66 / 79
出場要請
しおりを挟む
「わ、私が選手として武闘大会に!?」
「はい。今回の武闘大会の優勝者には、国王から直接勲章が授与されます。そしてガトーはディフェンディングチャンピオン。もしもことを起こすならば、この勲章授与のタイミングかと思います」
「でも……だったらむしろ、役割は逆の方が良いんじゃないかしら?」
「ジェシカさんが当日の調査で、俺が大会に出場ってことですよね」
「ええ。残念ながら、今日わかってしまったのだもの……」
ジェシカさんは肌に直接巻いた包帯に手を添え、苦々しい、とても悔しそうな表情を浮かべている。
傷はすでに塞がっているものの、包帯に滲んだ赤い血のあとは、彼女が錬金術のばけものから手痛い一撃を喰らってしまった証。
きっとこれのせいで、彼女の自信は揺らいでしまっているのだろう。
「だって、ばけもの程度に油断をして、こんな状況なのだもの。これで私がガトーを討とうだなんて、おこがましい話よ……」
圧倒的な実力不足。それに起因する自身の喪失。
自分から大切なものを奪った憎き相手が目の前にいるにも関わらず、なにもできない。
きっとそんな悔しい思いを抱いているのだろう。
「ジェシカさんは、それで良いんですか?」
俺の問いかけに、ジェシカさんは顔をあげて、驚きを向けてくる。
そんな彼女へ俺は続けてゆく。
「せっかく自らの手で父親の復讐ができるというのに、それを他人に譲っても良いんですか? それでジェシカさんは満足できるんですか?」
「それは……」
「……ジェシカさんがガトーを憎む気持ち、よくわかりますよ。俺にもかつては、そんな奴がいましたから……」
若き日の憎しみは、どうしてもその後の人格形成に大きな影響を及ぼしてしまう。
それは呪いのごとく、その人の人生を縛り、誤った道を進ませてしまうというのが、俺の経験則だった。
まるでかつての俺のように……ボン・ボンへ復讐を果たす前の自分のように……。
「かつての俺はそいつの存在があり続けていたばかりに、そのことに囚われ、人生を狂わせていました。でも、そいつを排除し、気持ちに整理がついた途端、人生が開き出した自覚があります」
「……」
「だから俺は、ご自身の気持ちに、ご自身の行動で終止符を打ってほしい。あなた自身の手で、ガトーを討って欲しい。そう思っています」
言い終えて、ガキの姿をした俺が語るには、あまりに重く、そして説得力がない言葉だと思った。
ジェシカさんも、話の節々から、これまでの人生のほとんどをガトーへの復讐に費やしているように思われた。
でも、この人はまだ若く、未来への様々な可能性を孕んでいる。
俺としてはジェシカさんを、復讐といった負の感情から解き放ち、もっと前向きな、陽の下の人生を歩み出して欲しいと願っているのだ。
「……でも、今の私じゃ、ガトーはおろか、あいつの配下にさえ……もう大会まで一週間しかないわけだし……」
自信なさげにそう呟いやいたジェシカさんの手を、俺はギュッと握りしめる。
すると彼女は身体をビクンと震わせた。
暗闇の中でもわかるほど、彼女の頬には朱が差している。
「ト、トーガくん……?」
「大会まで一週間もあります。そしてその間は、俺が付きっきりで手伝うと約束します」
「……」
「なにせ、ガトーにはもう目を付けられちゃっているんです! これを解決しない限り、俺、ずぅっと暇なんで!」
あえて明るくそう言い放つ。
するとジェシカさんは、ようやく柔らかな笑みを浮かべてくれた。
「相変わらずのトーガくんって、感じよね……あなた、本当に歳下なの?」
「どこからどう見たってそうじゃないですか」
「でも、あなたは見た目に反して、私の想像も及ばないような苦労をしてきているのよね。じゃなかったら、今のような言葉、決して欠けることはできないはずよ」
「そう思ってくれたのなら、これまで苦労した甲斐があるというものです」
「そんなあなたの言葉だからこそ、なんとなくできそうな気になってきたわ……この私でもガトーを討てると……!」
ジェシカさんは表情を和らげたまま、手を差し出してくる。
「よろしくトーガくん。私を奴と、ガトーとまともにやりあえるよう強くして。お願い!」
「その依頼、承りました!」
俺は差し出されたジェシカさんの手を握り返す。
そしてひっそりと、彼女の中へ、自分の魔力を流し込む。
実際、あと一週間では通常の訓練での強化が難しいのはわかっている。
だが、こうして日々、俺の魔力をこうして浴びせてゆけば或いは……。
それにすっかり猛者となったパル達も、いることだし、ジェシカさんにとっては良い刺激になることだろう。
●●●
「では、トーガ様、私たちはこれで!」
「あ、ああ……しかし、大丈夫なのか……?」
「ご心配ありがとうございます。でも、いつトーガ様が王国魔術師に復帰できるかわからない状況なんです。私たちがその間に稼いでおかないと!」
明る日からジェシカさんの大会に向けての訓練を開始しようとしたところ……なんと、パル達はこんな中でもSランク冒険者としての依頼に出かけようとしているではないか!?
「……すまないな、巻き込んで……」
「大丈夫ですよ。あなたがなさることを支持し、全力で支えるのが私の……私たちの役目ですから!」
パルは笑顔でそう告げてくる。
本当にできた良い娘だと改めて感じるのだった。
「それに一箇所に固まるよりも、こうして分散した方が敵の注意はそれますし、トーガ様とジェシカさんも訓練に集中できると思いますよ?」
最後のあたり、パルはわざと身を寄せて、そう囁きかけてくる。
なんとなく彼女が何を言いたいのかがわかり、少々の恥ずかしさを覚える。
「ま、まぁ、それはそうだが……エ、エマは本当に行ってしまうのか……? 君はここの所有者なわけで……」
「旦那が亡くなってからほとんど使ってなかったし、むしろ活用して欲しいと思っているわ。それに……私も、さすがの研究とか授業があるからね。この一週間は大学で寝泊まりするいるつもりよ」
エマもまた、そんなことを言い出し、別荘から立ち去ろうとしている。
これはつまり……
「下準備はきっちり済ませておきますので、トーガ様とジェシカさんはしっかり大会に向けて頑張ってくださいね! それじゃまた!」
そう言い置いて、パル達はさっさと、山奥にあるエマの別荘から去ってゆく。
「ま、まさか、こんなことになるだなんて想定外ですね……?」
「そ、そうね」
つまり、俺とジェシカさんは、この別荘に2人きりで、しかも一週間も一緒に居なければならないらしい。
これは想定外の事態だった……
「はい。今回の武闘大会の優勝者には、国王から直接勲章が授与されます。そしてガトーはディフェンディングチャンピオン。もしもことを起こすならば、この勲章授与のタイミングかと思います」
「でも……だったらむしろ、役割は逆の方が良いんじゃないかしら?」
「ジェシカさんが当日の調査で、俺が大会に出場ってことですよね」
「ええ。残念ながら、今日わかってしまったのだもの……」
ジェシカさんは肌に直接巻いた包帯に手を添え、苦々しい、とても悔しそうな表情を浮かべている。
傷はすでに塞がっているものの、包帯に滲んだ赤い血のあとは、彼女が錬金術のばけものから手痛い一撃を喰らってしまった証。
きっとこれのせいで、彼女の自信は揺らいでしまっているのだろう。
「だって、ばけもの程度に油断をして、こんな状況なのだもの。これで私がガトーを討とうだなんて、おこがましい話よ……」
圧倒的な実力不足。それに起因する自身の喪失。
自分から大切なものを奪った憎き相手が目の前にいるにも関わらず、なにもできない。
きっとそんな悔しい思いを抱いているのだろう。
「ジェシカさんは、それで良いんですか?」
俺の問いかけに、ジェシカさんは顔をあげて、驚きを向けてくる。
そんな彼女へ俺は続けてゆく。
「せっかく自らの手で父親の復讐ができるというのに、それを他人に譲っても良いんですか? それでジェシカさんは満足できるんですか?」
「それは……」
「……ジェシカさんがガトーを憎む気持ち、よくわかりますよ。俺にもかつては、そんな奴がいましたから……」
若き日の憎しみは、どうしてもその後の人格形成に大きな影響を及ぼしてしまう。
それは呪いのごとく、その人の人生を縛り、誤った道を進ませてしまうというのが、俺の経験則だった。
まるでかつての俺のように……ボン・ボンへ復讐を果たす前の自分のように……。
「かつての俺はそいつの存在があり続けていたばかりに、そのことに囚われ、人生を狂わせていました。でも、そいつを排除し、気持ちに整理がついた途端、人生が開き出した自覚があります」
「……」
「だから俺は、ご自身の気持ちに、ご自身の行動で終止符を打ってほしい。あなた自身の手で、ガトーを討って欲しい。そう思っています」
言い終えて、ガキの姿をした俺が語るには、あまりに重く、そして説得力がない言葉だと思った。
ジェシカさんも、話の節々から、これまでの人生のほとんどをガトーへの復讐に費やしているように思われた。
でも、この人はまだ若く、未来への様々な可能性を孕んでいる。
俺としてはジェシカさんを、復讐といった負の感情から解き放ち、もっと前向きな、陽の下の人生を歩み出して欲しいと願っているのだ。
「……でも、今の私じゃ、ガトーはおろか、あいつの配下にさえ……もう大会まで一週間しかないわけだし……」
自信なさげにそう呟いやいたジェシカさんの手を、俺はギュッと握りしめる。
すると彼女は身体をビクンと震わせた。
暗闇の中でもわかるほど、彼女の頬には朱が差している。
「ト、トーガくん……?」
「大会まで一週間もあります。そしてその間は、俺が付きっきりで手伝うと約束します」
「……」
「なにせ、ガトーにはもう目を付けられちゃっているんです! これを解決しない限り、俺、ずぅっと暇なんで!」
あえて明るくそう言い放つ。
するとジェシカさんは、ようやく柔らかな笑みを浮かべてくれた。
「相変わらずのトーガくんって、感じよね……あなた、本当に歳下なの?」
「どこからどう見たってそうじゃないですか」
「でも、あなたは見た目に反して、私の想像も及ばないような苦労をしてきているのよね。じゃなかったら、今のような言葉、決して欠けることはできないはずよ」
「そう思ってくれたのなら、これまで苦労した甲斐があるというものです」
「そんなあなたの言葉だからこそ、なんとなくできそうな気になってきたわ……この私でもガトーを討てると……!」
ジェシカさんは表情を和らげたまま、手を差し出してくる。
「よろしくトーガくん。私を奴と、ガトーとまともにやりあえるよう強くして。お願い!」
「その依頼、承りました!」
俺は差し出されたジェシカさんの手を握り返す。
そしてひっそりと、彼女の中へ、自分の魔力を流し込む。
実際、あと一週間では通常の訓練での強化が難しいのはわかっている。
だが、こうして日々、俺の魔力をこうして浴びせてゆけば或いは……。
それにすっかり猛者となったパル達も、いることだし、ジェシカさんにとっては良い刺激になることだろう。
●●●
「では、トーガ様、私たちはこれで!」
「あ、ああ……しかし、大丈夫なのか……?」
「ご心配ありがとうございます。でも、いつトーガ様が王国魔術師に復帰できるかわからない状況なんです。私たちがその間に稼いでおかないと!」
明る日からジェシカさんの大会に向けての訓練を開始しようとしたところ……なんと、パル達はこんな中でもSランク冒険者としての依頼に出かけようとしているではないか!?
