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一章 英雄と魔女と災禍の主

Ⅲ 実体化

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 応接室へ戻ってきたビルに案内され、一階の書庫へ案内された。
「準備の続きがございますので、此方で魔力の基礎に関する書籍をご覧いただいて時間を潰してください」
「準備って……書物を開いての説明では?」
 訊いたのはビンセントである。ルバートは「力温存の為」と言って交代している。
「ええ。口頭と書物で済むのは初歩の初歩。子供向けのような知識ですので」
 そう言ってビルは出て行った。
(おい、この部屋には何かあるのか?)
(ああ。あいつの打つ手は大体想像できる。しかも二通りだ。まだこのままでいたいから俺様の言う通りに動け)
 ビンセントは指示に従って行動した。


 地下室の一室へ入ったビルは、内から湧き出る興奮を必死に堪えていた。
(ああ、素晴らしいぃぃ!! 魔女の血を浴び、魔女の塔を生還した英雄素材を研究出来る日が来ようとわぁぁ!!)
 先日まで作業台の上に置いてあった死体は処理され、濡れた雑巾で綺麗に拭かれている。
 棚には刃物と薬品が並び、研究の成果を書く用紙や筆記具も準備されている。
(一目見てすぐに分かる。あの魔力の質、色。魔女の血を浴びたらあそこまで変異するのか? 魔女の塔内で長時間いればそうなるのか? 話を聞くだけでからっきし魔力の事が分からんことは明白。そんな奴がどうしてあそこまでの異質で魅力的な魔力を備えてるんだぁ?)
 ビルは胸を手で押さえ、猛る感情をしゃがんで蹲り、静かに呼吸を整えて落ち着かせた。
 いくつかビンセントを捕らえる計画を立てていたが、もう勢いが治まらない。
(もう駄目だ。すぐにやらないと気が変になりそうだ! 冷静でいられなくなるぅぅっ!)
 ビルは立ち上がり、どういう手順でビンセントを捕らえ、この台へ運んで研究しようかを頭の中で計画し、整理した。すると興奮がやや落ち着いた。

 覚悟を決め、部屋を出た。


 書庫へ戻るとビルは焦った。そこにビンセントがいないからである。
(――何処へ行った!?)
 それは素材が消えることに対する恐れである。
 焦りの中で自分のこれまでの言動を思い返すも、不自然な点は何処も無かった。ただ一点、口頭と書物を用いた指導は子供向けと告げた点が気に障ったのだろうか。しかし実際、そのように教える方法など何の役にも立たない。なら少々言い方が悪かっただろうが、それでもどこも不自然ではない。
 何かしら違和感に気づいて帰った可能性をが浮かぶも、入口が開けば地下室に通している紐が引っ張られて出入りが分かる。よって帰ってはいない。
 考えられる場所は限られている。ビルはその場所へ向かった。

 裏口の戸を開けると、そこにはビンセントが立っていた。
 裏庭。なぜ居るか不思議であった。しかしその疑問も状況がビルに味方していると思うと、好都合で口元が緩む。
 そこには神経麻痺を起こす毒草が生えており、ちょっとした魔術を用いれば簡単に麻痺を起こせる空間が仕上がる環境。
 ビルは再燃する興奮を抑え、表情を繕うのに必死であった。

「突然いなくなったので驚きましたよ。どうしたんですか?」(ああぁ……ここで捕らえよう)
 袖に隠していた印字を施した小さな紙を取り出し、ビンセントの死角の地面へ落とした。
「すみませんな。もうしばらく観察しようとしたのだが、目新しい物が無いので白けてしまった」
 様子がおかしいと気づき、ビルは警戒した。
「そろそろ騙し合いは止めよう」
 紙の存在に気づかれたかと思い、その場へそろりと歩み寄り、自然と向き合う位置に立ち、隠した。
「何を仰ってるんですか?」
 振り向いたビンセントの容姿を見て、ビルは驚いた。
「誰だあんた?!」
 姿形は変わりないが、魔力の性質や雰囲気が変わっていた。
「ここの毒草は神経毒の類いだろ? あんたの足元の印字を使いガスを発生して俺様を眠らせる。後は身体を解体できる部屋へ運んで研究三昧。かな?」
 印字した紙の術は発動されているが一向に神経ガスが発生されない事態にビルは焦る。
「あんた術関連はからっきし……騙してたのか!?」
 ルバートは視線を余所へ向けて告げた。
「いやぁ。訳あってこのような状態だが、魔女退治の英雄・ビンセントは本気で術の知識はない。ただ俺様はお前以上にあるだけだ。その証拠に先手を打たせてもらった。神経ガスどころか毒草の効果も完全に消えてるぞ」

 術無効は短時間で出来るが、植物の効果を薄めるなど熟練の術師でも半日はかかる。

「嘘を吐くな! こんな短時間で毒草の効果を」
「なら見てみろ。小瓶程度の検査薬は所持してるだろ」
 ”検査薬”は術研究に励む者なら常日頃から所持している薬品である。気になる素材を見つけるとその毒性を調べられるため必需品である。
 検査薬を近くの毒草にふりかけると一切の変色を示さない。毒性がない事を示している。
「なんで!? そんなこと出来る筈がない!」
「【本質変化ほんしつへんか】。毒を消すより性質を変える方が効率的だろ? それなら時間はいらん」
「馬鹿言え!! 王国直属術師でさえ本質変化は丸一日がかりの大技だ!! こんな数分で出来るものではない!!」
「魔力の変異放出にはちょいと手間取るが慣れれば容易だ。まあそれはさておき」
 強引に変えられたが、その魔力の変異放出すらかなり高度な術であることに驚きつつ、ビルはルバートの言葉に警戒する。

「お前さん、いったい何人殺した?」
 気づかれている。
 皆、魔女がいた時は失踪事件が魔女の仕業であると思い込み、素材となる人体収集は容易であった。しかし眼前の奇妙な男性はそれを見抜いている。
「……なぜ気づいた」
 眼つきがようやく鋭く変わった。
「魔女の噂が蔓延した場所での失踪は魔術師絡みだと相場は決まってる。街でお前さんを見かけた時、人を見る瞬間、一瞬だけ目つきが変わる。魔力の質を見てるんだろ? 目の魔力運びが上手い。慣れてる証拠だ。それとこの家の淀んだ魔力。どうにか出来んか? 俺様ならもっと上手く消せるぞ」
「感服だな。これでも結構高度な隠ぺいを施し、王国直属術師達には気づかれていないんだがねぇ」
 ルバートは呆れ顔で告げた。
「異常犯罪者の知識の入れ込み具合は常軌を逸してるからな。その差が如実に表れたか? ……まあいい、お前さんは自身の心配をしたほうが良い。犯罪者の面が割れてるってことがどういう事か」
「はっ。証拠となるモノは全て消した。ああ、方法なんて訊くなよ。証拠のない人物など国も相手にせんだろうし。それより、そんな特殊な身体を前にして興奮が治まらないんだ。調べさせろ!」

 ルバートの解説より、興奮を鎮める事を優先し、腰に備えた短刀を抜いて襲い掛かった。
 一方のルバートは避ける素振りも受ける仕草も示さず、余裕と言わんばかりの表情でビルの動きを眺めた。

「死ねぇぇ!! ――っ?!」
 ビルは突然足に力が入らず、感覚も無くなり、糸の切れた操り人形の如く倒れた。
「……な……ん」(――そうか!)
 状況に混乱するも自身の身に起きた事態を考え、答えが導かれた。
 一方で、わざとらしくルバートは何かに気付く表情を見せた。
「ああ、間違えた。毒草には”本質変化を施した”のではなく、”効能を別場所へ一時的に移行した”だった」
 効能を別の植物へ一時的に移行させる術を用いた事で周辺の、単なる雑草に毒効果が移されている。
 魔力を用いている為に雑草に目立った変化は見られない。知らずに雑草を踏んだビルは瞬く間に足から全身へ痺れが広がった。
 よく観察すれば気づけた事だが、ビンセントを解体できる興奮、素材を逃すと国から追われる生活を送る想像による焦り。その焦りに拍車をかけるルバートの挑発が冷静さを失わせ、この結果を招いた。
「お……まえ………どう」
「頭の中で言葉を発しろ。それで会話させてやるよ」
 眼前の男性が念話(思念による会話)を可能とさせる技術まで持ち合わせている事に、ビルは驚きを隠せない。
(私をどうするつもりだ)
「分かりきった事を。決まってるだろ?」

 見下す目に苛立つも、言葉の意味に恐ろしさを抱く。

(私を解体するつもりか)
 ルバートはしゃがんで手を伸ばし、ビルの首根っこに手をそっと当て、そのまま顔を優しく撫でた。
「確かにお前さんの魔力は魅力的な質を備えてる。解体してみるのもいいかもしれないな」
 肌を通して伝わる。ビル自身が捕らえようとした男の魔力の質感を。それは優しく柔らかく温かいが、何処か小気味よい刺々しい些細な刺激。一撫でで全身に寒気に似た何かが走る。
 壊される事を悟り、恐怖が増幅する。死ぬことよりも、今までの苦労が水の泡となる事態が何よりも恐ろしい。
(頼む! 殺さないでくれ!!)
「悪人定番の命乞いだな。だが教えてくれるか」
 冷たく見下すルバートの目に、ビルは震えが止まらない。
「命乞いすら言えずに死んだ連中を、お前さんは助けようと思ったか?」
 肌に触れる手から、痺れと熱さを痛感する感触が伝わった。
(ああああああぁぁぁぁ――!!!!!!)

 ビルの意識は、まるで映画の映像が途切れるように消えた。

 ◇◇◇◇◇

 ビルの一件を終えたビンセントが帰宅すると、ようやくルバートが話しかけて来た。
(いやいや、危ない所だった)
「なに呑気な事を言ってる! 俺が危ない所だったんだぞ! あと、何が何だか分からん」
 専門用語ばかり飛び交う言い合いの殆どを理解しておらず、ビルが悪人であり自分を狙っていた事だけしか分かっていない。
(一応忠告しておこう。今は他人がいないから叫んでもいいがいつか気づかれるだろう。念話で済ませる方がお勧めだぞ)
「気遣いどうも! でもな、人を殺すのはやめろ! 術師の中には人を殺す奴がいる事は分かった。だからと言って俺の前で殺しは許さんぞ!」

 ビルの顔を撫でまわした後、ビルは恐ろしいものを見る程に目を見開き、やがて目を閉じて動かなくなっている。それをビンセントは殺めたと思った。

(俺様が人を殺す下策を講じるとでも? 俺様は奴から【魔力の業】を吸いとっただけだ)
「なんだ魔力の業ってのは」
(お前さんにも分かりやすく例えるなら、あやつが積み重ねて築いた悪性の強い魔力そのものだ。それを抜かれた奴は、もう術師ではなく普通の一般人同等の立場になる)
「術師同士で魔力を吸収するのは旅の途中何度も見たが、それとは違うのか?」
(節約に特化しただけの基本技と一緒にするな。魔力の業は、奴の培った知識でもある。目覚めたら研究に関する記憶は一つも残らん。それに、犯罪者は国が敷いた法に裁かれるのが道理よ)
 またも、よく分からない言葉が出てきてビンセントは考えるのを止めた。
「けど、魔力を吸収して、お前が強くなったり俺に変化が起きたりするのか?」
(そりゃお前さん…………明日になってのお楽しみよ)
 勿体ぶって言い残すと、またも身体から何かが抜けた感覚に襲われ、何度ルバートを呼ぼうにも、返事はなかった。


 翌日、ビンセントは男性の声に起こされ、眼前の人物を見て驚き目が覚めた。
「お、お前……」
 不思議とそれがルバートだと分かった。
「どうだ、この正装姿。『素敵すぎる紳士術師・ルバート様、降・臨』みたいだろ」
 焦げ茶色を基調とした紳士服姿の、二十八歳のビンセントよりやや年上の男性が、机に手を乗せて格好を付けていた。
「どうして見える!?」
「これが魔力の業と、ソレを利用出来る俺様の凄さだ。上手い具合に効果を有効活用させてもらった」
「それで人の姿に!?」
「まあ、一時的なものだ。正確な時間は不明だが今は数分程度かな? 魔力の業は集めれば集めるだけ色々不思議現象を起こせるが、反して困難も背負う事になる」
「何を背負うんだ?」
「面倒事だ」

 簡潔すぎる返答に苛立つ表情を滲ませる。
 ルバートは仕方ないといった具合で説明する。

「今回は奴が何人も殺した罪を回収したことにも繋がる。つまり、術師や魔女など、世に蔓延る魔力や術の類いの面倒事が色んな辻褄合わせで迫ってくる」
「ちょっとまて、俺はなにもしてない! お前が全部背負えよ!」
「おいおい、この期に及んで何を言うか。魔女の俺様を斬った時点でお前さんは俺様の業を背負ったのだ。これから魔力の業絡みの仕事が舞い込んでくるのだぞ。それに、これから何をしようかと迷っていた所だろ」
 図星を突かれて視線を逸らす。
「それは、そうだが。犯罪者の業を俺が背負う謂れはないぞ!」
「こう考えろ。『人助け』だ」
 即答に違和感を覚え、眉間に皺が寄る。それでもルバートは自信満々に続ける。

「今回の様な惨事の陰に隠れて悪行三昧な連中は多い。それを上手い具合に解決して悪人を捌く。方法は俺様の宿主であるお前さんの意見を尊重し、『人殺しはせん。それで人を助ける』だ。お前さんは英雄冥利に尽きる。それなりの報酬もあるが、この仕事を続けているとお前さんも新しい道が開ける可能性もある。矢を一本放っていくつの獲物を得るつもりだ、幸せ者」
 上手く丸め込まれている様で、嫌な感じしかしない。
「お前が裏切る可能性も考えられる。俺はお前を信じていないからな」
「俺様はお前さんを裏切らない・・・・・。というより裏切れない・・・・・。ゾグマと魔力の縛りは説明するとお前さんの頭が爆発するようなものだから省くが、魔女を斬ったお前さんを俺様は裏切れないのだよ」
 言い切ると鼻で笑った。
「素敵で知的で有能で優秀な相棒が出来たと思えばいいさ」

 くだらない話の最中、突然部屋の戸を叩く音が聞こえた。
 外には王国兵が立っており、国王命令を通達に来たのだという。
(良い方向へ進んでいるぞお前さん。『英雄探偵ビンセント』って肩書で店開いた方が儲かるだろ)

 こうして魔女を討伐した英雄ビンセントは、討伐した魔女ルバートと共に魔力に関する異変を解消する事となる。行く末に、世界を巻き込む惨事が待ち構えている事を、二人は知るよしも無い。
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