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28話 煮物の定番、冬はこれでしょ ⇒鰤大根

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人物紹介
呑兵衛料理人:醤子(しょうこ。どう見ても醤油から。)
晩酌つまみ食い:味噌美(みそみ。味噌だね、完全に。)
二人とも大豆の精(嘘)な気がしてきた。大豆の精が居ないと
日本の料理は成り立たない。

本日の調味料
生姜1欠
大蒜2欠
唐辛子2本
ごまラー油
味噌
醤油
旗○げ
豆板醤
花椒醤
ポン酢
○味○ャンタンDX

醤「冬と言えば鰤。粗が安く売っているスーパーもあるでしょう。」
味「鰤は美味しいよね。」
醤「そして大根も安い時期。とくればやるっきゃない鰤大根。」
味「お酒のあてにはいいよねぇ。」
醤「そうなのよね。」
味「しかし一話で季節が逆転したわね。」
醤「ほっとけ。そして今日はあつあつ辛味噌湯豆腐と、納豆サラダよ。」
味「納豆をサラダにしちゃったか。」
醤「私は好きだからいいの。文句あるなら食うな。(ぶしゅっ)」
味「ないよ。食べるよ。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
醤「では早速鰤からいきますか。大根は食べたい大きさに切るのだけど、欲を
 出して厚く切っちゃうとその分煮る時間も、味が染みる時間もかかるからね。
 考慮して切るのだけど、まあ1cmくらいの厚さならそんなに時間かからないかな。」
味「なるほど。ガス代も馬鹿にならないしね。」
醤「まぁね。鰤の粗ははまず塩で揉み、よく水洗いします。その後に、さっとお湯を
 潜らせると大分臭みが落ちるのよ。手は臭くなるけどね・・・」
味「まぁ、しょうがない。」
醤「あとはフライパンに大根と一緒に入れ、茹でる。沸騰したら灰汁を取っって、
 旗○げをぶばっと入れて、塩ちょっと、みりんちょっと、醤油で味を付ける。
 後は弱火より少し強いくらいで20~30分放置しておけば食べられるわよ。」
味「放置っていいね。(ぐびっ)」
醤「いや、他にやることあるからね。(ぐびっ)」
味「そうだった。」
醤「次に湯豆腐。まるまる一丁鍋に入れ、刻んだ生姜、大蒜、長ネギの青い部分
 を入れる。旗○げ、○味○ャンタンDX、味噌、花椒醤、甜麺醤、豆板醤、唐辛子
 2本を割って入れる。これ、水の状態で全部混ぜちゃって、後は火にかけてぐつぐつ
 させるだけよ。熱々で辛味噌味の湯豆腐は身体もあったまっていいわよ。」
味「ってか辛そうね。」
醤「辛味噌湯豆腐って言ったでしょ、仕上げにごまラー油も少し入れるからね。あとは
 器に輪切りにした長ネギを入れておいて、その上に食べるぶんだけ鍋から掬って入れて
 食べるのよ。」
味「味付けのベースは麻婆だよね。」
醤「うん。その方が好きなんだもん。」
味「残りはサラダだね。」
醤「うむ。必要なのは納豆とみず菜、茗荷があると嬉しいかなくらい。好みで長芋や
 オクラを加えても美味しいわ。1cm幅くらいに切ったみず菜と納豆を混ぜるだけの
 簡単サラダ。鰹節、刻み海苔をかけて、納豆についているたれプラスポン酢をかける。
 後は長ネギくらいかしら。小さく切ったのはスプーンで食べるためよ。」
味「確かに、箸だと掴みにくいもんね。」
醤「湯豆腐も10分くらい茹でれば、豆腐に味がつくので、こんなものかな。」
味「どれどれ早速、はふっ・・・からうま。確かに冬はいいね、汗も出そう。」
醤「でしょう。熱々のうちに食べるのがいいのよ。」
味「結局冷めるけどね。」
醤「そうね。お酒のつまみだから、飲んでる間に冷めていくのよ。」
味「冷めても美味しいからいんじゃない。」
醤「あとは、鰤大根を盛り付け・・・いや、お皿にがばっと入れて完成。」
味「今夜の晩御飯完成だね、運ぶぞ。」
醤「よし、飲むぞ。」
味「おー。」
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