35 / 41
第34話 私の本当に欲しかったもの
しおりを挟む
見せられた航空写真は二日前の物だという。
それはとにかく黒一色で、いったい何を写したものなのか初めの内はまったく分からなかった。
しかし、ようやく気付く。
黒一色に思えたものは、蜘蛛の様な形をした地上侵攻用のオームだったことに。
由仁さんが吹き飛ばし、地上に空けた大穴から、それをも覆いつくすほど大量のオームが湧き出し、侵攻を始めたのだ。それ故に、黒一色。
もちろん拡大しているなどと言うオチではない。
何度目をこすっても写真が変わることはなく、頬をつねっても夢から覚める事は無かった。
「由仁さんがやったのに……。意味が無かったの……?」
思わず、そう呟いてしまった私に、意外な所から慰めが入る。
「いや、前のソイツはよくやったよ」
「え?」
先生に食ってかかった、小柄な自衛隊員だ。
ただ、その時の様な怖さは、既に無い。
「その、由仁ってヤツが基地型のオームを破壊したから、奴らは出て来ざるを得なくなっただけだ。もしあのままだったら、近いうちに日本がまるごと飲み込まれるほど戦力が整って、俺らは皆殺しにされていただろうな」
「あ……」
唐突な態度の変化でなんと返せばいいのか、私には見当もつかなかった。
彼の顔を見返すと、何とも極まりの悪そうな表情を浮かべて頭をボリボリと掻いてから、ふいっと視線を外して田所一佐の方を向く。
「敵の航空戦力は少ないんでしょう?」
「偵察はそう言っていた。しかし、確実に数はこちらの上だ」
「航空支援が必要な時はお呼びください。また……」
そう言って、私の目をまっすぐ見据える。
「桜花の護衛も用意いたします」
桜花。つまり私を守るという意味だ。
結局私は死ぬかもしれない。でも、ただ使われるだけじゃないと、何となく感じていた。
「了解した。……相馬担当官。現状使える桜花の種類と生体……彼女たちの数は?」
田所一佐は私に気遣って生体誘導機ではなく彼女達と言ってくれたのだろう。
先生は少し考えるために固まった後、絞り出すようにいくつかの数字を並べていく。
「戦略水爆を搭載した桜花83甲型は2機、同乙型が半壊1。戦術水爆を搭載した桜花71甲型が5機。ただしこれは修理中も含むそうです。それから……通常のタイプは、3体待機しています」
つまり、使える桜花は最大で4機という事だ。
どう考えても、あの数を相手にするには足りなかった。
「なるほど。では桜花が必要な時は順次連絡する。相馬担当官、チャンネルを教えてもらってもよいか?」
「…………」
先生は返答しなかった。
私を使う事をためらっているのだろう。
だから――。
「お願いします」
「恋っ」
先生の手から通信機を奪い取ると、おっきな隊員さん――田所さんへ差し出した。
当然、先生は私の手から通信機を取り上げようとしてきたのだが、私は先生の手を掴んで制する。
たったそれだけで、先生の動きは止まってしまった。
ああ、やっぱり先生も分かってるんだ。自分が無茶苦茶な事を言っているって。
私を使わずに居られるなんて、有り得ないって。
「……先生。もう、いいよ」
「よくない」
「私は守ってもらわなくても大丈夫」
「それで恋は死ぬって言うんだろ? そんなの……」
先生はまたあの顔を、泣きそうで泣き出しそうでたまらなくて、でもそれでも歯を食いしばって我慢して、やるせなくてどうしようもないっていう、あの表情をする。
先生は私が死ぬことを心の底から嫌がってくれてるんだ。
分かるよ。感じるよ。
ありがとう……でも……。
「やらなきゃ、いけないから」
そして私は笑った。
笑顔が作れているか分からないけれど、精一杯の笑顔を作って先生に見せる。
「……今まで、ありがとうございました」
楽しかった。
嬉しかった。
先生くれた思い出は、間違いなく私にとって一番の宝物。
ずっとそれに浸って居たかったけれど、現実は許してもらえないから。
だったらせめて、もっとたくさんの宝物を、私が守らなきゃ。
「…………」
先生が声を押し殺して泣くのを始めて見た。
そして――。
「恋っ」
ぎゅって、抱きしめてくれて。
それがとっても、痛かった。熱かった。
泣きたくなって、本当は先生にずっと縋って居たくて――でも許されなくて。
私は必至に笑顔を保ちながら、通信機を田所さんへと差し出した。
嗚咽を飲み込む荒い息だけが聞こえる中、田所さんは私から通信機を受け取り、何か弄ると、私の手の上に乗っけてくれる。
「……では細かい命令は通信機をもって伝える。総員は持ち場へ」
「はいっ」
