21 / 29
第三話「飛散」
「飛散」(5)
しおりを挟む
研究所のどこか……
緑色の空間に仁王立ちするのは、これも深緑の鎧に身を堅めた騎士だ。
思慮深く考え込むようにして、エメラルドは各々のトラップ部屋を監視している。脳内にある研究所の図面をくまなく確認しつつ、緑騎士は独りごちた。
「こちらの部屋で時間流の罠を破ったのは、黒野美湖。あちらの部屋で金属生物とのデスマッチを制したのは、倉糸壮馬。そして……」
城主のカレイドから、エメラルドがたまわった任務はふたつあった。ひとつは天敵たる逆吸血鬼を召喚の魔法陣から追い払い、そのまま抹殺すること。残るひとつはマタドールシステム・タイプOの奪取だ。
エメラルドは愚痴った。
「エリーとやら、なんという頑丈さか。さらにはその無学っぷり。並の吸血鬼なら千回は滅びている。もうすこし容易くタイプOは手に入るかと思ったが」
体内の各所で繰り広げられる攻防を、エメラルドは慎重に観察した。
「逆吸血鬼め、いったいどこへ向かっている? 一直線に、脇目もふらず。もしや、我が結界の突破口がわかっているというのか?」
緑騎士はひらめいた。
「これこそがタイプOの特殊能力とやらだな。念のため、迷宮の配置をなお複雑に組み替えておく。よし、これで逆吸血鬼と出口の位置はさらに遠のいた」
怒号が響き渡ったのは、次の瞬間だった。
「安泰じゃッッ!!」
おお。
乱暴に自動扉を蹴り開け、エリーが緑騎士の私室に突入してきたではないか。
あまりの突拍子のなさに、さしものエメラルドもたたらを踏んでいる。じぶんと緑騎士の部屋が隣り合わせになった瞬間を、エリーたちは見逃さなかったのだ。
いったいここまで、いくつの罠をくぐり抜けてきたのだろう。謎めいた絶対零度の霜を張る女子高生の制服は、もはやぼろぼろだ。
枠組みだけになった扉に、エリーは息を荒げて必死にすがりついた。たじろぐ緑騎士をまっすぐ見据え、不敵に笑う。
「つ、ついに見つけたぞ、罠師よ」
「ま、まさか……」
恐るべき事実を悟り、エメラルドはあとじさった。
「まさか逆吸血鬼、きさま逃げるでもなく、我を目指して突き進んでいたのか? 結界の核となる我を狙って?」
まだ高圧電流の罠にしびれる手を振りながら、エリーはうなずいた。
「そのとおりじゃ。買ったぞ、わらわと組織に売られたその喧嘩。おとなしう罠の迷宮を解除してお縄を頂戴するなら、吸う血は九割五分にとどめよう。だがもしも逆らうのなら……」
耳に心地よい金属音を奏でて、タイプOはエリーの掌で変形した。眼帯を開封されたエリーの片目から生き血をさずかり、真紅の大剣は高速回転の火花を放ち始める。
鋭刃を上段に引きつけ、エリーは告げた。
「もしも逆らうのなら、三枚おろしに料理して美味しく食らってくれる」
「なめるな!」
エリーが床を蹴るのと、緑騎士が片手を跳ね上げるのはほぼ同時だった。
とたん、見えない壁にでもぶつかったようにエリーの勢いは止まっている。
見よ。エリーに絡みつくのは、呪力の緑柱石で紡がれた超極細の糸だ。とっさに赤剣を盾にして防いだものの、とても間に合わない。かざされた緑騎士の手のひらが閉められるとともに、エリーの体は宝石繊維の糸刃に強く締めつけられる。
じわじわと圧迫されて血を流しながら、エリーはうめいた。
「また下らん罠を……!」
ゆうゆうと踵を返しつつ、エメラルドは背中で言い残した。
「我そのものが目当てというのであれば、迷路も相応の陣形に組み替えよう。きさまが我に追いつくまで、はたしてその肉体は無限の罠の数々にもつかな?」
「ま、待てい! 逃げるのか、卑怯者! 尋常に勝負せよ!」
こんな場所で油を売っている暇はない。自分たちはすみやかに研究室の所員と魔法陣を取り戻し、ハオンたちの救助へ向かわねばならないのに……四騎士の最後の一騎も、やはり戦慄すべき強敵だ。
顔中を口にしてわめくエリーを置き去りにし、緑騎士は高笑いに肩を揺さぶった。
「なにも正面衝突ばかりが、吸血鬼の戦法ではないのだよ。では永遠にさらばだ、逆吸血鬼……うをッ!?」
エメラルドが尻もちをつくのは唐突だった。
開いた自動扉の向こうに、なにかがあったのだ。
いや正確には、なにかがいた。
暗闇の奥から部屋へ歩みだし、その人影はうっとうしげに舌打ちした。重装備の吸血鬼とぶつかってなお押し負けなかった肩を払いつつ、眼下の緑騎士を叱責する。
「なんやねん、痛いな。歩きケータイけ? まっすぐ前見て歩かんかい」
きつい方言とともにエメラルドの自室に現れたのは、制服姿の女子高生だった。その制服の型は、エリーと同じ美須賀大付属のものだ。
まったく、どんな強運が味方してここまでたどり着いたのだろう。とはいえここは、緑騎士の罠の発信源だ。危険極まりないことに変わりはない。
にも関わらず手ぶらの少女へ、エリーは大声で警告した。
「危ないぞ、うぬ! わらわがこの糸から抜けるまで、そこを動くでない! 呪力の罠で死ぬぞ!」
聞き慣れないはずの単語を、女子高生はなぜかきちんと理解したらしい。
「呪力に罠……そういうことやな」
困ったように頭をかきながら、少女はつぶやいた。
「いつもみたいにホシカを探して山歩きしとったら、おかしな場所に迷い込んだ。やっぱり呪力でできてたんけ、ここは」
すぐさま跳ね起きて、少女へ詰問したのはエメラルドだった。
「どうやって我の罠の山をかいくぐった!?」
恫喝するように緑騎士を下から上目遣いにし、不良学生はうなった。
「おんどれか、このはた迷惑な罠を作ったんは。道中、関係のない人間が何人も巻き込まれとったで。返答いかんによっちゃ、ただじゃすまさへん」
ばからしげに、エメラルドは笑い飛ばした。
「すまさない? ただでは済まさないだと? ハッ! なにができる、きさまのような生身の小娘ごときに?」
緑騎士の片腕は、ふたたび翻った。
返事をしたのは、室内のそこらじゅうで作動した未解明の罠たちだ。指先でたえまなく不可視の繰糸をたぐりながら、エメラルドは女子高生に問うた。
「我が迷宮のゴールに到達した褒美をつかわす。罠にはめ殺す前に、名前ぐらいは聞いておいてやろう。小娘、きさま何者だ?」
「逃げよ!」
叫んだのは、身動きがとれないエリーだ。
その間にも、ああ。無防備な少女の前後左右から起き上がったぶ厚い緑の壁は、獲物めがけて地鳴りをあげて迫っている。そのまま彼女は、アイロンがけされた制服のようにペシャンコに……
絶体絶命の状況下で、しかし女子高生は平然と名乗った。
「うちはシヅル。江藤詩鶴……〝魔法少女〟や」
強烈な呪力の奔流に、シヅルの髪は逆立った。
同時に、ほのかな輝きをはなってシヅルの瞳孔は広がっている。その片目に浮かび上がったのは、呪力で編まれた〝五芒星〟だ。
鼻先に触れた圧殺の罠めがけ、シヅルは呪文をとなえた。
「〝蜘蛛の騎士〟第一関門……〝死点〟」
いっきに白黒が反転した世界で、シヅルにだけは視えていた。
周囲の壁の〝ここを突けば死ぬ〟という呪われた〝点〟が。
壁だけではない。緑騎士の死点も、エリーの死点さえも。
壁が木っ端微塵に粉砕されたときには、シヅルの姿は一陣の旋風と化してエメラルドの背後に現れている。遅れて響き渡ったのは、頑丈な鎧が貫かれる金属音だ。
疾駆に急制動をかけたシヅルの指先、輝くのは細長い呪力の針ではないか。背中合わせになって動かない緑騎士に、シヅルはそっと耳打ちした。
「おんどれを生かす命の点は射止めた。さいなら、ナイトさま」
「お、おのれ……」
どうと倒れ伏したエメラルドは、そのまま赤熱する灰と化して散った。生死もあいまいな吸血鬼を、魔法少女が運命ごと必殺したのだ。その場には、緑柱石でできた異世界の宝石だけがぽつんと残されている。
刹那に迷宮の結界は解け、景色は急速に流転した。
身をひるがえしたシヅルへ声をかけたのは、束縛から自由になったエリーだ。
「助かったぞ、魔法少女とやら! わらわはエリザベート・クタート! また会おう!」
ふと思い当たったように、シヅルは顎をもんだ。
「エリザベートはん? たしかちょっと前、英語の授業でも似たような名前の臨時講師がおったような……ま、えっか。ほなまたな」
後ろ手に片腕を振るシヅルの背中は、風景ごとぼやけていった。嵐のように現れ、嵐のように去っていくとはまさにこのことだ。
もとどおり平和の戻った基地に、もはや魔法少女の姿はなかった。
緑色の空間に仁王立ちするのは、これも深緑の鎧に身を堅めた騎士だ。
思慮深く考え込むようにして、エメラルドは各々のトラップ部屋を監視している。脳内にある研究所の図面をくまなく確認しつつ、緑騎士は独りごちた。
「こちらの部屋で時間流の罠を破ったのは、黒野美湖。あちらの部屋で金属生物とのデスマッチを制したのは、倉糸壮馬。そして……」
城主のカレイドから、エメラルドがたまわった任務はふたつあった。ひとつは天敵たる逆吸血鬼を召喚の魔法陣から追い払い、そのまま抹殺すること。残るひとつはマタドールシステム・タイプOの奪取だ。
エメラルドは愚痴った。
「エリーとやら、なんという頑丈さか。さらにはその無学っぷり。並の吸血鬼なら千回は滅びている。もうすこし容易くタイプOは手に入るかと思ったが」
体内の各所で繰り広げられる攻防を、エメラルドは慎重に観察した。
「逆吸血鬼め、いったいどこへ向かっている? 一直線に、脇目もふらず。もしや、我が結界の突破口がわかっているというのか?」
緑騎士はひらめいた。
「これこそがタイプOの特殊能力とやらだな。念のため、迷宮の配置をなお複雑に組み替えておく。よし、これで逆吸血鬼と出口の位置はさらに遠のいた」
怒号が響き渡ったのは、次の瞬間だった。
「安泰じゃッッ!!」
おお。
乱暴に自動扉を蹴り開け、エリーが緑騎士の私室に突入してきたではないか。
あまりの突拍子のなさに、さしものエメラルドもたたらを踏んでいる。じぶんと緑騎士の部屋が隣り合わせになった瞬間を、エリーたちは見逃さなかったのだ。
いったいここまで、いくつの罠をくぐり抜けてきたのだろう。謎めいた絶対零度の霜を張る女子高生の制服は、もはやぼろぼろだ。
枠組みだけになった扉に、エリーは息を荒げて必死にすがりついた。たじろぐ緑騎士をまっすぐ見据え、不敵に笑う。
「つ、ついに見つけたぞ、罠師よ」
「ま、まさか……」
恐るべき事実を悟り、エメラルドはあとじさった。
「まさか逆吸血鬼、きさま逃げるでもなく、我を目指して突き進んでいたのか? 結界の核となる我を狙って?」
まだ高圧電流の罠にしびれる手を振りながら、エリーはうなずいた。
「そのとおりじゃ。買ったぞ、わらわと組織に売られたその喧嘩。おとなしう罠の迷宮を解除してお縄を頂戴するなら、吸う血は九割五分にとどめよう。だがもしも逆らうのなら……」
耳に心地よい金属音を奏でて、タイプOはエリーの掌で変形した。眼帯を開封されたエリーの片目から生き血をさずかり、真紅の大剣は高速回転の火花を放ち始める。
鋭刃を上段に引きつけ、エリーは告げた。
「もしも逆らうのなら、三枚おろしに料理して美味しく食らってくれる」
「なめるな!」
エリーが床を蹴るのと、緑騎士が片手を跳ね上げるのはほぼ同時だった。
とたん、見えない壁にでもぶつかったようにエリーの勢いは止まっている。
見よ。エリーに絡みつくのは、呪力の緑柱石で紡がれた超極細の糸だ。とっさに赤剣を盾にして防いだものの、とても間に合わない。かざされた緑騎士の手のひらが閉められるとともに、エリーの体は宝石繊維の糸刃に強く締めつけられる。
じわじわと圧迫されて血を流しながら、エリーはうめいた。
「また下らん罠を……!」
ゆうゆうと踵を返しつつ、エメラルドは背中で言い残した。
「我そのものが目当てというのであれば、迷路も相応の陣形に組み替えよう。きさまが我に追いつくまで、はたしてその肉体は無限の罠の数々にもつかな?」
「ま、待てい! 逃げるのか、卑怯者! 尋常に勝負せよ!」
こんな場所で油を売っている暇はない。自分たちはすみやかに研究室の所員と魔法陣を取り戻し、ハオンたちの救助へ向かわねばならないのに……四騎士の最後の一騎も、やはり戦慄すべき強敵だ。
顔中を口にしてわめくエリーを置き去りにし、緑騎士は高笑いに肩を揺さぶった。
「なにも正面衝突ばかりが、吸血鬼の戦法ではないのだよ。では永遠にさらばだ、逆吸血鬼……うをッ!?」
エメラルドが尻もちをつくのは唐突だった。
開いた自動扉の向こうに、なにかがあったのだ。
いや正確には、なにかがいた。
暗闇の奥から部屋へ歩みだし、その人影はうっとうしげに舌打ちした。重装備の吸血鬼とぶつかってなお押し負けなかった肩を払いつつ、眼下の緑騎士を叱責する。
