55 / 188
五章 反動と侵蝕
Ⅳ 止まらない欲求
しおりを挟む
広い部屋に出ると、そこには巨大パルドがうろついていた。まるで見張りのように続く通路の傍を。
「あれは叩かねば先へ進めんな」
ガイネスが剣の柄に手をかけた。
「お待ちくださいガイネス王」
柄頭に手を当てて止めたバッシュが提案した。
「ここは手分けした方が得策です。あのパルドとやらは少々魔力の巡り、性質が奇妙です。三人で協力という手段も御座いますが、あの先に何が潜むか分からない状況ですので不必要な消耗は避けましょう」
今度はミゼルが剣の鞘に手をかけた。
「ふむ。では私が」
行く手をレモーラスが立ちはだかり止めた。正確には浮遊しているが。
「貴方はあれを壊した後に逃げる危険があります」
「レモーラスの言うとおり。逃げずとも、別行動をとり合流ではなく単独行動をとるでしょう」
「おいおい、私がそのような事をするとでも?」
「するでしょう」
「おおいに」
ミゼルとレモーラスの即答に加え、鼻で笑ったガイネスも「しないほうがおかしい」と返される。
(仕方ないよミゼル)
ラドーリオにまで言われてしまった。
「……では、ここに残るのはお前か?」
「ええ。出来るなら禁術の主体まで王の傍を離れたくはないですが、事が事です。傍にはお前がおり王は単独でもお強い。心配はいりませんので、ここは私が残ります」
戦うと言うが、バッシュは丸腰である。
「ここへ来てお前の戦術はまるで分からん。術で奴を潰すと? 手を間違えれば術では手に負えん可能性が考えられるぞ」
「心配無用です。私は遠出の際、荷物を持つのが嫌いでして、この世界では空間術なる便利な収納庫があります。いざという時はそこから武器を出せば良いだけですので」
口ぶりから、じっくりパルドを調べる意図が垣間見えてしまう。
剣の柄から手を離したガイネスは告げた。
「研究に没頭した挙げ句、援軍に囲まれ討ち死に、などと間抜けな顛末になるなよ」
「ご安心を。いざと言うときの保険も備えてますので」
腕に光る烙印のストックを見せた。
露程も心配が必要ないと分かるや、三人は行動に移った。
先にバッシュが飛び出し、低魔力の術を発動して巨大パルドの気を引いた。その隙にガイネスとミゼルが続く通路へと向かう。
侵入者を優先的に排除しにかかると構えていた二人であったが、予想に反して巨大パルドはバッシュのみに集中していた。加えて動きも緩やかであっさり進めた。
追いかけてこないと分かるや、二人は走るのを止めた。
「あれほど間抜けな番人なら、バッシュも来れたものを」
「定かではないが、あれをあそこに据え置いたには理由がある筈だ。力を隠しているか分裂か、もしくは援軍が潜んでいるか」
レモーラスがいなくなり、安心したラドーリオが現われた。
「バッシュも追っかけてこないもんね」
ガイネスが即座に意見する。
「いや、奴は本能に抗えず残っているだろう」
「今頃調べたい手段の順番を決め、相手の出方を伺いつつ疼いてるはずさ」
バッシュに対し『心配』の二文字は無かった。
ガイネスとミゼルを見送ったバッシュは、予想通り疼いていた。
「一応、窮地に立たされている自覚を持ってください」
レモーラスは部屋を見渡しながら意見する。巨大パルドと同じ眼の色をした光りの点がそこかしこに現われたから。
「私が不謹慎にも喜んでいるように見えますか?」
「ええ。宝を前に喜ぶ冒険者の如く、と言ったところでしょうか」
少し返答に間が空いた。
「……違いますと、敢えて言っておきましょう」
発言も沈黙の間も、レモーラスの意見が正しいと示している証拠であった。
「……ほどほどに」
突如、バッシュ目がけて天井にはりつく中型のパルドが飛びかかった。その速さは弓矢で射る程に。
バッシュは自らを覆う程の魔力壁を張って防ぐと、突進してきたパルドを一瞥した。
間もなくして防壁を解くと同時にその場を離れた。足に魔力を籠めての移動であり、速さに巨大パルドは追いついていない。バッシュが止まってようやく気づいた。
「こちらですよ」
わざわざ声をかけると、巨大パルドは首を傾げる素振りを見せ、左手を上げた。すると、天井のパルドが次々に降り注ぐ。
バッシュはまたも高速で動き回ってパルドの豪雨を躱していく。
(落ちた連中、まだ何か仕掛けるようですよ)
(でしょうね。コウモリのように天井に張り付き、突進で終わるぐらいなら自爆の一つでも起こすでしょうから)
逃げ回らなければならない事態だが、平然と念話でやりとりする。
(あの鋭い手足、刺すか斬るかはするでしょう)
(門番の方はどう見ますか? あまり大仰な動きは見せません。というよりあまり動いていない様子ですが)
(いくつか考えられます。まずはこの連中に相手させ、疲弊した獲物を奪う。あと、気を伺い大技を放つ。他にもありますが、少し試したい事がありますので会話を切ります)
レモーラスの返事を待たず、バッシュは戦いに集中した。
今までは攻撃を躱して距離を置く姿勢だったが、次は攻撃を躱しつつ中型パルド胴体に触れた。その手には薄らと魔力が籠っている。
十三体のパルドに触れると、初めに触れたモノから動作に変化が起き始めた。
標的を目当てに動かず、まるで動揺した人間のように狼狽える動きであった。それが次々に起こり、やがて触れられていないパルドへと攻撃を向けていく。
少し開けた場所が出来たので、バッシュは休憩をとった。
(何をしたのですか?)
(魔力の巡りをいじってみました。どうも人間らしい巡りをしていたのが気になりましたので)
(あれらは人間と?)
(まだ仮説の範疇は脱してません。その証拠に、私が触れた程度の魔力では人間にはちょっとした平手打ち程度の威力しかありません。それであそこまで狂わせられるというのは、どう考えて良いものやら)
(貴方が操作してるのではないのですか?)
(そこまで情報を得ておりません。出来たとして動きを止めるか破壊、敵味方関係無く暴走させるのが関の山ですよ。このような変化は偶然でしょうが)
どう見ても、操って標的を変える指示を下しているようであった。
全ての中型パルドを同様の手段で狂わせれば、なかなかの戦力が出来上がるだろう。しかしバッシュにその様子は見られない。
別の行動に出ようと考えているのはレモーラスも分かっている。
(念押しで忠告しますが、時間をかけすぎないように。早く終わらせて二人を追いかけないといけないですから)
(おや、かなりの窮地に追いやられた可哀想な被害者ですよ、私)
(穏やかな顔で観察し、あの手この手と考えている人を可哀想な被害者とは言いません。あまり戯れが過ぎればガイネスに告げ、ロゼットに叱ってもらいます)
(恐ろしい。神のすることですか)
(罰を与えるのも神の勤めです)
こめかみを人差し指で掻き、バッシュは手段を絞った。
(……分かりました。ですがあと一つ試させてもらいますよ)
視線の相手に対する手段だとレモーラスは察した。
(あの番人ですか)
(ええ。現時点であれはやや窮地に立たされてます。恐らく次の手段へと移行するかと)
言った矢先、巨大パルドは両手を挙げ、勢いよく胸の前で叩き合わせた。
音が大きく、中型のパルドは全て動きを止めて巨大パルドの方を向いた。
(かなりまずい状況では?)
(どうも気になっていたのですよ。刺して斬るだけなら、あそこまで手足に魔力を注ぐ必要はないと。それ以外に用途があるなら、大凡の検討はつきます)
バッシュの予想は、巨大パルドへ中型のパルドが飛びかかり、密集してさらに巨大化する合体であった。
予想通りに中型のパルドは巨大パルドへ飛びかかり、次々に身体へ手足を突き刺した。バッシュの予想に反したことは密集の形であった。
次々に泥団子を大きくしようと泥を加えていくような想像をしていたが、あまりにも規則的に、巨大パルドへ刺さらなければ中型のパルドへ手足を刺し、膨れ上がっていく。
(……そのように刺されば……お見事、考えてますね。通気性が良くなり、溜りすぎた熱を放出しやすい。衝撃も関節部を曲げることで和らげる。魔力を流す導線の役割も含みあの合体。これはやられました。あれを考えた者は天才と言えるでしょう)
合体を終えた巨大パルドを前に、内容の乏しい仮説を反省するバッシュには焦りの色が見えない。
(一応言っておきます。油断しないように)
(ええ。油断は観察眼を鈍らせますからね)
捉える点がズレている。
訂正させても意味が無いのでレモーラスはそのまま聞き流した。
「あれは叩かねば先へ進めんな」
ガイネスが剣の柄に手をかけた。
「お待ちくださいガイネス王」
柄頭に手を当てて止めたバッシュが提案した。
「ここは手分けした方が得策です。あのパルドとやらは少々魔力の巡り、性質が奇妙です。三人で協力という手段も御座いますが、あの先に何が潜むか分からない状況ですので不必要な消耗は避けましょう」
今度はミゼルが剣の鞘に手をかけた。
「ふむ。では私が」
行く手をレモーラスが立ちはだかり止めた。正確には浮遊しているが。
「貴方はあれを壊した後に逃げる危険があります」
「レモーラスの言うとおり。逃げずとも、別行動をとり合流ではなく単独行動をとるでしょう」
「おいおい、私がそのような事をするとでも?」
「するでしょう」
「おおいに」
ミゼルとレモーラスの即答に加え、鼻で笑ったガイネスも「しないほうがおかしい」と返される。
(仕方ないよミゼル)
ラドーリオにまで言われてしまった。
「……では、ここに残るのはお前か?」
「ええ。出来るなら禁術の主体まで王の傍を離れたくはないですが、事が事です。傍にはお前がおり王は単独でもお強い。心配はいりませんので、ここは私が残ります」
戦うと言うが、バッシュは丸腰である。
「ここへ来てお前の戦術はまるで分からん。術で奴を潰すと? 手を間違えれば術では手に負えん可能性が考えられるぞ」
「心配無用です。私は遠出の際、荷物を持つのが嫌いでして、この世界では空間術なる便利な収納庫があります。いざという時はそこから武器を出せば良いだけですので」
口ぶりから、じっくりパルドを調べる意図が垣間見えてしまう。
剣の柄から手を離したガイネスは告げた。
「研究に没頭した挙げ句、援軍に囲まれ討ち死に、などと間抜けな顛末になるなよ」
「ご安心を。いざと言うときの保険も備えてますので」
腕に光る烙印のストックを見せた。
露程も心配が必要ないと分かるや、三人は行動に移った。
先にバッシュが飛び出し、低魔力の術を発動して巨大パルドの気を引いた。その隙にガイネスとミゼルが続く通路へと向かう。
侵入者を優先的に排除しにかかると構えていた二人であったが、予想に反して巨大パルドはバッシュのみに集中していた。加えて動きも緩やかであっさり進めた。
追いかけてこないと分かるや、二人は走るのを止めた。
「あれほど間抜けな番人なら、バッシュも来れたものを」
「定かではないが、あれをあそこに据え置いたには理由がある筈だ。力を隠しているか分裂か、もしくは援軍が潜んでいるか」
レモーラスがいなくなり、安心したラドーリオが現われた。
「バッシュも追っかけてこないもんね」
ガイネスが即座に意見する。
「いや、奴は本能に抗えず残っているだろう」
「今頃調べたい手段の順番を決め、相手の出方を伺いつつ疼いてるはずさ」
バッシュに対し『心配』の二文字は無かった。
ガイネスとミゼルを見送ったバッシュは、予想通り疼いていた。