ゆっくりと、私の声に押されるように、先生が動き出す。
私の体を離すと、ゆらりと幽鬼の様に立ち上がり、涙を隠さぬまま、
「……はい」
返事と敬礼をする。
それから私達は桜花の発進するカタパルトへと向かったのだった。
カタパルトへ前に来てから、ずっと、私と先生は思い出話に花を咲かせた。
私が感情をもって大変だったこと。
それでも嬉しかったと言ってくれた。
私が少しずつ生活できるようになったこと。
それが先生の幸せだったと言ってくれた。
私が初めて笑ったこと。
それで今までの苦労が全て報われたようだったと言ってくれた。
私の短い人生は、それに収まりきらない位沢山の宝物が詰まっていて、私の両手には持ちきれなくて……。
『相馬担当官。支援を、頼む。場所は――』
さあ、これが最期の宝物。
先生は表情を完全に失った顔で通信機を手に、まるで機械の様に受け答えしている。
これで通信は四回目。
つまり、私が発進する番。
もう楽しかった会話は終わり。
どれだけ未練があっても、逝かなきゃいけない。
必要だから。
みんなを守るために。
何より、先生を守るために。
だから私は――。
「先生」
「なん、だい?」
ずっと思っていたことを、口にした。
少しだけ気恥しいから、先生の耳元に小さな声で耳打ちをする。
「……僕は、恋を守り切れない僕は、それに相応しくないのに……いいのかな?」
「だめ?」
先生は、何か言う代わりに私をぎゅってしてくれる。
先生の大きな腕が私の体を包み込み、温かくて優しい香りが胸いっぱいに広がって、先生の想いの全てが私に直接届く。
それが答えだ。
ああ、私は感情を持てて幸せだ。
こんなに優しくしてもらって、大事にしてもらって、今はこんなに幸せなプレゼントまで貰えた。
他のみんなよりも、ちょっとだけ幸せ過ぎるくらいだ。
「博士さんにも言ってみたかったな」
「……絶対喜ぶよ、安寿さんは。保証する。もしかしたら泣いちゃうかも」
「そう、なんだ」
うん、私の中でも博士さんの顔が思い浮かぶ。
最初は照れて、変な事を言って誤魔化そうとして……でも最後は先生みたいにこうやってぎゅってしてくれるんだ。
「それじゃあ、ありがとうって伝えてね……」
…………その言葉を口にするのはちょっとだけ緊張してしまう。
でも、許してくれたんだからいいよね?
「お父さん」
それはとにかく黒一色で、いったい何を写したものなのか初めの内はまったく分からなかった。
しかし、ようやく気付く。
黒一色に思えたものは、蜘蛛の様な形をした地上侵攻用のオームだったことに。
由仁さんが吹き飛ばし、地上に空けた大穴から、それをも覆いつくすほど大量のオームが湧き出し、侵攻を始めたのだ。それ故に、黒一色。
もちろん拡大しているなどと言うオチではない。
何度目をこすっても写真が変わることはなく、頬をつねっても夢から覚める事は無かった。
「由仁さんがやったのに……。意味が無かったの……?」
思わず、そう呟いてしまった私に、意外な所から慰めが入る。
「いや、前のソイツはよくやったよ」
「え?」
先生に食ってかかった、小柄な自衛隊員だ。
ただ、その時の様な怖さは、既に無い。
「その、由仁ってヤツが基地型のオームを破壊したから、奴らは出て来ざるを得なくなっただけだ。もしあのままだったら、近いうちに日本がまるごと飲み込まれるほど戦力が整って、俺らは皆殺しにされていただろうな」
「あ……」
唐突な態度の変化でなんと返せばいいのか、私には見当もつかなかった。
彼の顔を見返すと、何とも極まりの悪そうな表情を浮かべて頭をボリボリと掻いてから、ふいっと視線を外して田所一佐の方を向く。
「敵の航空戦力は少ないんでしょう?」
「偵察はそう言っていた。しかし、確実に数はこちらの上だ」
「航空支援が必要な時はお呼びください。また……」
そう言って、私の目をまっすぐ見据える。
「桜花の護衛も用意いたします」
桜花。つまり私を守るという意味だ。
結局私は死ぬかもしれない。でも、ただ使われるだけじゃないと、何となく感じていた。
「了解した。……相馬担当官。現状使える桜花の種類と生体……彼女たちの数は?」
田所一佐は私に気遣って生体誘導機ではなく彼女達と言ってくれたのだろう。
先生は少し考えるために固まった後、絞り出すようにいくつかの数字を並べていく。
「戦略水爆を搭載した桜花83甲型は2機、同乙型が半壊1。戦術水爆を搭載した桜花71甲型が5機。ただしこれは修理中も含むそうです。それから……通常のタイプは、3体待機しています」
つまり、使える桜花は最大で4機という事だ。
どう考えても、あの数を相手にするには足りなかった。
「なるほど。では桜花が必要な時は順次連絡する。相馬担当官、チャンネルを教えてもらってもよいか?」
「…………」
先生は返答しなかった。
私を使う事をためらっているのだろう。
だから――。
「お願いします」
「恋っ」
先生の手から通信機を奪い取ると、おっきな隊員さん――田所さんへ差し出した。
当然、先生は私の手から通信機を取り上げようとしてきたのだが、私は先生の手を掴んで制する。
たったそれだけで、先生の動きは止まってしまった。
ああ、やっぱり先生も分かってるんだ。自分が無茶苦茶な事を言っているって。
私を使わずに居られるなんて、有り得ないって。
「……先生。もう、いいよ」
「よくない」
「私は守ってもらわなくても大丈夫」
「それで恋は死ぬって言うんだろ? そんなの……」
先生はまたあの顔を、泣きそうで泣き出しそうでたまらなくて、でもそれでも歯を食いしばって我慢して、やるせなくてどうしようもないっていう、あの表情をする。
先生は私が死ぬことを心の底から嫌がってくれてるんだ。
分かるよ。感じるよ。
ありがとう……でも……。
「やらなきゃ、いけないから」
そして私は笑った。
笑顔が作れているか分からないけれど、精一杯の笑顔を作って先生に見せる。
「……今まで、ありがとうございました」
楽しかった。
嬉しかった。
先生くれた思い出は、間違いなく私にとって一番の宝物。
ずっとそれに浸って居たかったけれど、現実は許してもらえないから。
だったらせめて、もっとたくさんの宝物を、私が守らなきゃ。
「…………」
先生が声を押し殺して泣くのを始めて見た。
そして――。
「恋っ」
ぎゅって、抱きしめてくれて。
それがとっても、痛かった。熱かった。
泣きたくなって、本当は先生にずっと縋って居たくて――でも許されなくて。
私は必至に笑顔を保ちながら、通信機を田所さんへと差し出した。
嗚咽を飲み込む荒い息だけが聞こえる中、田所さんは私から通信機を受け取り、何か弄ると、私の手の上に乗っけてくれる。
「……では細かい命令は通信機をもって伝える。総員は持ち場へ」
「はいっ」
ゆっくりと、私の声に押されるように、先生が動き出す。
私の体を離すと、ゆらりと幽鬼の様に立ち上がり、涙を隠さぬまま、
「……はい」
返事と敬礼をする。
それから私達は桜花の発進するカタパルトへと向かったのだった。
カタパルトへ前に来てから、ずっと、私と先生は思い出話に花を咲かせた。
私が感情をもって大変だったこと。
それでも嬉しかったと言ってくれた。
私が少しずつ生活できるようになったこと。
それが先生の幸せだったと言ってくれた。
私が初めて笑ったこと。
それで今までの苦労が全て報われたようだったと言ってくれた。
私の短い人生は、それに収まりきらない位沢山の宝物が詰まっていて、私の両手には持ちきれなくて……。
『相馬担当官。支援を、頼む。場所は――』
さあ、これが最期の宝物。
先生は表情を完全に失った顔で通信機を手に、まるで機械の様に受け答えしている。
これで通信は四回目。
つまり、私が発進する番。
もう楽しかった会話は終わり。
どれだけ未練があっても、逝かなきゃいけない。
必要だから。
みんなを守るために。
何より、先生を守るために。
だから私は――。
「先生」
「なん、だい?」
ずっと思っていたことを、口にした。
少しだけ気恥しいから、先生の耳元に小さな声で耳打ちをする。
「……僕は、恋を守り切れない僕は、それに相応しくないのに……いいのかな?」
「だめ?」
先生は、何か言う代わりに私をぎゅってしてくれる。
先生の大きな腕が私の体を包み込み、温かくて優しい香りが胸いっぱいに広がって、先生の想いの全てが私に直接届く。
それが答えだ。
ああ、私は感情を持てて幸せだ。
こんなに優しくしてもらって、大事にしてもらって、今はこんなに幸せなプレゼントまで貰えた。
他のみんなよりも、ちょっとだけ幸せ過ぎるくらいだ。
「博士さんにも言ってみたかったな」
「……絶対喜ぶよ、安寿さんは。保証する。もしかしたら泣いちゃうかも」
「そう、なんだ」
うん、私の中でも博士さんの顔が思い浮かぶ。
最初は照れて、変な事を言って誤魔化そうとして……でも最後は先生みたいにこうやってぎゅってしてくれるんだ。
「それじゃあ、ありがとうって伝えてね……」
…………その言葉を口にするのはちょっとだけ緊張してしまう。
でも、許してくれたんだからいいよね?
「お父さん」
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
アルビオン王国宙軍士官物語(クリフエッジシリーズ合本版)
愛山雄町
SF
ハヤカワ文庫さんのSF好きにお勧め!
■■■
人類が宇宙に進出して約五千年後、地球より数千光年離れた銀河系ペルセウス腕を舞台に、後に“クリフエッジ(崖っぷち)”と呼ばれることになるアルビオン王国軍士官クリフォード・カスバート・コリングウッドの物語。
■■■
宇宙暦4500年代、銀河系ペルセウス腕には四つの政治勢力、「アルビオン王国」、「ゾンファ共和国」、「スヴァローグ帝国」、「自由星系国家連合」が割拠していた。
アルビオン王国は領土的野心の強いゾンファ共和国とスヴァローグ帝国と戦い続けている。
4512年、アルビオン王国に一人の英雄が登場した。
その名はクリフォード・カスバート・コリングウッド。
彼は柔軟な思考と確固たる信念の持ち主で、敵国の野望を打ち砕いていく。
■■■
小説家になろうで「クリフエッジシリーズ」として投稿している作品を合本版として、こちらでも投稿することにしました。
■■■
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しております。
ウイークエンダー・ラビット ~パーフェクト朱墨の山~
リューガ
SF
佐竹 うさぎは中学2年生の女の子。
そして、巨大ロボット、ウイークエンダー・ラビットのパイロット。
地球に現れる怪獣の、その中でも強い捕食者、ハンターを狩るハンター・キラー。
今回は、えらい政治家に宇宙からの輸入兵器をプレゼンしたり、後輩のハンター・キラーを助けたり、パーフェクト朱墨の謎を探ったり。
優しさをつなぐ物語。
イメージ元はGma-GDWさんの、このイラストから。
https://www.pixiv.net/artworks/85213585
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
多重世界の旅人/多重世界の旅人シリーズII
りゅう
SF
とある別世界の日本でごく普通の生活をしていたリュウは、ある日突然何の予告もなく違う世界へ飛ばされてしまった。
そこは、今までいた世界とは少し違う世界だった。
戸惑いつつも、その世界で出会った人たちと協力して元居た世界に戻ろうとするのだが……。
表紙イラスト:AIアニメジェネレーターにて生成。
https://perchance.org/ai-anime-generator
サービス終了寸前ゲームは世界を変える! ~導くのはキャラを演じる声優、良さを伝える配信者。そして、憑依した男?
C@CO
SF
キャラクターに命を吹き込む声優たちの情熱。
奇跡と感動の瞬間を世界へ届けようとする配信者の想い。
大勢のファンのゲームへの愛。
その陰で、憑依した男はライブイベントをゲームとファン(現実)を繋ぐ架け橋として最高のステージに作り上げる。
「サービス終了」という失敗の烙印が押されかけていたゲーム「ココロスター」は支えられている。
たかがゲームと侮るなかれ。たかがライブと蔑むなかれ。
傷つき、挫折しても、彼らは立ち上がる。
偶然が重なり合い、想いが交わることで生まれる化学反応が世界中の人々の心を侵食する。
*
本編17話外伝2話からなる全19話10万字の構成です。
カクヨムで先行して投稿しています。
小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる