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67話 大和芋は美味しいんだよね ⇒大和芋の甘辛
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人物紹介
料理担当:醤子 しょうこ。(意識低い系のコスパ重視。)
手伝い:味噌美 みそみ。(飲んだ後の味噌汁ってなんであんなに美味しいんだろ。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精。和食だけに留まらない存在はもう命の源と言ってもいいんじゃない?
本日の調味料
醤油
みりん
加〇菊
煎り胡麻
醤「以前に大和芋と長芋の違いについて書いたような気がするけど、今回は大和芋の食べ方を広げて行こうかと。」
味「それは、毎回同じだと飽きるという理由から?」
醤「ん~・・・美味しいから毎回同じでもいいのだけど。毎日ってわけでもないし。」
味「まぁ確かに、それほどの頻度ではないか。」
醤「飽きるというよりは、自分に芸が無いから作れる種類を増やそうって感じかな。」
味「なるほど。一つの食材を色んな料理に変えられる方がお得な感じがするね。」
醤「そりゃそうでしょう。毎回同じでいいなら料理なんてする必要性を感じないわ。」
味「それを言っちゃうとなぁ。」
醤「まぁいいわ。とりあえず作っていきましょ。(ぶしゅっ)」
味「そだね。そしてこれが無いとね。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「大和芋は細かくなればなるほど粘りが出てくる。はず。」
味「はずかよ。」
醤「正確なところは知らないけれど、切ってる感じそんな気がする。細かく刻むほど粘りが出てくるもの。」
味「醤子が言うならその可能性もありかもね。」
醤「刻む大きさはその時の気分。マグロと合わせるときは粗目に、ご飯用は細かめにとか。」
味「わざわざ変えてるのか。」
醤「食感を残しつつ粘り気の調節って感じかな。」
味「めんどくさー。」
醤「食っているだけのくせに何を。」
味「そうでした。」
醤「細切りの山葵醤油も美味しいしね。ちなみにすり下ろす時は、目が細かい方が粘り気が強くなるわよ。」
味「すりおろしでもそうなんだね。」
醤「そうなのよね。そんな粘りの強い大和芋も、火を通すことで無くなっちゃうんだけどね。」
味「それいいのか?」
醤「美味しければいいのよ。」
味「いやまぁ、そうだけどさ。」
醤「では作っていきます。皮を剥いた大和芋を、一口大に切っていく・・・楽だわ。」
味「そう?」
醤「だっていつも、薄切り⇒細切り⇒大雑把に刻む⇒叩いて刻んでいく、の流れだもの。」
味「そういえば、フードプロセッサー在るくせに使わないね。」
醤「洗う事を考えたら包丁使うわ!」
味「あぁ、まぁ、醤子がそれでいいなら。」
醤「はいはい続きね。フライパンに多めの油を敷いて、大和芋を中火から弱火でゆっくり焼いていく。表面が色付くくらいでいいと思うわ。」
味「ゆっくりなんだ。」
醤「長芋は水分が多いから火が通りやすいけれど、大和芋はそれから比べると通りにくい気がする。もともと生で食べられるものだから、多少通ってなくても問題ないけれど。」
味「それはどうかなぁ・・・」
醤「まぁね。なのでゆっくりとね、火を通していくのよ。両面が焼けたら、加〇菊、みりん、醤油を入れて、水気を飛ばしながら絡めていく。」
味「これね、この匂いがいいよね。」
醤「で、水分飛ばして焦げる手前で火を止める。これに煎り胡麻を絡めて完成。」
味「あぁ、確かにおいしそう・・・あぁ。」
醤「ほくほくでしょ。」
味「うん、里芋に近い感じだね。でも弾力もあるほくほく感が美味しい。」
醤「そうなのよ。これ、唐揚げにしても美味しいと思うのよねぇ。」
味「里芋の唐揚げが美味しかったんだから、いけるでしょ。」
醤「まぁ、作る気が起きるかどうかは分からないけど。」
味「言うと思った。」
料理担当:醤子 しょうこ。(意識低い系のコスパ重視。)
手伝い:味噌美 みそみ。(飲んだ後の味噌汁ってなんであんなに美味しいんだろ。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精。和食だけに留まらない存在はもう命の源と言ってもいいんじゃない?
本日の調味料
醤油
みりん
加〇菊
煎り胡麻
醤「以前に大和芋と長芋の違いについて書いたような気がするけど、今回は大和芋の食べ方を広げて行こうかと。」
味「それは、毎回同じだと飽きるという理由から?」
醤「ん~・・・美味しいから毎回同じでもいいのだけど。毎日ってわけでもないし。」
味「まぁ確かに、それほどの頻度ではないか。」
醤「飽きるというよりは、自分に芸が無いから作れる種類を増やそうって感じかな。」
味「なるほど。一つの食材を色んな料理に変えられる方がお得な感じがするね。」
醤「そりゃそうでしょう。毎回同じでいいなら料理なんてする必要性を感じないわ。」
味「それを言っちゃうとなぁ。」
醤「まぁいいわ。とりあえず作っていきましょ。(ぶしゅっ)」
味「そだね。そしてこれが無いとね。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「大和芋は細かくなればなるほど粘りが出てくる。はず。」
味「はずかよ。」
醤「正確なところは知らないけれど、切ってる感じそんな気がする。細かく刻むほど粘りが出てくるもの。」
味「醤子が言うならその可能性もありかもね。」
醤「刻む大きさはその時の気分。マグロと合わせるときは粗目に、ご飯用は細かめにとか。」
味「わざわざ変えてるのか。」
醤「食感を残しつつ粘り気の調節って感じかな。」
味「めんどくさー。」
醤「食っているだけのくせに何を。」
味「そうでした。」
醤「細切りの山葵醤油も美味しいしね。ちなみにすり下ろす時は、目が細かい方が粘り気が強くなるわよ。」
味「すりおろしでもそうなんだね。」
醤「そうなのよね。そんな粘りの強い大和芋も、火を通すことで無くなっちゃうんだけどね。」
味「それいいのか?」
醤「美味しければいいのよ。」
味「いやまぁ、そうだけどさ。」
醤「では作っていきます。皮を剥いた大和芋を、一口大に切っていく・・・楽だわ。」
味「そう?」
醤「だっていつも、薄切り⇒細切り⇒大雑把に刻む⇒叩いて刻んでいく、の流れだもの。」
味「そういえば、フードプロセッサー在るくせに使わないね。」
醤「洗う事を考えたら包丁使うわ!」
味「あぁ、まぁ、醤子がそれでいいなら。」
醤「はいはい続きね。フライパンに多めの油を敷いて、大和芋を中火から弱火でゆっくり焼いていく。表面が色付くくらいでいいと思うわ。」
味「ゆっくりなんだ。」
醤「長芋は水分が多いから火が通りやすいけれど、大和芋はそれから比べると通りにくい気がする。もともと生で食べられるものだから、多少通ってなくても問題ないけれど。」
味「それはどうかなぁ・・・」
醤「まぁね。なのでゆっくりとね、火を通していくのよ。両面が焼けたら、加〇菊、みりん、醤油を入れて、水気を飛ばしながら絡めていく。」
味「これね、この匂いがいいよね。」
醤「で、水分飛ばして焦げる手前で火を止める。これに煎り胡麻を絡めて完成。」
味「あぁ、確かにおいしそう・・・あぁ。」
醤「ほくほくでしょ。」
味「うん、里芋に近い感じだね。でも弾力もあるほくほく感が美味しい。」
醤「そうなのよ。これ、唐揚げにしても美味しいと思うのよねぇ。」
味「里芋の唐揚げが美味しかったんだから、いけるでしょ。」
醤「まぁ、作る気が起きるかどうかは分からないけど。」
味「言うと思った。」
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