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三章 惨劇の台地
Ⅸ 弱点を読む
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二人は獅子の動きを警戒していた。いつ、どのように襲ってくるか、連携をとって攻撃してくるかなど。
「隊長、どうしますか?」
「奴らの口ぶりだと向こうにも面倒な魔獣がいる。突っ切って戻りたいところだ」
いくらギネドの戦士がいたとしても、あの魔獣の群れを相手に疲弊していないとは考えられない。バゼル隊三人が加わったとしても全員は消耗仕切っていると見て間違いない。
「ここは」
言った矢先、自分たちが来た方角に白い魔力の柱が上がったのを目にする。
「アレって……」
浄化結界。だが相談していた色合いも魔力の様子もおかしい。
浄化結界は魔力が増すと青い光が広がると聞いている。しかし前方の柱は白、別の可能性が考えられる。不自然ではない可能性としては、”防壁を張っている”である。
なぜか? それは襲われているから以外考えられない。
「どうやら向こうも危機的状況にあるようだ」
「どうしましょう」
悩みながらもコーの言葉が思い出される。
『弱点が分かれば呆気ない魔獣ばかりですが』
もし複雑な術の使用しなければ倒せない前提であるなら、この言葉の道理が通らない。
バゼル、トウマと戦い、二人でも倒せる術がある。だからこのように告げた。二人の何かを見たか、魔力を感じて弱点を突けると判断したからか。敵であれ、虚言で惑わす人物には見えなかった。
あくまで推測。
自分たちの技術で弱点を突けるかどうかは証明出来ない。しかし今はその可能性に縋るしかない。
「獅子の速度が分からん。この場を突っ切り、逃げながら獅子を倒す」
「無茶すぎませんか。確実に倒してからのほうが」
「向こうはまともに戦える奴がいないだろう。あの柱はおそらく結界ではなく防壁だ。ギネドの戦士がいてああなると言うことは、全員が疲弊しているか、魔獣に物理攻撃が効かないのだろう」
とはいえ無理を承知で突っ切るのは無謀。そもそも、速力においてトウマはバゼルに酷く劣る。足手まといにしかならない。
手段を考えると、一つの無茶な策が浮かんだ。
「隊長、ここは僕に任せて一人で向こうに行って下さい」
「おい、その方が無謀だろうが」
「二人で行っても僕は遅いから足手まといです。そうなると間に合うものも間に合わなくなります。このぐらい乗り越えないと、僕は奴に勝てない」
レンザとの戦闘を思い出す。加えて、ジェイク達の戦い、バゼルとラルバの戦いを。
強い者達の足下にも及ばない。窮地ではあるが、考えて動く事をしていかないと本当の意味で成長はない。
「勝算はあるのか」
「賭けですが、色々手は打てます。回復薬も飲んでますから魔力は充分です」
トウマの意思を尊重する決断をする。
「死ぬな。これは命令だ」
「はい」
返事を聞くと、バゼルは獅子達の間を突っ切って走った。
獅子の数体がバゼルを追いかけようと態勢を変えると、炎の球体を顔面に食らい、五体ともトウマに顔を向ける。
「本当に大丈夫なのぉ?」
ビィトラが現われて不安な表情を向ける。
「さっきは全然出来なかったけど、やってみたいことはある」
陣敷きを行い、五体の獅子を陣の中へ入れたが、行動を起こす前に獅子がトウマ目がけて襲いかかる。
両足に魔力を集中させて速力を上げ逃げて躱す。ジールやバゼルほど速くはないが、獅子を躱すには充分の速度が出た。
『お前は感知が不得意だ』
オードとの訓練を思い出す。
『だから武器を用いた戦闘、もしくは術。どの術でも良いが、魔術が適しているだろうな。それらを駆使するのが最適の戦術になる。だが今のお前では困難な場面は多々ある』
『どうしてですか? 隊長だと武器一つでやり過ごせてますよ』
『お前もあれだけ強ければそうしろ。それなら大半の魔獣は遇える。だがお前はまだ弱い。逃げることすら困難な強敵が現われでもすれば無駄な大技ばかりかまして死ぬ可能性が非常に高い』
『でもそんな強敵を相手にするってなったら、他に何を?』
『弱点を突く。そこから逃げの突破口を作る。それが生き残る方法だ。その為には感知力を重視した技を使う、だが、苦手なお前はどうすればいいか。そういうときは今から教える方法が丁度良い』
たった一日しかその技の訓練をしていない。
何度も失敗し、何度も感覚を掴むのに苦労した技。成功したのは最後の最後、他は出来ているような紛い物ばかり。
トウマは獅子たちと距離をとって集中する。
「……どこだ」
陣敷きで広がる魔力の地面から、獅子たちの身体を数本の糸が伝って進んでいく。
『糸……ですか?』
『そうだ。敵が魔獣であった場合、弱点の種類は大雑把に言えば三つだ。身体のどこかに魔力の弱いところがある、どれかの属性技に耐性がない、種族特有の弱点がある。この感知技はお前でも出来る優れものだ。難点があるとすれば時間が掛かる。それは覚悟しておけ』
陣敷きから伸びる糸は例え魔獣がその場を離れても身体に残り、弱点探しに糸が動き回る。
常に地面を動き回る獅子相手には使い勝手のいい弱点探しではある。ただ問題は、弱点が見つかるまで逃げ回らなければならない。
この技の難点をもう一つ上げるなら、糸が脆いため魔術などは使用出来ない。出来る事は武器を用いて糸を避けた攻撃のみ。効率が悪く使いどころが限られる弱点探しだが、使用魔力が抑えられる。現状、魔力消費を抑えなければならない状況では有り難い技である。
熟練すればより早く、強靱な糸で探れるが、今のトウマではこれが限界であった。
「トウマまだなの! なんか獅子達が強くなってる気がするんだけど!」
原理は分からない。ただ、この地に神性があるとコーが言っていたのでそれが影響しているのかもしれないが、ここで焦っては時間稼ぎに逃げ回っていたこと全てが無駄になる。
『これを使うなら、焦らず早まらず集中して逃げ回れ』
オードの教えに従い、トウマはその時が来るまで逃げ回った。
◇◇◇◇◇
コーとの戦闘で魔力をかなり消費したバゼルは、トウマを追いかける時ほどの速力はない。
ようやく遠景に魔獣らしき存在を捉えると、その透き通るほどに青々とした容姿から、本当に魔獣かと疑うほどであった。しかし、浄化結界の柱へ纏わり付く姿を見るからに、かなり危険な存在だと伺う。
さらに近づくと、刺々しい魔力を感じ、その脅威を理解する。
「なぜ攻撃しない」
ギネドの戦士なら矢でも射て迎え撃つだろう。しかしそれがない。矢が一つも飛んでいない。
推察するに、手は打ったが結果としてどんな手も打てなくなった。
魔獣の容姿、水の塊を魔獣に変えた見た目から、可能性は身体に矢を溶け込ませたのだろうか。だとすれば、物理攻撃は出来ない。グレミアの張る結界の状態がほぼ防壁に近いものとなっている。
隊員三名も魔術などを使用すれば勝ちの芽はあるだろうが、そうしないのは魔力が消耗仕切っているから。
徐々に状況を読めたバゼルは次の手を考える。
物理が駄目なら術しかない。
見た目が水の塊のような存在だから、単純に炎で蒸発させるべきか、竜巻でも起こして散らすか。
手を考えながらも魔獣の魔力を観察した。
『弱点が分かれば呆気ない魔獣なのですが』
その言葉通りなら、かなり呆気ない魔獣だと結論が導き出した。
信じるか信じないか悩むも、時間は許してくれない。
一か八かの賭けに打って出た。
「隊長、どうしますか?」
「奴らの口ぶりだと向こうにも面倒な魔獣がいる。突っ切って戻りたいところだ」
いくらギネドの戦士がいたとしても、あの魔獣の群れを相手に疲弊していないとは考えられない。バゼル隊三人が加わったとしても全員は消耗仕切っていると見て間違いない。
「ここは」
言った矢先、自分たちが来た方角に白い魔力の柱が上がったのを目にする。
「アレって……」
浄化結界。だが相談していた色合いも魔力の様子もおかしい。
浄化結界は魔力が増すと青い光が広がると聞いている。しかし前方の柱は白、別の可能性が考えられる。不自然ではない可能性としては、”防壁を張っている”である。
なぜか? それは襲われているから以外考えられない。
「どうやら向こうも危機的状況にあるようだ」
「どうしましょう」
悩みながらもコーの言葉が思い出される。
『弱点が分かれば呆気ない魔獣ばかりですが』
もし複雑な術の使用しなければ倒せない前提であるなら、この言葉の道理が通らない。
バゼル、トウマと戦い、二人でも倒せる術がある。だからこのように告げた。二人の何かを見たか、魔力を感じて弱点を突けると判断したからか。敵であれ、虚言で惑わす人物には見えなかった。
あくまで推測。
自分たちの技術で弱点を突けるかどうかは証明出来ない。しかし今はその可能性に縋るしかない。
「獅子の速度が分からん。この場を突っ切り、逃げながら獅子を倒す」
「無茶すぎませんか。確実に倒してからのほうが」
「向こうはまともに戦える奴がいないだろう。あの柱はおそらく結界ではなく防壁だ。ギネドの戦士がいてああなると言うことは、全員が疲弊しているか、魔獣に物理攻撃が効かないのだろう」
とはいえ無理を承知で突っ切るのは無謀。そもそも、速力においてトウマはバゼルに酷く劣る。足手まといにしかならない。
手段を考えると、一つの無茶な策が浮かんだ。
「隊長、ここは僕に任せて一人で向こうに行って下さい」
「おい、その方が無謀だろうが」
「二人で行っても僕は遅いから足手まといです。そうなると間に合うものも間に合わなくなります。このぐらい乗り越えないと、僕は奴に勝てない」
レンザとの戦闘を思い出す。加えて、ジェイク達の戦い、バゼルとラルバの戦いを。
強い者達の足下にも及ばない。窮地ではあるが、考えて動く事をしていかないと本当の意味で成長はない。
「勝算はあるのか」
「賭けですが、色々手は打てます。回復薬も飲んでますから魔力は充分です」
トウマの意思を尊重する決断をする。
「死ぬな。これは命令だ」
「はい」
返事を聞くと、バゼルは獅子達の間を突っ切って走った。
獅子の数体がバゼルを追いかけようと態勢を変えると、炎の球体を顔面に食らい、五体ともトウマに顔を向ける。
「本当に大丈夫なのぉ?」
ビィトラが現われて不安な表情を向ける。
「さっきは全然出来なかったけど、やってみたいことはある」
陣敷きを行い、五体の獅子を陣の中へ入れたが、行動を起こす前に獅子がトウマ目がけて襲いかかる。
両足に魔力を集中させて速力を上げ逃げて躱す。ジールやバゼルほど速くはないが、獅子を躱すには充分の速度が出た。
『お前は感知が不得意だ』
オードとの訓練を思い出す。
『だから武器を用いた戦闘、もしくは術。どの術でも良いが、魔術が適しているだろうな。それらを駆使するのが最適の戦術になる。だが今のお前では困難な場面は多々ある』
『どうしてですか? 隊長だと武器一つでやり過ごせてますよ』
『お前もあれだけ強ければそうしろ。それなら大半の魔獣は遇える。だがお前はまだ弱い。逃げることすら困難な強敵が現われでもすれば無駄な大技ばかりかまして死ぬ可能性が非常に高い』
『でもそんな強敵を相手にするってなったら、他に何を?』
『弱点を突く。そこから逃げの突破口を作る。それが生き残る方法だ。その為には感知力を重視した技を使う、だが、苦手なお前はどうすればいいか。そういうときは今から教える方法が丁度良い』
たった一日しかその技の訓練をしていない。
何度も失敗し、何度も感覚を掴むのに苦労した技。成功したのは最後の最後、他は出来ているような紛い物ばかり。
トウマは獅子たちと距離をとって集中する。
「……どこだ」
陣敷きで広がる魔力の地面から、獅子たちの身体を数本の糸が伝って進んでいく。
『糸……ですか?』
『そうだ。敵が魔獣であった場合、弱点の種類は大雑把に言えば三つだ。身体のどこかに魔力の弱いところがある、どれかの属性技に耐性がない、種族特有の弱点がある。この感知技はお前でも出来る優れものだ。難点があるとすれば時間が掛かる。それは覚悟しておけ』
陣敷きから伸びる糸は例え魔獣がその場を離れても身体に残り、弱点探しに糸が動き回る。
常に地面を動き回る獅子相手には使い勝手のいい弱点探しではある。ただ問題は、弱点が見つかるまで逃げ回らなければならない。
この技の難点をもう一つ上げるなら、糸が脆いため魔術などは使用出来ない。出来る事は武器を用いて糸を避けた攻撃のみ。効率が悪く使いどころが限られる弱点探しだが、使用魔力が抑えられる。現状、魔力消費を抑えなければならない状況では有り難い技である。
熟練すればより早く、強靱な糸で探れるが、今のトウマではこれが限界であった。
「トウマまだなの! なんか獅子達が強くなってる気がするんだけど!」
原理は分からない。ただ、この地に神性があるとコーが言っていたのでそれが影響しているのかもしれないが、ここで焦っては時間稼ぎに逃げ回っていたこと全てが無駄になる。
『これを使うなら、焦らず早まらず集中して逃げ回れ』
オードの教えに従い、トウマはその時が来るまで逃げ回った。
◇◇◇◇◇
コーとの戦闘で魔力をかなり消費したバゼルは、トウマを追いかける時ほどの速力はない。
ようやく遠景に魔獣らしき存在を捉えると、その透き通るほどに青々とした容姿から、本当に魔獣かと疑うほどであった。しかし、浄化結界の柱へ纏わり付く姿を見るからに、かなり危険な存在だと伺う。
さらに近づくと、刺々しい魔力を感じ、その脅威を理解する。
「なぜ攻撃しない」
ギネドの戦士なら矢でも射て迎え撃つだろう。しかしそれがない。矢が一つも飛んでいない。
推察するに、手は打ったが結果としてどんな手も打てなくなった。
魔獣の容姿、水の塊を魔獣に変えた見た目から、可能性は身体に矢を溶け込ませたのだろうか。だとすれば、物理攻撃は出来ない。グレミアの張る結界の状態がほぼ防壁に近いものとなっている。
隊員三名も魔術などを使用すれば勝ちの芽はあるだろうが、そうしないのは魔力が消耗仕切っているから。
徐々に状況を読めたバゼルは次の手を考える。
物理が駄目なら術しかない。
見た目が水の塊のような存在だから、単純に炎で蒸発させるべきか、竜巻でも起こして散らすか。
手を考えながらも魔獣の魔力を観察した。
『弱点が分かれば呆気ない魔獣なのですが』
その言葉通りなら、かなり呆気ない魔獣だと結論が導き出した。
信じるか信じないか悩むも、時間は許してくれない。
一か八かの賭けに打って出た。
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