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三章 戦い続けるガーディアン

Ⅱ 狂ってしまった町

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 男はバルブライン王国へと入った。それは、ある目的を達成させるためである。
 自らの意思ではなくただの依頼。しかし達成困難な命がけの依頼だ。
 およそ一月ひとつき前、男はミルシェビス王国にいた。しかし突如リブリオス王国(正確には王国から干潮時に砂浜の道が現われて行き来出来る離れ小島)へと移動した。
 ”ガーディアン召喚である”と、男を召喚した人物が教えた。
 その者は、紫色のローブに身を包み、仮面で口元と顎以外を隠している。

「やっぱり正解。なんか大仰な報せにも関わらずありきたりな召喚陣だったから、半信半疑で書き換えて幸いね」
 口調は女性だが声色がやや女性離れしている。
 男は初見で感じ取った。かなり戦馴れし、戦いとなったら自身は命を落とす危険性が高いと。
 槍を構え、男は召喚した人物に警戒する。
「ちょ、ちょっと待ってよ!? 召喚されて気が立ってるのは分かるけどぉ、ちょっとぐらいこっちの話を聞いてからでも良いじゃない」
 強いのにどこか飄々としつつ弱腰な態度。
 男の警戒心は緩和され、事情を聞くことにした。

 ローブの人物は【ドーシュ】と名乗った。偶然だろうか、男の知る神話に登場する、英雄を嵌める戦士と同じ名前であった。
 ドーシュの目的は、やがて来るゾアの災禍に乗じ、ある国の抱える秘密を暴露させることにあった。その為、誰にも気付かれず密かに力を集めているという。
 目的はさておき、保管しておいた”人間だが人形の化け物”がどこかへ行ってしまったらしい。二体で一対だった片割れが。
 ドーシュはバルブライン王国へ行った可能性が高いと意見する。しかし今のバルブライン王国は入国が困難な状況にあるとも詳細を加えた。
 いずれ入国を妨害する壁は消えるだろうと説明され、男はもう一体の化け物と協力するように指示された。
 男はその化け物を見て言葉を失う。”化け物”という言葉に違和感を覚える程の衝撃を受けてしまったのだ。

「おじちゃん、だれ?」
 まるで子供。七歳前後の人間の男児。
 ”人形”とあったため、容姿を確認するも、紛うとことのない人間だ。
 ドーシュは少年に許可を得て、ナイフで腕を縦に切った。すると、中身は木の棒のような物が見え、傷口は紫と赤が入り混じるような”何か”としか言えない。血は一滴も出ない。
 さらに驚いたのは、傷口を塞ぐと、瞬く間に完治した。
 少年がどういう目的で作られたかは分からないが、ドーシュは必要性があると言ったから、何か利用出来るのは分かる。しかしそれ以上の情報を教えなかった。

 男は少年と時期が来るまで生活することになる。
(なぜ召喚されてから子守を?)と思い、男は拒む。
 ドーシュから何か望む物を求められ、男は”力”を望んだ。悲願成就の為この世界で生き抜き、神の昇格試練を達成するために。
 ドーシュは始め悩んだが、単に鍛えるだけで達成するようなものではないとし、武器や術、魔力の扱いなどを教える事を条件に男と協力を結んだ。

 約一ヶ月。
 男は少年を【グレン】(男の祖国で有名な戦士の名)と名付け、共に過ごした。
 グレンは男の稽古相手に十分な実力を備えていた。
 剣術が何かの型に当てはまってはいないが、素早く先の読めない動きが鍛錬相手として満足のいくものであった。
 木の棒を持たせると、縦横無尽に駆け回る猛獣のような存在。如何様な敵が現われるか分からないこの世界において、グレンとの稽古はかなり有意義なものであった。
 さらに時々訪れるドーシュの魔力と気功の稽古により、実のある力を得ることになった。

 今、男はバルブライン王国へと入国する。
「おじちゃん、にぃに、ここにいるの?」
 グレンは強力な戦力になると告げられて連れてきたものの、子供の容姿で懐かれると、戦地へと出したくない親心が働いてしまう。
『いーい。くれぐれもグレンに入れ込みすぎないこと。弱ったからって、何でもかんでも助けようとしないこと。片割れが見つかったらそれで十分だけど、今のあの子はその辺の獰猛な魔獣より厄介な存在になりかねないから』
 ドーシュの忠告を聞き入れたいのはやまやまだが、出来ることなら今すぐにでも安全地帯へと保護を求めたい思いが強い。
「おじちゃん、だいじょうぶ?」
「ああ。お前が心配する必要ない」
 男はグレンの頭を撫で、それでもどうしようかと思考しつづける。

 ◇◇◇◇◇

 アードラとの話合いの末、バーデラの住民達は協力することになった。
 協力関係を築いて先に行われたのは、バーデラの結界張り替えである。
 本作戦において最重要な、バーデラ住民の一時避難としてガデアを使わせて貰うことになる。
 住民大避難の最中、バーデラの結界が消えた。

 二日後、シャール、ノーマ、ゼノア、ジェイクの四名がリシャの泉の楔を解除する小隊として組まれた。

「驚きだな。魔力の知識がずば抜けてるから、てっきりあんたはなんかの術を使うと思ってた」
 ジェイクはノーマの装備を見て感想を述べた。
 ノーマは背に弓と矢を備えている。
「こう見えて魔力の貯蔵量が少なくてね。術の大半は自然界のを、術師としては少量で節約してやりくりしてんのよ。こいつがあったら遠方は矢を飛ばしゃいいし、近づいてきたら矢掴んでぶっ刺しゃいいからね。そっちはボウガン無しかい?」

 烙印を手に入れて以降、戦闘の感覚と体力と持久力が向上している。
 烙印技を使わず、必ず一つ維持すれば敵をあしらえると考えて剣のみである。

「パルド以外の魔獣を俺が狩れば烙印が増えるから、無理がなければ俺に任せてくれ」
「頼もしいですな。リシャの泉には禁術発動前から獰猛な魔獣がいるとあります」
 ゼノアが感心するも、シャールは冷静に告げる。
「だが並の魔獣を相手にするんじゃない。以前、空気が一気に変化して以降」ミゼルがリネスと感じた変化の事。「何が起きているか分からん。極端な話、感情まで真似きった人間のようなパルドが攻めてくるかもだ。その烙印とやらも吸われる可能性もあるだろうから重々気をつけろ」
「おう」

 四人を乗せた馬車はガデアを出た。
 幸いにも魔獣にもパルドにも遭遇することなく、一同はバーデラへ到着した。

「……おいおい、早速異変でお出迎えか?」
 四人はバーデラへ足を踏み入れるのを躊躇った。
 町は禁術で変化した世界のように地面には沼地や草原、荒野など、さまざまな地面が円形に点在し、空は様々な色合いが溶け合わず歪んで混ざる。
 季節感が混同しているのか、雪が積もっている部分と日差しが強く当たって見える部分、花が咲き誇る部分や枯れ葉が積もる部分とある。
 さらに空間に割れ目が生じ、割れ目の向こうには泉の風景らしきものが見える。

「ノーマ、これは結界を張り続けた反動か?」
 シャールへの返答前に、ノーマは手頃の小石を探して三つ拾った。
「ちょっと待ってな」

 一つを何も変化が起きていない所。
 一つを遠くへ。
 一つを空間の割れ目へ投げた。
 結果、最初の二カ所に投げた小石に変化はない。しかし、割れ目へ小石を投げ入れると、割れ目が消え、二秒ほどして戻った。

「――いてっ」
 突如ジェイクは頭に何かをぶつけられた。それが小石であり、ノーマは落ちた小石を拾い上げて自分が投げた小石と分かる。
 小石は前方から来たが、誰も飛んできた所を見ていない。
「つまり、皆の見てない所に空間の割れ目が出来て、ジェイク殿の頭へ?」
 ゼノアの推理とは関係無く、ノーマは別の事を心配する。
「先に言っとくが不可抗力だからね。『身体で責任とれ』とか言うなよ」
「言うか! どうしてそうなる!」
 くだらないやりとりの最中、シャールとゼノアは何かに気づき周囲を警戒する。

「なんか感じるのか?」
「……ああ、一瞬な」
 感じたのはシャールとゼノアのみ。
 魔力感知力がずば抜けて高いノーマが気付かない点で、別の力だと思われる。
「なんか、見張られつつ試されてる感じだねぇ。ジェイク、あんたは何も感じないか?」
 魔力の感知法はまだよく分かっていないが、それ以外の気配を感じてみるも何も分からない。「まったく感じない」と返答する。
「私もまるで感じない。気配も別の力すらも。なのにシャルとゼノアには感じた。さっきの小石にしてもそうだ。あれが、何かの法則でジェイクに当たったとしたら、割れ目とジェイクに何かしらの関係性やら法則があるだろうけど、こうも立て続けて異変が起きると、誰かが行ったか、それとも……」

 背に提げた矢筒から矢を一本取りだし、バーデラの入り口に近づいた。

「おいおい、矢とか飛ばしてさっきみたいになったら、さすがに俺死ぬぞ」
「そんなんじゃないさ。ちょいと粗めの感知技をね」
 矢じりに指を当て、桃色の魔力を出現させて指を離す。
 桃色の魔力を纏わせた矢じりを勢いよく地面へ突き立てると、およそ五秒後に魔力が地面を這うように弾けた。
「――うわぁ!?」
 どこからか少年の声が聞こえた。同時に、バーデラの雰囲気がみるみる変貌し、あちこちに亀裂が生じた。
「おいおい、どうなってんだ?!」
「ノーマ、これも禁術の影響か?」シャールが訊く。
「いや、禁術と結界の反動かなと思ったけど、こりゃぁ、ちょいっと面倒な空間術だよ。歪な魔力に混じって神性のある魔力も見える。おそらくリシャの泉と連結してんだろうさ」
「どうすればいい」
 ゼノアは剣をいつでも抜ける姿勢である。
「術にかかってもバーデラとリシャの泉、その間の場所へしかいかんだろうよ。ジェイクは無理だろうが、私らで互いの魔力を感じ、手助け出来そうなら向かう。ジェイクは状況次第で分かりやすく魔力を発生させな」
「お、おう」自信は無いが、返答はしっかりした。

 空間の割れ目が次々に増え、次第に四人を囲んだ。

「来るよ」

 それぞれの身体を包むように大きな亀裂が発生し、数秒で消えた。
 その場に四人の姿が見えなくなると、瞬く間に亀裂は硝子窓が砕け散るように無くなった。
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