと驚きながら海老名にノートを返した。
「どうするべ、次の試合も見るだべか?」
「いや、輝元と配球の確認をしてくるわ」
「分かったべ、じゃー俺っちはデータの確認をするために見ていくべ」
俺はそうかと言って輝元のいる場所に向かった。
別の場所で試合をしているのをクラスメイトと談笑しながら見ている輝元を見つけた。
「悪いな、輝元借りるな」
俺と輝基は校舎裏の日陰で座った。
「配球でも考えたのかい?」
超能力者かよ。男に悟られても嬉しくないんだが。
「何て分かってるんだと言う顔をしているね。何か思い付いたときは目を輝かせるんだよ。君は」
まじか、超能力に目覚めた訳じゃないんだな。目覚めていれば決勝も勝てるんだが。
まぁ超能力頼っても無理だし配球の確認をするか。
「まぁ思い付いたんだが、あいては決勝の八組だ」
「なんで決勝なんだい?」
これは言ってもいいのか?いやむしろ可憐を取られたくないと思わせるためにも話した方がいいか。
「実は笹川が優勝したら可憐に告白をしようと思っているらしいから負けるわけにはいかないんだ」
輝基はフッと笑顔を見せたあと望は可憐を取られたくないんだねと言った。
いや確かに取られたくないが、可憐は輝元が好きだからどのみち俺じゃ届かない。無声に悲しくなってきたな。やめようこの事を考えるのは明日の勝つための準備をしよう。
「にしても笹川が可憐のことを好きなのか、告白されるのは不味いな。....可憐は好きな人がいるからね」
最後の言葉は小さく呟いてたから聞こえなかったんだが。多少は取られたくないと思っているのか?
いや多分振ることが分かってこう言っているんだろう。道は険しいな。
「とりあえず、配球の確認をしよう」
俺はそう言ってノートを輝元に見せて配球を伝えていった。
途中何度がこうした方がいいと言われ修正したりもした。
絶対に勝ってやる。
ちなみに俺たちは1学年だけ9クラスあるのでひとつだけシード権があり俺たちはくじでシード権を引いたので二回戦からだ。
あれから俺たちは練習を重ねて、勝つ気満々で体育館に入った。
「さぁいよいよスポーツ際が始まります。皆さん普段鬱憤をここて晴らしてください。さぁみんな自由に暴れやがれ」
会長の始まり挨拶で体育館が盛り上がった。
うちの学校は進学校だがスポーツ際は盛り上がるのだ。
スポーツクラスは特にだ。普段偏差値が低いことを揶揄られるから数少ないスポーツクラスが活躍できるこの祭りは鬱憤を晴らすのにちょうどいいのだ。
俺たちは開会式が終わり意気揚々とグランドに向かった。
俺たちの試合は明日なので敵情観察をするかと思い、勝つ可能性のあるチームを観察していると隣に学校の王子さまと言われている笹川が来た。
そういや笹川は可憐の事が好きだという噂があるがどうなんだろう?
もし好きなら放置するわけのはいかないな。
「幹お前九条さんが好きなんだろう。告白はしないのか?幹の告白なら誰でも受けるだろう」
やっぱり可憐の事が好きなのか。
「実は優勝したら告白しようと思っているんだ。体育館でね」
まじか、あいつは振られることを考えていないのか。それにしても不味いことになった。笹川は学年てもトップクラスの人気がある。
生徒たちの目の前で告白を断ったら嫉妬でいじめられる可能性がある。いじめられて悲しそうな表情は見たくない。止めるためには俺たちが優勝をするしかないな。
俺はそう決意をして改めて勝つために次当たる可能性のあるチームのキャッチャーの采配を研究をした。
ふむ、初心者にはインコースのストレートで押して、経験者ではアウトコースのスライダーでカウントをとっていく采配か。
俺はメモ帳をポケットから出してメモを取った。
「菊池もここに来てたんだべか」
俺は声のした歩絵を振り替えると海老名がノートを片手で持ちながら笑顔で海老名が横に立っていた。
「ああ一応研究しようと思ってな」
「そうだべか、なら配球も分かったべ」
「まあな、海老名は他に気づいたことあったか?」
俺は相手の攻撃が始まったので試合を見ながら尋ねた。
「分かったべよ。打者はアウトコースを徹底的に狙ってるべー」
アウトコースか、恐らく素人にはアウトコースが多いとよんで経験者が徹底してひとつのコースだけを狙っているってことか。輝元のコントロールは悪くないからインコースを中心に投げさせて、凡打の山を築くことにしよう。
「ありがとな、海老名」
「情報を集めることは得意だべ。なんとしても笹川の告白は止めなきゃいけないべからな」
知っていたのか。俺はさっき知ったんだが。まぁ今告白するって野球部の奴らにいっていたんだクラスのやつに話していてもおかしくないな。
「知っているならなんとしてでも勝たなきゃいけないのは分かっているな」
「菊池が九条を好きなのも分かっているべ。そして好きな人もべ」
まぁなんで俺の好きな人も知っているのかは謎だが、可憐の好きな火とも知っているのは以外だった。輝元に対する接し方で分かったのか。
まぁ情報料を払わなきゃしゃべんないだろうしこの話しはは後にするか。
「そうかまぁ好きな人を知っているのはいいんだが、あいつに勝てそうだと思うか?」
俺は眉ねを寄せて少し不安げな表情を浮かべた。
「正直勝つのは難しいべ、相手は野球経験者が九人揃っているからべ」
俺ははぁ~とため息をはき、厳しそうだなとポツリと呟いた。
恐らく輝元なら一失点ぐらいで押さえることは可能だろう。俺の配球次第だが。
問題は一転取れるかだ。笹川は小学校の時に県選抜のエースをしていたぐらいの実力者だ。
なんとかチャンスて輝元に回せればわんちゃんあるかもしれない。とりあえず配球をデータを参照して考えるか。
「海老名ノートを見せてくれ配球を考える」
「次の試合の相手の研究はいいだべか?」
「ああ、それよりも決勝のことを考えないと勝つのきついからな」
海老名は分かったべと言って俺にノートを渡してきた。
俺はノートを受け取り特に要注意の選手を自分のノートにデータを写しながら、1番はインコースが苦手で、笹川はブルーヒッターかとぶつぶつと呟きながら配球を組み立てていった。
やがて二十分ぐらい経って海老名に試合終わったべと言われて、こんなに考えていたのかと驚きながら海老名にノートを返した。
「どうするべ、次の試合も見るだべか?」
「いや、輝元と配球の確認をしてくるわ」
「分かったべ、じゃー俺っちはデータの確認をするために見ていくべ」
俺はそうかと言って輝元のいる場所に向かった。
別の場所で試合をしているのをクラスメイトと談笑しながら見ている輝元を見つけた。
「悪いな、輝元借りるな」
俺と輝基は校舎裏の日陰で座った。
「配球でも考えたのかい?」
超能力者かよ。男に悟られても嬉しくないんだが。
「何て分かってるんだと言う顔をしているね。何か思い付いたときは目を輝かせるんだよ。君は」
まじか、超能力に目覚めた訳じゃないんだな。目覚めていれば決勝も勝てるんだが。
まぁ超能力頼っても無理だし配球の確認をするか。
「まぁ思い付いたんだが、あいては決勝の八組だ」
「なんで決勝なんだい?」
これは言ってもいいのか?いやむしろ可憐を取られたくないと思わせるためにも話した方がいいか。
「実は笹川が優勝したら可憐に告白をしようと思っているらしいから負けるわけにはいかないんだ」
輝基はフッと笑顔を見せたあと望は可憐を取られたくないんだねと言った。
いや確かに取られたくないが、可憐は輝元が好きだからどのみち俺じゃ届かない。無声に悲しくなってきたな。やめようこの事を考えるのは明日の勝つための準備をしよう。
「にしても笹川が可憐のことを好きなのか、告白されるのは不味いな。....可憐は好きな人がいるからね」
最後の言葉は小さく呟いてたから聞こえなかったんだが。多少は取られたくないと思っているのか?
いや多分振ることが分かってこう言っているんだろう。道は険しいな。
「とりあえず、配球の確認をしよう」
俺はそう言ってノートを輝元に見せて配球を伝えていった。
途中何度がこうした方がいいと言われ修正したりもした。
絶対に勝ってやる。
ちなみに俺たちは1学年だけ9クラスあるのでひとつだけシード権があり俺たちはくじでシード権を引いたので二回戦からだ。
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