「一応、窮地に立たされている自覚を持ってください」
レモーラスは部屋を見渡しながら意見する。巨大パルドと同じ眼の色をした光りの点がそこかしこに現われたから。
「私が不謹慎にも喜んでいるように見えますか?」
「ええ。宝を前に喜ぶ冒険者の如く、と言ったところでしょうか」
少し返答に間が空いた。
「……違いますと、敢えて言っておきましょう」
発言も沈黙の間も、レモーラスの意見が正しいと示している証拠であった。
「……ほどほどに」
突如、バッシュ目がけて天井にはりつく中型のパルドが飛びかかった。その速さは弓矢で射る程に。
バッシュは自らを覆う程の魔力壁を張って防ぐと、突進してきたパルドを一瞥した。
間もなくして防壁を解くと同時にその場を離れた。足に魔力を籠めての移動であり、速さに巨大パルドは追いついていない。バッシュが止まってようやく気づいた。
「こちらですよ」
わざわざ声をかけると、巨大パルドは首を傾げる素振りを見せ、左手を上げた。すると、天井のパルドが次々に降り注ぐ。
バッシュはまたも高速で動き回ってパルドの豪雨を躱していく。
(落ちた連中、まだ何か仕掛けるようですよ)
(でしょうね。コウモリのように天井に張り付き、突進で終わるぐらいなら自爆の一つでも起こすでしょうから)
逃げ回らなければならない事態だが、平然と念話でやりとりする。
(あの鋭い手足、刺すか斬るかはするでしょう)
(門番の方はどう見ますか? あまり大仰な動きは見せません。というよりあまり動いていない様子ですが)
(いくつか考えられます。まずはこの連中に相手させ、疲弊した獲物を奪う。あと、気を伺い大技を放つ。他にもありますが、少し試したい事がありますので会話を切ります)
レモーラスの返事を待たず、バッシュは戦いに集中した。
今までは攻撃を躱して距離を置く姿勢だったが、次は攻撃を躱しつつ中型パルド胴体に触れた。その手には薄らと魔力が籠っている。
十三体のパルドに触れると、初めに触れたモノから動作に変化が起き始めた。
標的を目当てに動かず、まるで動揺した人間のように狼狽える動きであった。それが次々に起こり、やがて触れられていないパルドへと攻撃を向けていく。
少し開けた場所が出来たので、バッシュは休憩をとった。
(何をしたのですか?)
(魔力の巡りをいじってみました。どうも人間らしい巡りをしていたのが気になりましたので)
(あれらは人間と?)
(まだ仮説の範疇は脱してません。その証拠に、私が触れた程度の魔力では人間にはちょっとした平手打ち程度の威力しかありません。それであそこまで狂わせられるというのは、どう考えて良いものやら)
(貴方が操作してるのではないのですか?)
(そこまで情報を得ておりません。出来たとして動きを止めるか破壊、敵味方関係無く暴走させるのが関の山ですよ。このような変化は偶然でしょうが)
どう見ても、操って標的を変える指示を下しているようであった。
全ての中型パルドを同様の手段で狂わせれば、なかなかの戦力が出来上がるだろう。しかしバッシュにその様子は見られない。
別の行動に出ようと考えているのはレモーラスも分かっている。
(念押しで忠告しますが、時間をかけすぎないように。早く終わらせて二人を追いかけないといけないですから)
(おや、かなりの窮地に追いやられた可哀想な被害者ですよ、私)
(穏やかな顔で観察し、あの手この手と考えている人を可哀想な被害者とは言いません。あまり戯れが過ぎればガイネスに告げ、ロゼットに叱ってもらいます)
(恐ろしい。神のすることですか)
(罰を与えるのも神の勤めです)
こめかみを人差し指で掻き、バッシュは手段を絞った。
(……分かりました。ですがあと一つ試させてもらいますよ)
視線の相手に対する手段だとレモーラスは察した。
(あの番人ですか)
(ええ。現時点であれはやや窮地に立たされてます。恐らく次の手段へと移行するかと)
言った矢先、巨大パルドは両手を挙げ、勢いよく胸の前で叩き合わせた。
音が大きく、中型のパルドは全て動きを止めて巨大パルドの方を向いた。
(かなりまずい状況では?)
(どうも気になっていたのですよ。刺して斬るだけなら、あそこまで手足に魔力を注ぐ必要はないと。それ以外に用途があるなら、大凡の検討はつきます)
バッシュの予想は、巨大パルドへ中型のパルドが飛びかかり、密集してさらに巨大化する合体であった。
予想通りに中型のパルドは巨大パルドへ飛びかかり、次々に身体へ手足を突き刺した。バッシュの予想に反したことは密集の形であった。
次々に泥団子を大きくしようと泥を加えていくような想像をしていたが、あまりにも規則的に、巨大パルドへ刺さらなければ中型のパルドへ手足を刺し、膨れ上がっていく。
(……そのように刺されば……お見事、考えてますね。通気性が良くなり、溜りすぎた熱を放出しやすい。衝撃も関節部を曲げることで和らげる。魔力を流す導線の役割も含みあの合体。これはやられました。あれを考えた者は天才と言えるでしょう)
合体を終えた巨大パルドを前に、内容の乏しい仮説を反省するバッシュには焦りの色が見えない。
(一応言っておきます。油断しないように)
(ええ。油断は観察眼を鈍らせますからね)
捉える点がズレている。
訂正させても意味が無いのでレモーラスはそのまま聞き流した。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される
マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。
そこで木の影で眠る幼女を見つけた。
自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。
実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。
・初のファンタジー物です
・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います
・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯
どうか温かく見守ってください♪
☆感謝☆
HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯
そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。
本当にありがとうございます!
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
転生調理令嬢は諦めることを知らない
eggy
ファンタジー
リュシドール子爵の長女オリアーヌは七歳のとき事故で両親を失い、自分は片足が不自由になった。
それでも残された生まれたばかりの弟ランベールを、一人で立派に育てよう、と決心する。
子爵家跡継ぎのランベールが成人するまで、親戚から暫定爵位継承の夫婦を領地領主邸に迎えることになった。
最初愛想のよかった夫婦は、次第に家乗っ取りに向けた行動を始める。
八歳でオリアーヌは、『調理』の加護を得る。食材に限り刃物なしで切断ができる。細かい調味料などを離れたところに瞬間移動させられる。その他、調理の腕が向上する能力だ。
それを「貴族に相応しくない」と断じて、子爵はオリアーヌを厨房で働かせることにした。
また夫婦は、自分の息子をランベールと入れ替える画策を始めた。
オリアーヌが十三歳になったとき、子爵は隣領の伯爵に加護の実験台としてランベールを売り渡してしまう。
同時にオリアーヌを子爵家から追放する、と宣言した。
それを機に、オリアーヌは弟を取り戻す旅に出る。まず最初に、隣町まで少なくとも二日以上かかる危険な魔獣の出る街道を、杖つきの徒歩で、武器も護衛もなしに、不眠で、歩ききらなければならない。
弟を取り戻すまで絶対諦めない、ド根性令嬢の冒険が始まる。
主人公が酷く虐げられる描写が苦手な方は、回避をお薦めします。そういう意味もあって、R15指定をしています。
追放令嬢ものに分類されるのでしょうが、追放後の展開はあまり類を見ないものになっていると思います。
2章立てになりますが、1章終盤から2章にかけては、「令嬢」のイメージがぶち壊されるかもしれません。不快に思われる方にはご容赦いただければと存じます。
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる