10 / 58
第三章「中年サヴァイヴァーと徒然デイズ④」
しおりを挟む
前回のあらすじ
中年、箒で叩かれる。
①
「では、今日はこれぐらいにしましょうか尾方さん」
正端清からの依頼をこなす為に急遽行われた尾方の修行は三十分ほど続いた。
その間に尾方が叩かれた回数は数知れず。傷、痛みは兎も角、尾方は心が折れかけていた。
「ありがとうございました...キヨちゃん先生...。次はもう少し手加減してね...?」
軽くお辞儀した尾方は、いつもの調子で軽口を挟む。
「いえいえ、修行というのは毎回少しずつ厳しくしていくのが肝要です。頑張ってくださいね」
こちらもいつもの調子の笑顔であったが、今の尾方には少し恐ろしく見えた。
尾方はやれやれと崩れた服を正して埃を払う。
「しっかしあれだね。片腕ってのは存外不便なものだねぇ。改めて実感するよ」
ポンポンっと今は無き左手の代わりに左肩を叩きながら尾方は言う。
「当たり前です。尾方さんは事の重大さをもっと気にかけるべきです」
少し頬を膨らませながら若女将は言う。
「戦闘は勿論の事、生活にだって支障は沢山あります。今のうちに困ることを想定しておくべきです」
言われた尾方はなるほど、っと一考して言う。
「そうだあれだ、お茶碗持てない。お行儀悪いよ」
「流石に片腕ない人にマナーうんぬん言う人はいないと思いますよ...」
「あ、そうか。拍手出来ないじゃない」
「いや、それも強要される類のものではないかと」
「いや、これは大変だ。携帯打てないよ」
「両手でしか使えないんですね尾方さん...」
一通り言ったところで尾方は頭を抱える。
「確かに不便な部分多いなぁ。おじさん気楽に考えてたかも...」
しかし逆に清は待ってましたとばかりに言う。
「そうです。不便ですよね尾方さん。猫の手も借りたい状況ですよね」
言われて尾方はハッハッと笑う
「そだねー。片腕になったことだし手の出し所かもねぇ」
するとすかさず清が言う。
「では、清の手をお貸しします」
「はい?」
清には珍しい類の冗談だったので思わず尾方は聞き返す。
「えーと、ごめん。どういう意味かな?」
するとニコニコと清は続ける。
「そのまんまの意味です。不運なことに猫の手はございませんが、幸い清の手がございます。これをお貸ししましょう」
察しの悪い尾方も流石に察したのか苦笑いしながら聞き返す。
「か、貸してくれるっていうと?」
清はバンっと左手を胸元に掲げて言う。
「暫く、この正端清が尾方さんの左手になりましょう」
その目は輝いていた。
予感が的中した尾方はやんわりと断ろうとする。
「ははは、猫の手を借りたいってのは例えの話だよ清ちゃん? こういうのは慣れだし、自力でなんとかした方が後々を考えるとよかったりするんだよ」
すると清もやんわりと圧してくる。
「それもそうですが、最初が肝心ともおっしゃいます。間違った癖を最初につけないように、無理な負荷なく生活出来る様、最低限の手助けは必要かと」
ここは負けられると尾方も少しストレートに断りに行く。
「おじさんこう見えても悪魔だからさぁ。天使に借りを作るわけには行かないんだよねぇ」
すると清のストレートも早くなる。
「借りと仰いますならば、天使の私は尾方さんに無理やり修行を頼み込んでいます。ご自分だけ借りを作らせて返させないおつもりですか?」
二人の意見は拮抗する。
ニコニコとお互いに対峙する二人、こうなると、折れるのはやはり尾方だった。
先に笑い顔をやめてハァっと溜息をする。
「じゃあ、本当に、夕方の晩御飯の時間だけ、お願いしようかな...本当、最低限のことだけでいいから...」
この返事に、清は一層の笑顔で応える。
「はい! この正端清! 全力でご奉仕させていただきます!」
大らいでこのやり取り、尾方巻彦が警察にお世話になる日も近い。
尾方がまたやってしまったという顔をしていると清が笑顔で続ける。
「これで貸し借りなしですよ。尾方さん」
清がどこか一連の依頼に負い目を感じていたと感じた思った尾方は、仕方なくも笑い、軽く言う。
「では、失礼ながらお借りしますよ天使の手。その手で握ったオニギリは、今は無き悪魔の手で握ったものより数段美味しいでしょうからね」
すると清も軽く笑い言う
「もちろん自信があります。ですが、尾方さん、それセクハラですよ」
尾方は改めて、セクハラの定義の難しさを噛締めた。
②
「おお、清さん。尾方の。どうしたね? 尾方のはそんな苦虫を噛締めたような顔をして」
尾方がセクハラ糾弾を受けていると、清の旅館から出てきた男が話しかけてきた。
「ああ、筋頭さん。今ね、世の不条理を噛締めているんだ」
尾方が話しかけてきた男に向き直る。
清も男のほうを向いて挨拶をした。
その男は、筋肉だった―――――
男の名前は筋頭 崇。年齢不詳。堂々とした立ち振る舞い、りっぱな無精髭から察するに二十代ではないだろう。
清の旅館のマッサージを目当てに足蹴しく通う、筋骨隆々のボディビルダー。
常連ゆえ、よく旅館前にたむろしている尾方とは顔なじみであり、見かけるたびに話しかけて来てはプロテインを勧める稀代のマッチョだった。
そしてよく会う故に彼は直ぐに気づいた。
「尾方の、お主、その身体...!」
不味いっと思った尾方は慌てて申し開きをする。
「あ、これはその、仕事で少し...」
「下半身を中心にビルドアップしとるではないか! 悪くない悪くないぞ! ただ、上半身もバランスよく鍛えろ!!」
筋頭が気づいたのは、この数日走り回ったお陰で微妙に鍛えられた尾方の下半身の筋肉量であった。
「へ...?」
これには尾方も間の抜けた声が出る。
「いや、筋頭さん。腕は...」
尾方が恐る恐る今は無き左手を向けると、
「おお、隻腕になったか尾方の! まぁ人生色々あるからな! 片腕でも出来るトレーニング、今度までに手帳に纏めて持ってくるからな!」
意外にもさらっと流された。
尾方はキョトンっとしていたが、逆にその反応が心地よかったようで笑顔で言う。
「ええ。じゃあ、是非お願いしようかな。あんまりキツくないやつ中心でお願いよ」
それを受けて筋頭はうむっと輝かしい笑顔で言う。
「丁度いい負荷で! だな! 流石の俺も片腕でも出来るトレーニングは初体験よ! 大胸筋が高まるわい!」
ワッハッハっと笑いながら筋頭は手を振り行ってしまった。
この独特のペースも彼の持ち前の一つである。
しかし、今回は、その独特の空気に助けられたようで、尾方は大いに勇気付けられたようだった。
「やっぱり、面白い人ですね。筋頭さんは」
清も同意見のようで、笑って言う。
「うん、流石にああなりたいとは思わないけど、見てて気持ちがいいよね」
尾方もまた笑う。
「しかし尾方さん。下半身鍛えられてたんですね。気づけませんでした...修行不足です...」
清は少し悔しそうに言う。
「いやなんの修行? 彼の筋肉に関する観察眼は精密機器以上だから、張り合っちゃ駄目だよ...」
一瞬、筋頭の体に清の顔がついたモンスターが尾方の脳裏を過ぎり、
尾方はそれを正確に認識する前にかき消した。
中年、箒で叩かれる。
①
「では、今日はこれぐらいにしましょうか尾方さん」
正端清からの依頼をこなす為に急遽行われた尾方の修行は三十分ほど続いた。
その間に尾方が叩かれた回数は数知れず。傷、痛みは兎も角、尾方は心が折れかけていた。
「ありがとうございました...キヨちゃん先生...。次はもう少し手加減してね...?」
軽くお辞儀した尾方は、いつもの調子で軽口を挟む。
「いえいえ、修行というのは毎回少しずつ厳しくしていくのが肝要です。頑張ってくださいね」
こちらもいつもの調子の笑顔であったが、今の尾方には少し恐ろしく見えた。
尾方はやれやれと崩れた服を正して埃を払う。
「しっかしあれだね。片腕ってのは存外不便なものだねぇ。改めて実感するよ」
ポンポンっと今は無き左手の代わりに左肩を叩きながら尾方は言う。
「当たり前です。尾方さんは事の重大さをもっと気にかけるべきです」
少し頬を膨らませながら若女将は言う。
「戦闘は勿論の事、生活にだって支障は沢山あります。今のうちに困ることを想定しておくべきです」
言われた尾方はなるほど、っと一考して言う。
「そうだあれだ、お茶碗持てない。お行儀悪いよ」
「流石に片腕ない人にマナーうんぬん言う人はいないと思いますよ...」
「あ、そうか。拍手出来ないじゃない」
「いや、それも強要される類のものではないかと」
「いや、これは大変だ。携帯打てないよ」
「両手でしか使えないんですね尾方さん...」
一通り言ったところで尾方は頭を抱える。
「確かに不便な部分多いなぁ。おじさん気楽に考えてたかも...」
しかし逆に清は待ってましたとばかりに言う。
「そうです。不便ですよね尾方さん。猫の手も借りたい状況ですよね」
言われて尾方はハッハッと笑う
「そだねー。片腕になったことだし手の出し所かもねぇ」
するとすかさず清が言う。
「では、清の手をお貸しします」
「はい?」
清には珍しい類の冗談だったので思わず尾方は聞き返す。
「えーと、ごめん。どういう意味かな?」
するとニコニコと清は続ける。
「そのまんまの意味です。不運なことに猫の手はございませんが、幸い清の手がございます。これをお貸ししましょう」
察しの悪い尾方も流石に察したのか苦笑いしながら聞き返す。
「か、貸してくれるっていうと?」
清はバンっと左手を胸元に掲げて言う。
「暫く、この正端清が尾方さんの左手になりましょう」
その目は輝いていた。
予感が的中した尾方はやんわりと断ろうとする。
「ははは、猫の手を借りたいってのは例えの話だよ清ちゃん? こういうのは慣れだし、自力でなんとかした方が後々を考えるとよかったりするんだよ」
すると清もやんわりと圧してくる。
「それもそうですが、最初が肝心ともおっしゃいます。間違った癖を最初につけないように、無理な負荷なく生活出来る様、最低限の手助けは必要かと」
ここは負けられると尾方も少しストレートに断りに行く。
「おじさんこう見えても悪魔だからさぁ。天使に借りを作るわけには行かないんだよねぇ」
すると清のストレートも早くなる。
「借りと仰いますならば、天使の私は尾方さんに無理やり修行を頼み込んでいます。ご自分だけ借りを作らせて返させないおつもりですか?」
二人の意見は拮抗する。
ニコニコとお互いに対峙する二人、こうなると、折れるのはやはり尾方だった。
先に笑い顔をやめてハァっと溜息をする。
「じゃあ、本当に、夕方の晩御飯の時間だけ、お願いしようかな...本当、最低限のことだけでいいから...」
この返事に、清は一層の笑顔で応える。
「はい! この正端清! 全力でご奉仕させていただきます!」
大らいでこのやり取り、尾方巻彦が警察にお世話になる日も近い。
尾方がまたやってしまったという顔をしていると清が笑顔で続ける。
「これで貸し借りなしですよ。尾方さん」
清がどこか一連の依頼に負い目を感じていたと感じた思った尾方は、仕方なくも笑い、軽く言う。
「では、失礼ながらお借りしますよ天使の手。その手で握ったオニギリは、今は無き悪魔の手で握ったものより数段美味しいでしょうからね」
すると清も軽く笑い言う
「もちろん自信があります。ですが、尾方さん、それセクハラですよ」
尾方は改めて、セクハラの定義の難しさを噛締めた。
②
「おお、清さん。尾方の。どうしたね? 尾方のはそんな苦虫を噛締めたような顔をして」
尾方がセクハラ糾弾を受けていると、清の旅館から出てきた男が話しかけてきた。
「ああ、筋頭さん。今ね、世の不条理を噛締めているんだ」
尾方が話しかけてきた男に向き直る。
清も男のほうを向いて挨拶をした。
その男は、筋肉だった―――――
男の名前は筋頭 崇。年齢不詳。堂々とした立ち振る舞い、りっぱな無精髭から察するに二十代ではないだろう。
清の旅館のマッサージを目当てに足蹴しく通う、筋骨隆々のボディビルダー。
常連ゆえ、よく旅館前にたむろしている尾方とは顔なじみであり、見かけるたびに話しかけて来てはプロテインを勧める稀代のマッチョだった。
そしてよく会う故に彼は直ぐに気づいた。
「尾方の、お主、その身体...!」
不味いっと思った尾方は慌てて申し開きをする。
「あ、これはその、仕事で少し...」
「下半身を中心にビルドアップしとるではないか! 悪くない悪くないぞ! ただ、上半身もバランスよく鍛えろ!!」
筋頭が気づいたのは、この数日走り回ったお陰で微妙に鍛えられた尾方の下半身の筋肉量であった。
「へ...?」
これには尾方も間の抜けた声が出る。
「いや、筋頭さん。腕は...」
尾方が恐る恐る今は無き左手を向けると、
「おお、隻腕になったか尾方の! まぁ人生色々あるからな! 片腕でも出来るトレーニング、今度までに手帳に纏めて持ってくるからな!」
意外にもさらっと流された。
尾方はキョトンっとしていたが、逆にその反応が心地よかったようで笑顔で言う。
「ええ。じゃあ、是非お願いしようかな。あんまりキツくないやつ中心でお願いよ」
それを受けて筋頭はうむっと輝かしい笑顔で言う。
「丁度いい負荷で! だな! 流石の俺も片腕でも出来るトレーニングは初体験よ! 大胸筋が高まるわい!」
ワッハッハっと笑いながら筋頭は手を振り行ってしまった。
この独特のペースも彼の持ち前の一つである。
しかし、今回は、その独特の空気に助けられたようで、尾方は大いに勇気付けられたようだった。
「やっぱり、面白い人ですね。筋頭さんは」
清も同意見のようで、笑って言う。
「うん、流石にああなりたいとは思わないけど、見てて気持ちがいいよね」
尾方もまた笑う。
「しかし尾方さん。下半身鍛えられてたんですね。気づけませんでした...修行不足です...」
清は少し悔しそうに言う。
「いやなんの修行? 彼の筋肉に関する観察眼は精密機器以上だから、張り合っちゃ駄目だよ...」
一瞬、筋頭の体に清の顔がついたモンスターが尾方の脳裏を過ぎり、
尾方はそれを正確に認識する前にかき消した。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
【完結】婚約者なんて眼中にありません
らんか
恋愛
あー、気が抜ける。
婚約者とのお茶会なのにときめかない……
私は若いお子様には興味ないんだってば。
やだ、あの騎士団長様、素敵! 確か、お子さんはもう成人してるし、奥様が亡くなってからずっと、独り身だったような?
大人の哀愁が滲み出ているわぁ。
それに強くて守ってもらえそう。
男はやっぱり包容力よね!
私も守ってもらいたいわぁ!
これは、そんな事を考えているおじ様好きの婚約者と、その婚約者を何とか振り向かせたい王子が奮闘する物語……
短めのお話です。
サクッと、読み終えてしまえます。
【完結】貴方を愛するつもりはないは 私から
Mimi
恋愛
結婚初夜、旦那様は仰いました。
「君とは白い結婚だ!」
その後、
「お前を愛するつもりはない」と、
続けられるのかと私は思っていたのですが…。
16歳の幼妻と7歳年上23歳の旦那様のお話です。
メインは旦那様です。
1話1000字くらいで短めです。
『俺はずっと片想いを続けるだけ』を引き続き
お読みいただけますようお願い致します。
(1ヶ月後のお話になります)
注意
貴族階級のお話ですが、言葉使いが…です。
許せない御方いらっしゃると思います。
申し訳ありません🙇💦💦
見逃していただけますと幸いです。
R15 保険です。
また、好物で書きました。
短いので軽く読めます。
どうぞよろしくお願い致します!
*『俺はずっと片想いを続けるだけ』の
タイトルでベリーズカフェ様にも公開しています
(若干の加筆改訂あります)
マンドラゴラの王様
ミドリ
キャラ文芸
覇気のない若者、秋野美空(23)は、人付き合いが苦手。
再婚した母が出ていった実家(ど田舎)でひとり暮らしをしていた。
そんなある日、裏山を散策中に見慣れぬ植物を踏んづけてしまい、葉をめくるとそこにあったのは人間の頭。驚いた美空だったが、どうやらそれが人間ではなく根っこで出来た植物だと気付き、観察日記をつけることに。
日々成長していく植物は、やがてエキゾチックな若い男性に育っていく。無垢な子供の様な彼を庇護しようと、日々奮闘する美空。
とうとう地面から解放された彼と共に暮らし始めた美空に、事件が次々と襲いかかる。
何故彼はこの場所に生えてきたのか。
何故美空はこの場所から離れたくないのか。
この地に古くから伝わる伝承と、海外から尋ねてきた怪しげな祈祷師ウドさんと関わることで、次第に全ての謎が解き明かされていく。
完結済作品です。
気弱だった美空が段々と成長していく姿を是非応援していただければと思います。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる