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三章 戦い続けるガーディアン

Ⅴ 窮地を救う者

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 ゼノアは改造パルドの突進を避け、炎を纏わせた剣で次々に斬っていく。余裕は無い。敵の数が多く、隙を見て近づくのが困難で、この繰り返ししか出来なかった。
「あんたミルシェビスの師団長なんだよなぁ! さすがはタフだ! 並の雑魚兵士と違って歯ごたえありすぎぃ!」
 楽しそうに傍観する男の横から次々と改造パルドが現われ突進する。

(キリが無い。どうする)
 一撃で個々は破壊出来る。一振りで数体を破壊出来る。回避行動により自身に負傷は無い。
 ただ、終わらない。次々に改造パルドが裂かれた空間から溢れて出現し続ける。それを目にするだけでも気が滅入ってしまいそうになる。
 改造パルドは突進ばかりではなく連携もとられてしまう。炎の刃を男目がけて飛ばすも、密集して阻まれ届かない。
「――……はぁ、はぁ、はぁ……」
 大々的に炎の波を起こしてパルドを大量に破壊するも、魔力の大量消費の反動がいよいよ息切れへと至った。
「おいおい、自棄やけになって無茶したなぁ……。人間の大量虐殺が好きなのか?」
「何?」
「あれ、知らねぇの? こいつら元々人間だぞ。つっても、魂の力やら魔力やらを吸われた化け物であって、人間とは程遠いんだがな」

 真偽は定かではないが、他者を馬鹿にして見下す男の言葉が疑わしく、素直に信じれない。
「まあいいや。こいつらは後々使えそうだから、残りは置いといて、次は俺が相手してやんよ」
 男は何も無い所から刀を出現させた。
(あの形状……確か……)
 ゼノアは立ち上がり切っ先を男に向けた。
「貴様、リブリオス王国の者か」
「はぁ? ……ああ、日本刀って、こっちじゃリブリオスの武器になんのか」
 言動からこの世界の住人ではないと察した。連想される存在が浮かぶも、同類と思いたくない気持ちも生じた。

「ガーディアンか貴様」
「あー……、まあ、この辺でバラしてもいい頃合いかな? 筋書きも第三段階いったし。折り返しだろうからな」
「何をゴチャゴチャ言っている!」
 男は峰を肩に乗せた。
「俺はレンザ。最強のガーディアンだぜ」
 ガーディアン全体の力量差はまるで分からないが、”最強”と謳うに適した魔力を秘めているのは見て取れる。
軽々けいけいに戦士を見下し、力量がずば抜けているガーディアン。貴様がジェイク達に化け物を仕向けた輩か」
「ああ、聞いてるなら話が早い。あいつらフェンリル程度で詰ませる筈だったんだけどさぁ、見事に倒しちまってよぉ。もっと強いのでやりゃ良かったってな。後悔後悔」

 言葉を聞くだけで苛立つ。
 トウマの怒り混じりの言葉を思い出し、ゼノアは溜息を漏らした。
「誉れ高きガーディアンの役を担う者が、こうも愚かで阿呆とは情けない。先ほどの、『パルドが人間だ』という話しもそうだ。もしそうであるなら分かっていて改造して襲わせるなど下劣を極めし蛮行。貴様の悪辣さをよく知ったよ」
「あぁ? 雑魚が何ほざいてんだ? イキってんじゃねぇぞ」
 ゼノアは力強く睨み付けた。
「貴様は今ここで、私が処罰する」
 剣に纏わり付く炎が再び燃えさかった。
「おぉ~、いいねぇ! やる気満々って感じ! じゃあ、俺もちょいとばっかやる気になっちまおうかなぁ」

 レンザが刀を構えると、勢いよく放出する気功と魔力が混ざって刀身に纏わり付き形が定着した。その見た目は、一回り刀身が大きくなったように見える。
 気功と魔力を同時に使用し、一カ所に定着させ、揺らぎが無い確かな固定。実力ある者の証拠である。
 一見して相手の力量を悟ったゼノアは怒りながらも悔しがる。
(ジェイク……すまない。私はここまでかもしれない)
 剣を構えた。
(だが奴は命に代えても致命傷ぐらいは負わせる!)
 覚悟を決め、突進した。

「来いや女剣士よぉぉ!」
 勢いよく切りつけたゼノアの一撃をレンザは左手に魔力を籠めて受け止めた。
「何ぃ!?」
 素手で受け止められた驚きを余所に、腹部へ重い衝撃が加わった。
 蹴られたと思った時にはレンザから離れた所に飛ばされている。
「はい、ついげ~~き」
 まだゼノアが宙に浮いている時に刀を振り上げ、思い切り振り下ろした。すると、刀に纏わり付いていた力が刃となって飛んだ。
 地面を転がるって蹴りの勢いが収まったゼノアは、苦痛に悶えながらも迫る刃を目の当たりにする。
(……くそ)
 剣は手から離れ、魔力を纏おうにも底をついている。
 死を覚悟し、虚ろな目で刃を見た。

 それは刹那の出来事。
 何かが迫る刃に突進して切りつけた。瞬間だが、烙印のような力が盾のように現われたのが見えた。
(……ジェイ……ク)
 刃は霧散して消え、ゼノアは突進した何かを見た。

「やれやれ、手助けの機をうかがうのも楽ではないよ」
 その人物はミゼルであった。
 まるで何事も無かったかのように飄々とした雰囲気で現われた。
「ミゼル殿……どうして?」
「あまり無理をせず治癒に専念した方が良い」
 腰に下げた革の水筒をゼノアに渡した。
「リネス殿が配合した薬だ。魔力の回復に良いと聞く。それで治癒術に専念するんだ」
 しかし相手は強敵。ミゼル一人でも困難は予想出来る。
「……いや、私も加勢に……」
「今の貴殿は足手まといだ。一国の優秀な騎士であるなら、現状の自分を見て物事を判断出来ん未熟者でもないだろ」
「しかし」
「ここは私を信じて頂きたい。もしもの時は共に死ぬだけだ」
 笑顔で縁起でも無いことを平然と口にする。
 ミゼルの余裕がやや鼻につき、ゼノアは楽な姿勢で治癒に励み、ふんと鼻を鳴らした。
「共に死ぬ気は無い。回復次第、再度戦える心構えではいる」
「それでいいよ。では失礼」
 ミゼルは颯爽とレンザに近づいた。


 距離をとって向き合うと、レンザは再び刀を肩に乗せた。
「あんたどっから湧いた? 俺も気付いてねぇってのは、並の転生者じゃねぇな」
 何か理由があって初対面のミゼルを転生者と分かるのは、特定加護か何かの術。そのようにミゼルは察した。
(ねぇミゼル。さっきのってこの人?)
(ではなさそうだ。異質ではあるがアレとは別物だ)
 レンザの質問を余所に別の事を調べていた。
「おいおいシカトかよ。あんた礼儀なってねぇのか?」
 惚けた表情でミゼルは反応した。
「ああ、失礼。初対面で随分と喧嘩を売る輩だと思っててね。礼儀云々を言われる筋合いはないのだが」
 笑顔で刺々しい反論。レンザを苛立たせる要素は十分にあった。
「とはいえ挨拶もないのはさすがに失礼だな。私はミゼル=ウォード。君と同じ転生者だが仲間意識を持たれるのは不快極まる。紛れもなく君は私の敵だ」

 言い終わる前にレンザは刀へ魔力と気功を籠め、残像が現われるほどの俊足でミゼルへ斬りかかった。
 一瞬でミゼルは胴を寸断された。切り抜いた勢いのままレンザは、ミゼルの背後で何事も無かったような態度で立った。

「おいおい、いつまで見てんだ? あ、それとも死んだ? 俺、超強ぇから、てめぇみてぇな雑魚、苦しまねぇように殺す優しさ持ち合わせてんのよ」
「いやぁ、これは驚きだ」
 声が背後からして、レンザは緊張し、振り返る。
「口汚く不躾。無礼と下品を美徳としているのかな? 品格と知性は壊滅しているようだ」
(なん、で?!)
「やはり私は君が嫌いだ。性に合わんし空気が悪くなる。出来る事なら声も出さないでほしいよ」

 斬ったミゼルをみると、レンザの残像のように消えた。

(俺と同等に強い……だと? ありえねぇ!)
「おや、何か思い違いをしていた様にお見受けする」
 ミゼルは剣を鞘から抜いて構える。
「私の事を、自分より弱い人間・・・・・・・・。そう決めつけていたのだろ?」
 再びレンザは刀を構える。今度は全身に、薄い布のように魔力と気功の混ざった力を纏った。
 転生してから初めての、本格的な臨戦態勢。
 必ず転生者には負けること無いと思い込んでいたが、思いがけない窮地に焦る。

 ミゼルの余裕の表情がその不安に拍車をかけた。
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