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33話 ビールを飲みながら焼いて食う ⇒たこ焼き

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人物紹介
飲み作成担当:醤子(しょうこ。肌の色は肌色だから。)
飲み食い合いの手担当:味噌美(みそみ。出汁いりじゃないよ。)
日本料理に欠かせない二人は、どっちも大豆の精(妄想)だと思うのよね。

本日の調味料

醤油
ウスターソース
粉末出汁(まぁ、ほ○だしとか)
食べるように好きなソース
マヨネーズ


醤「タコパ。」
味「何急に。たこパフェ?」
醤「ちがうっちゅーに。たこ焼きパーティよ。」
味「そっち方向に来たか。でもビールに合うね。」
醤「どの方向か疑問だけど、飲みながら焼いて食べて焼いて食べて・・・」
味「それは楽しそうだね。」
醤「まぁね。」
味「じゃぁ、たこ焼きプレートを用意だね。」
醤「その前にやっぱりこれよねぇ。(ぶしゅっ)」
味「そだね。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「ということで、タネは昨夜作って寝かせたものを用意してあります。」
味「え、寝かせてんの?」
醤「うん。ちょっと真面目に作っちゃった。」
味「また美味しい方がいいからとかいう理由でしょ。」
醤「そ。作り方なのだけど、まず昆布と鰹で出汁を取る。これが冷めてからタネを
 作り始めるのよ。」
味「食べる日を決めておかないと、その日に出来ないね。」
醤「その時は粉末出汁使えばいいのよ。」
味「そっか。」
醤「で、小麦粉をどれくらい使うかにもよるのだけど、二人だと200gくらいかな。
 卵を2、3個よく溶いて、そこに取った出汁を流しながらよくかき混ぜる。大体
 800mlから1000mlくらいかな。うち、鍋で取ると丁度1Lくらいなのよね。
 だから丁度いいのだけど、正確に計った事は無い。」
味「確かに、何か計ってるのって見ないね。」
醤「粉は計るわよ。お好み焼きの時は計らないけれど、あっちは卵と水の量に合わせて
 足して行けばいいけど、たこ焼きの方は出汁の量が多い分わかりずらい。」
味「言われてみればお好み焼きの方は形整えやすいかも。ちょうどいい分量とかあるんだ
 ろうけど。」
醤「そっちはさておき、出汁と溶き卵を混ぜたら、小麦粉を入れてよくかき混ぜるのよ。
 時間が経てば水分吸って沈むから、後でまたかき混ぜれば、だまも残らないわ。
 後はちょっと塩、醤油で味付けるのだけど、醤油を少し少な目にして代わりにウスター
 ソースを入れるのよ。」
味「へぇ。」
醤「それで一晩寝かせたのがこれなのよね。」
味「そうなんだ。」
醤「あとは入れる具よね。当然タコは必須ね。ボイルしたものを買って来て適当な
 大きさに切る。大きすぎないように。」
味「揚げ玉と紅生姜もいるよねー。」
醤「キムチやチーズも美味しいわよ。紅生姜やキムチはなるべく水分を切った方が
 いいわね。水っぽくなるし。」
味「プレートがあったまったよ。」
醤「割りばしの先にキッチンペーパーを団子状に括り付けて、油を塗って行く。
 さぁ、やれ。」
味「うげっ。きたか・・・」
醤「油を塗ったらタネを流し込んで、次にタコを入れていく。その後に、揚げ玉、
 紅生姜、お好みで小葱なんかを入れて焼けるのを待つ。キムチ味にするのには
 キムチを入れ、チーズ味も作ってみよう。」
味「どんくらい?」
醤「接地面が固まって来たら、串で様子を見る。裏返すには先の細い物が良いけれど、
 竹串とか。細い箸でもいいけれど、無ければ割りばしの先を削るなどして作れば
 いいのよ。」
味「焼けたのは裏返す。チーズ入れたやつは溶けて、カリカリになっていくよ。」
醤「それはそれで美味しいのよね。」
味「焼けたやつはお皿に移して、ソース、鰹節、青海苔ね。」
醤「そうそう。マヨネーズも味を変えるのに使うといいわ。」
味「定番だね。」
醤「後はこれ、長ネギを薄い輪切りにして入れた出汁。」
味「なるほど、さっぱり食べられるね。」
醤「とまぁ、家でやると色んな味が楽しめていいわよね。(ぐびっ)」
味「うん、楽しい。(ぐびっ)」
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