「……すまないな、巻き込んで……」
「大丈夫ですよ。あなたがなさることを支持し、全力で支えるのが私の……私たちの役目ですから!」
パルは笑顔でそう告げてくる。
本当にできた良い娘だと改めて感じるのだった。
「それに一箇所に固まるよりも、こうして分散した方が敵の注意はそれますし、トーガ様とジェシカさんも訓練に集中できると思いますよ?」
最後のあたり、パルはわざと身を寄せて、そう囁きかけてくる。
なんとなく彼女が何を言いたいのかがわかり、少々の恥ずかしさを覚える。
「ま、まぁ、それはそうだが……エ、エマは本当に行ってしまうのか……? 君はここの所有者なわけで……」
「旦那が亡くなってからほとんど使ってなかったし、むしろ活用して欲しいと思っているわ。それに……私も、さすがの研究とか授業があるからね。この一週間は大学で寝泊まりするいるつもりよ」
エマもまた、そんなことを言い出し、別荘から立ち去ろうとしている。
これはつまり……
「下準備はきっちり済ませておきますので、トーガ様とジェシカさんはしっかり大会に向けて頑張ってくださいね! それじゃまた!」
そう言い置いて、パル達はさっさと、山奥にあるエマの別荘から去ってゆく。
「ま、まさか、こんなことになるだなんて想定外ですね……?」
「そ、そうね」
つまり、俺とジェシカさんは、この別荘に2人きりで、しかも一週間も一緒に居なければならないらしい。
これは想定外の事態だった……
128
お気に入りに追加
1,103
あなたにおすすめの小説
強さがすべての魔法学園の最下位クズ貴族に転生した俺、死にたくないからゲーム知識でランキング1位を目指したら、なぜか最強ハーレムの主となった!
こはるんるん
ファンタジー
気づいたら大好きなゲームで俺の大嫌いだったキャラ、ヴァイスに転生してしまっていた。
ヴァイスは伯爵家の跡取り息子だったが、太りやすくなる外れスキル【超重量】を授かったせいで腐り果て、全ヒロインから嫌われるセクハラ野郎と化した。
最終的には魔族に闇堕ちして、勇者に成敗されるのだ。
だが、俺は知っていた。
魔族と化したヴァイスが、作中最強クラスのキャラだったことを。
外れスキル【超重量】の真の力を。
俺は思う。
【超重量】を使って勇者の王女救出イベントを奪えば、殺されなくて済むんじゃないか?
俺は悪行をやめてゲーム知識を駆使して、強さがすべての魔法学園で1位を目指す。
勇者がパーティーを追放されたので、冒険者の街で「助っ人冒険者」を始めたら……勇者だった頃よりも大忙しなのですが!?
シトラス=ライス
ファンタジー
漆黒の勇者ノワールは、突然やってきた国の皇子ブランシュに力の証である聖剣を奪われ、追放を宣言される。
かなり不真面目なメンバーたちも、真面目なノワールが気に入らず、彼の追放に加担していたらしい。
結果ノワールは勇者にも関わらずパーティーを追い出されてしまう。
途方に暮れてたノワールは、放浪の最中にたまたまヨトンヘイム冒険者ギルドの受付嬢の「リゼ」を救出する。
すると彼女から……「とっても強いそこのあなた! 助っ人冒険者になりませんか!?」
特にやることも見つからなかったノワールは、名前を「ノルン」と変え、その誘いを受け、公僕の戦士である「助っ人冒険者」となった。
さすがは元勇者というべきか。
助っ人にも関わらず主役級の大活躍をしたり、久々に食事やお酒を楽しんだり、新人の冒険者の面倒を見たりなどなど…………あれ? 勇者だったころよりも、充実してないか?
一方その頃、勇者になりかわったブランシュは能力の代償と、その強大な力に振り回されているのだった……
*本作は以前連載をしておりました「勇者がパーティーをクビになったので、山に囲まれた田舎でスローライフを始めたら(かつて助けた村娘と共に)、最初は地元民となんやかんやとあったけど……今は、勇者だった頃よりもはるかに幸せなのですが?」のリブート作品になります。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
ごめんみんな先に異世界行ってるよ1年後また会おう
味噌汁食べれる
ファンタジー
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に、行ってしまう。みんなよりも1年早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、世界樹で最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる