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58話 豚のブロック肉が安かった ⇒角煮

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人物紹介
料理担当:醤子 しょうこ。(いつか買ってみたい五歳醤油。)
手伝い:味噌美 みそみ。(出汁入りは料理の幅が狭まるので好きじゃない。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精。(言い切っておくか。)

本日の調味料
醤油
みりん
生姜
旗○げ


醤「スーパーで肉コーナーを見ていたら、豚肉のブロックが安かったのよ。あまり大きくは無いけれど、230円だったから、この金額なら二人で一食のメインにしたら丁度いいかなって。」
味「やすっ!不安を感じる金額じゃない?」
醤「いや、小さ目のを選んで買ったからね。」
味「よし、今日はとんかつにしよう。」
醤「わかってて言ってるわよね。今日は角煮にするんです、作った事ないからやってみたいのよ。」
味「しょうがない、許してやろう。」
醤「ありがとう、私ひとりで食べていいって事よね。(ぶしゅっ)」
味「あぁーん、あたしも食べたいです。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「最初に下茹でをします。」
味「時間がかかりそうな単語が出てきた。」
醤「しょうがないでしょ。生姜を1mm~2mmの厚さで5枚くらいスライス。皮は剥かなくて大丈夫。それと長ネギの青い部分を、一緒に鍋に入れて30分くらい茹でる。私はここで旗○げも入れる。」
味「30分暇だね。ってか旗○げに戻ってる。」
醤「だって、近所の業務スーパー潰れちゃったんだもん。」
味「そういえばそうだったね。」
醤「それに暇じゃないわよ、煮汁は後で使うから、灰汁も都度掬っていくから見張ってなきゃいけないし。他の具材の準備も一緒にするの、次はもう一つ鍋を用意して、茹で卵を作る。」
味「入れて待つだけの作業じゃん。」
醤「そりゃそうよ、茹で卵だもの。茹で卵を作る時は二通り。私の場合固ゆでは水から13~14分。半熟は熱湯から6~7分。」
味「へぇ、半熟は熱湯からなんだ。」
醤「そうそう。半熟を味玉にすると美味しいわよ。ただ、うちの茹で時間は冷蔵しているLの卵。なので、常温はもう1~2分短くていいはず。」
味「ああ、大きさや保存状態で変わってくるのか。」
醤「そう。卵の賞味期限は常温で50日くらいらしいけど、怖くて出しておけないから冷蔵保存があたりまえよね。」
味「確かに。」
醤「次に白髪ネギの準備。白い部分を適当な大きさに切って、細切りにした後水にさらすのだけど、芯の部分は後で肉と一緒に煮るといいわ。」
味「白髪ネギって添えると見た目がいいよね。」
醤「そうなのよね。30分茹でた肉は、鍋から取り出して煮込み用の鍋に入れる、この時一緒に茹で卵も入れる。煮汁は脂を掬い取り、生姜とネギも取り除いて、煮込み用の鍋に入れる。鍋の大きさにもよるけど、全部使う必要はない。ここに旗○げ、醤油、みりんを足して味付けをして、さらに1時間煮込む。」
味「うわ、やっぱり長いね。」
醤「煮込むときは落し蓋で煮込んでいくのだけど、無い時はアルミホイルで大丈夫。鍋の淵との隙間を空けるようにして乗せればいいの。」
味「なるほど。」
醤「水分がだいたい飛んだら完成ね。たれをからめて器に盛り付けて、白髪ねぎを乗せたら完成。」
味「うーん、やっぱ白髪ネギが乗ると美味しそう。」
醤「からしを付けて食べても美味しいわよねぇ。」
味「これは日本酒も合うなぁ。」
醤「今回、小さい肉だったので雪平で作ったけど、今度はもう少し大きい肉をフライパンで煮込んでみたいわ。」
味「余ったら、次の日味の浸み込んだヤツが食べられそうじゃん。」
醤「まぁ、いずれね。ブロック肉って安くないんだもん。」
味「ちょっと贅沢したい時とかだねー。」
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