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スポーツ際

スポーツ際メンバー決め

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俺は今昼休みを堪能している。可憐の笑った顔を見ながら癒されるわ。マジで天使だな。

「どうしたの?望くん私の顔を見て」

本当に女子って視線に敏感なんだな。いや俺が見すぎなだけか。

「いや、可憐の顔がかわいいと思ってだな」

いや俺が言ってどうすんだよ!これは輝元にいわせる台詞だろうが。ほら零菜もジトメでこっち見てるし。こうなったら無理矢理でも輝元にかわいいといわせてやる。

「そう思わないか、輝元」

「ああ、可憐は名前の通り可憐で美少女だね」

さすがイケメン誉めながら爽やかスマイルまで追加で浴びせるなんて俺にはできない芸当だ。なんか俺が誘導したけどムカつくな。
ちっイケメンは言葉までイケメンだから困る。俺だってイケメンだったら今ごろ可憐と....
でも可憐は見かけて好きにならないから無理か。
輝元可憐を幸せにしてやってくれよ。
俺は結婚あげてるところまで想像してしまい涙を流ししまった。


「ありがとう輝元くん」

可憐は顔を茹でだこのように真っ赤にしながらボソッとうつむいて言った。
まぁボソッと言ったが、輝元はどこぞの難聴系主人公じゃないから聞こえているだろうが。
主人公は何故か難聴系か多いが、必至のスキルなんだろうか?
つまり輝元は主人公じゃない。てことは俺が主人公なんじゃないだろうか?
だってこんなに可愛い幼馴染みがいるんだし。あ、でも俺も難聴系じゃなかったわ。
まぁ二次元だけだよな。可愛い幼馴染みに好かれるなんて。


「あ、そうだみんなはスポーツ大会なにでるの?」

可憐は手のひら同士をぱちんと叩いて叩いて小首を傾げながら言った。

あざといな。可憐は天然ではなく間違いなく養殖だ。だが養殖でも天然にも勝るぐらいの可愛さだ。つまり可憐は計算された天使だ。

話がそれたな。俺のやる競技はソフトボール1択だな。サッカーは打たれたところ後痛むからやらない。まぁソフトボールも右手て投げるがキャッチャーなら問題ないだろうへんきゅうするだけだし。まあ狙いは俺が輝元をリードしてかっこいいところを可憐に見せるってていうのが狙いだ。

「俺はソフトボールだな、サッカーだと傷口開く可能性があるし。輝元も一緒にソフトボールやらないか?」

「監督に確認とることになるけど、了承したらいいよ」

キンコンカーンコーン

昼休みの終わりのチャイムがなった。

俺たちは席を戻して先生が入ってくるのを待った。

するとだるそうに寝癖をつけたま小野寺先生が入ってきた。

「おい、お前ら今日はスポーツ大会のメンバー決めをするぞ」


「先生の授業潰れすぎじゃない?」

活発そうな女子生徒が面白そうな顔をしながら言った。

「そりゃ担任だしな。まぁ本心は授業やるのめんどくさいからラッキーなんだがな」

あははと教室じゅうに笑い声が響く。小野寺先生は表裏がなく親しみやすいような性格をしてるので以外と女子からも人気がある。

「じゃー決めてくれ。男子は人数が少ないから二つやることになるかもしれない人が出るかもしれないが頑張ってくれ」

俺は病院明けだからサッカーはやらずにすむだろうが、輝元は人気だから二つやるはめになるだろうな。男は全員で16人要するに四人被るってことだ。まぁ俺は関係ないし頑張ってくれよ。

「すみません、俺は怪我明けなのでソフトボールでいいですか?」

「菊池かいいぞ、むしろ出たいのか?休んでもいいんだぞ。ちなみに俺だったら家でアニメを観て、一週間サボるな」

ぶっちゃけすぎだろこの先生、俺もそうしたいなは山々だが輝元を輝かせる使命があるのでサボるわけにはいかない。だから何がなんでも俺がキャッチャーをやる。

「俺は入院生活で体を動かすことの素晴らしさに目覚めたのでソフトボールがしたいです。一応下から返球をしてキャッチャーをやるのですがいいでしょうか?」

小野寺先生はほうと言ってめを細めた。
恐らく俺の嘘を見抜いた上でなんの理由があるのか考えているのだろう。この先生は抜けてるようで観察眼は優れているからだ。

「まぁいいか、じゃー菊池はソフトボールでキャッチャーで決まりだな、あと野球部の奴らソフボール選んでいいと許可が出たぞ」 

よしこれで輝元はピッチャーできるな。あとは俺のリードで輝かせるだけだ。あいつはサッカーもやるだろうからできるたけ疲れないようにリードしなきゃいけない。輝元が立ち上がり笑顔を浮かべて、

「とりあえず決めるために男子は僕の元に集まってほしい」


するとぞろぞろと男子が輝元の元にいき、可憐達は女子の集まっているほうにいった。


「じゃー決めようかソフトボールやりたい人は僕含めて何人いる?手を挙げて」

すると六人が手をあげた。

「あと一人足りないね仲島どうだい僕と一緒に優勝を目指さないかい?」

手をだしながら爽やかなスマイルをした。
あーあんな青春みたいなやりやり方されたら断れないよな。あいつわかっててやっているよな。断れば針のむしろのように批判されるからな。あいつ以外に腹黒いのか。

仲島は笑顔を見せて絶対に優勝してやると言って輝元の手を握り返した。

うわー青春だねー(棒)実際は普通のスポーツ際だが。だが優勝を目指すメンバーが入ったことは俺にとってはいい誤算だ。

そのまサッカーのメンバーも決まり、掛持ちする人も決まった。まぁ予想通り輝元も掛け持ちすることになったんだが。
輝基のいままでの話からすると恐らくソフトボールほうに力をいれる感じだった。

「輝基、なんの変化球が投げれる?」
みんなが解散したあと俺は一息ついて後ろの席に座っている輝元に後ろを向いて話しかけた。

「スライダーとカーブとチェンジアップかな」

「わかった、リードは俺がするけどいいよな」

「僕は野球部で野手だからね。いいよ」

俺は相手の打者のタイプによっての配球を考え始めた。



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