Rotkäppchen und Wolf

しんぐぅじ

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25話

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それから晩ご飯をいつものようにみんなで食べて洗い物も手伝って一息ついた。


最近ではドジることはあるけどお手伝いもするようになり何でも前向きに考えられるようになった気がする。


『変われてきてるかな…』


龍揮「ん、なんか言ったか?」


「えとね、最近私は変われてきてるのかなって思ってさ」



叶汰「変われてきてるんじゃないかな?」


だって、進んで手伝いするようになったし、何に対しても少しずつ一生懸命になってきてるし今はそれで十分だよ。


と返って来た。


思わず私が自信なさげな表情をすると…


蓮「まぁ、ぐうたらする時はあるけど成長してるんじゃねーの?」


『そうですか…』


夏樹「うん!りっつん!変わったよ!」


秋「それに体育祭頑張ったじゃん、転んでも泣かなかったし2位だってとった。それって成長だと思うよ?」


やたらみんな褒めてくれるから恥ずかしくなって素直に返事ができなかった。


『あ、ありがと…がんばる…』


そしてしばらくしたら龍揮が一言。


龍揮「そーいえば、新しいやつが寮に入るからよろしくな、変わったやつだけどお前らも変わってるから多分大丈夫なはずだ。仲良くしろよ?明日の午後来る。」


え…


マジか…


無理無理無理無理無理無理無理…


怖いな…


蓮「は?聞いてねぇぞ!!」


叶汰「仲良くしなきゃね」


夏樹「わーい!仲良くなれるかな!?」


「あ、そいつ言っとくけどヲタクで変態だから気をつけろよ織都」←


悪い奴ではないと言ったが変態って言われたらねぇ…


『マジかよww カオスになりそ…』


蓮「変態とかやべぇだろ!」


秋「織都のことは守るから大丈夫」


秋さんは織都に手出したらどうなるかとか恐ろしいことを言いそうだったのでなだめた。


叶汰「あ、織都!あと、はいこれ」


そう言って叶汰くんから渡されたのはオレンジのブレスレットだった。



龍揮「ほら、俺たちからはこれだ」


そう言って龍揮から渡されたのはネックレスでみんなが合わせて買ってくれたのだった。


秋「織都の誕生石のエメラルドだよ」


誕生日…


私の誕生日は5月9日…


誕生石覚えてくれたんだ…


夏樹「みんなでたくさん悩んでれんれんが決めたんだよー!!」


蓮「お前!!余計なこと言うんじゃねぇ!」


龍揮「蓮、照れんなよ笑」


叶汰「とりあえず約束したご褒美。この調子で頑張ろう!」


『みんな!ほんとにありがとう!!大事にするね!!これからも頑張ります!!』


夏樹「うん!がんばろーね!!」


叶汰「それじゃあ、明日は新しい子が来るし早めに寝ようか」


龍揮「そうだな。みんな解散」



そんなこんなで体育祭の1日は終わった。
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