「なんやねん、痛いな。歩きケータイけ? まっすぐ前見て歩かんかい」
きつい方言とともにエメラルドの自室に現れたのは、制服姿の女子高生だった。その制服の型は、エリーと同じ美須賀大付属のものだ。
まったく、どんな強運が味方してここまでたどり着いたのだろう。とはいえここは、緑騎士の罠の発信源だ。危険極まりないことに変わりはない。
にも関わらず手ぶらの少女へ、エリーは大声で警告した。
「危ないぞ、うぬ! わらわがこの糸から抜けるまで、そこを動くでない! 呪力の罠で死ぬぞ!」
聞き慣れないはずの単語を、女子高生はなぜかきちんと理解したらしい。
「呪力に罠……そういうことやな」
困ったように頭をかきながら、少女はつぶやいた。
「いつもみたいにホシカを探して山歩きしとったら、おかしな場所に迷い込んだ。やっぱり呪力でできてたんけ、ここは」
すぐさま跳ね起きて、少女へ詰問したのはエメラルドだった。
「どうやって我の罠の山をかいくぐった!?」
恫喝するように緑騎士を下から上目遣いにし、不良学生はうなった。
「おんどれか、このはた迷惑な罠を作ったんは。道中、関係のない人間が何人も巻き込まれとったで。返答いかんによっちゃ、ただじゃすまさへん」
ばからしげに、エメラルドは笑い飛ばした。
「すまさない? ただでは済まさないだと? ハッ! なにができる、きさまのような生身の小娘ごときに?」
緑騎士の片腕は、ふたたび翻った。
返事をしたのは、室内のそこらじゅうで作動した未解明の罠たちだ。指先でたえまなく不可視の繰糸をたぐりながら、エメラルドは女子高生に問うた。
「我が迷宮のゴールに到達した褒美をつかわす。罠にはめ殺す前に、名前ぐらいは聞いておいてやろう。小娘、きさま何者だ?」
「逃げよ!」
叫んだのは、身動きがとれないエリーだ。
その間にも、ああ。無防備な少女の前後左右から起き上がったぶ厚い緑の壁は、獲物めがけて地鳴りをあげて迫っている。そのまま彼女は、アイロンがけされた制服のようにペシャンコに……
絶体絶命の状況下で、しかし女子高生は平然と名乗った。
「うちはシヅル。江藤詩鶴……〝魔法少女〟や」
強烈な呪力の奔流に、シヅルの髪は逆立った。
同時に、ほのかな輝きをはなってシヅルの瞳孔は広がっている。その片目に浮かび上がったのは、呪力で編まれた〝五芒星〟だ。
鼻先に触れた圧殺の罠めがけ、シヅルは呪文をとなえた。
「〝蜘蛛の騎士〟第一関門……〝死点〟」
いっきに白黒が反転した世界で、シヅルにだけは視えていた。
周囲の壁の〝ここを突けば死ぬ〟という呪われた〝点〟が。
壁だけではない。緑騎士の死点も、エリーの死点さえも。
壁が木っ端微塵に粉砕されたときには、シヅルの姿は一陣の旋風と化してエメラルドの背後に現れている。遅れて響き渡ったのは、頑丈な鎧が貫かれる金属音だ。
疾駆に急制動をかけたシヅルの指先、輝くのは細長い呪力の針ではないか。背中合わせになって動かない緑騎士に、シヅルはそっと耳打ちした。
「おんどれを生かす命の点は射止めた。さいなら、ナイトさま」
「お、おのれ……」
どうと倒れ伏したエメラルドは、そのまま赤熱する灰と化して散った。生死もあいまいな吸血鬼を、魔法少女が運命ごと必殺したのだ。その場には、緑柱石でできた異世界の宝石だけがぽつんと残されている。
刹那に迷宮の結界は解け、景色は急速に流転した。
身をひるがえしたシヅルへ声をかけたのは、束縛から自由になったエリーだ。
「助かったぞ、魔法少女とやら! わらわはエリザベート・クタート! また会おう!」
ふと思い当たったように、シヅルは顎をもんだ。
「エリザベートはん? たしかちょっと前、英語の授業でも似たような名前の臨時講師がおったような……ま、えっか。ほなまたな」
後ろ手に片腕を振るシヅルの背中は、風景ごとぼやけていった。嵐のように現れ、嵐のように去っていくとはまさにこのことだ。
もとどおり平和の戻った基地に、もはや魔法少女の姿はなかった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる