横濱大正恋歌劇 嘘ツキかわせみ籠のなか

 大正六年初秋。公家華族の令嬢、立花翡翠(たちばなひすい)の日常は、横濱にある金糸雀(かなりあ)百貨店の歌劇を見たその日から、おおきく変わりはじめた。
 婚約者との別れを惜しむ間もなく翡翠はつい先ほどまで見惚れていた歌姫、小鳥遊愛間音(たかなしあまね)に連れられ、選択を迫られる。

 ――変人と呼ばれる百貨店御曹司の朝周ともちかとの結婚か、歌姫となりアマネを抜いて自由の身になるか――……?

 大正浪漫煌く横濱で、歌姫(男)と純真無垢な華族令嬢が恋をする!?
 初出ムーンラストノベルズ(R18)。こちらではR15へ加筆修正したものを公開します。
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