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26話 つゆも飲みたいからったぷり ⇒鶏と小松菜の煮浸し

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人物紹介
呑兵衛料理人:醤子(しょうこ。どう見ても醤油から。)
晩酌つまみ食い:味噌美(みそみ。味噌だね、完全に。)
二人とも大豆の精(嘘)な気がしてきた。大豆の精が居ないと
日本の料理は成り立たない。

本日の調味料

味噌
醤油
旗○げ
粉末出汁(まぁ、ほ○だしとか)

醤「副菜といわれるものがメインになってもいいじゃない。」
味「いいじゃない。」
醤「なに?」
味「いや、こっちが聞きたいよ。」
醤「ん、まぁ、副菜をメインで食べてもいいよねって話し。」
味「お腹が満てれば問題無し。」
醤「ということで、今日はたっぷりつゆの鶏と小松菜の煮浸し、長芋サラダ、
 南瓜煮です。」
味「なんか最近、和食が多いような。」
醤「日本人だもの。(ぶしゅっ)」
味「ですよねー。(ぶしゅっ)」
醤「最初にカボチャからいきますか。」
味「カボチャって固いよね。」
醤「レンジでチンすると切りやすいのよ、私はしないけど。適当な大きさに
 切ってお鍋にいれます、皮面を下にしてね。水は少な目にして、いつもの旗○げ、
 香り付け程度の醤油。後は塩をふったら火にかける。5分もほっとけばほくほくに
 なるわ。」
味「味付けって塩?」
醤「そうよ。カボチャは味がはっきりしていて甘いから、塩味だけで美味しく
 食べれるわ。」
味「へぇ。」
醤「ではメインにいきましょう。鍋に水を入れ、昆布を浸しておきました。」
味「いつものやつだね。」
醤「これに鶏もも肉を一口大に切って入れる。スーパーに売ってる1枚ものの
 肉なら、四等分くらいの大きさがいいわ。次に小松菜を好きなだけ入れる。
 ま、中サイズの4株くらいかな。適当な大きさに切って入れる。それと油揚げを
 1枚。これを四等分くらい、大き目に切って最後にいれる。」
味「そこそこの量だね。確かにメインでもいい量だね。」
醤「で、味付けも最初にしてしまう。まず粉末出汁を多めに入れて、醤油を少し。
 後は塩で味を調えるのだけど少なめに。火が通って物足りないようなら後で
 また足せばいいので。ってことで火にかける。」
味「ああ、濃い味は後でどうしようもないもんね。」
醤「そうなのよ、つゆは薄められるけど、食材から出た味も薄まってしまうからね。
 あまりやりたくないからね。」
味「なるほど、言われてみれば。」
醤「さて、そろそろカボチャが出来たかな。皮に箸を挿してさくっと入れば
 概ね大丈夫。」
味「どれどれ。はふ・・・お、あっさりしてて食べやすい。(ぐびっ)」
醤「シンプルでいいわよね。カボチャの味と甘さに、ちょっとある塩味がいいわ。
 (ぐびっ)」
味「だねー。」
醤「さて、最後に長芋サラダね。塩わかめを水で、塩抜きしながら戻す。」
味「ほいほい。」
醤「で、山芋を細切りにしていく。長さは適当でいいのだけどね。切ったら
 器にいれる。」
味「細切りでもネバネバするねー。」
醤「そうね。ここで戻したワカメを適当に切って乗せて、最後にカイワレ大根
 を添えると出来上がり。味付けはいつものポン酢よ。」
味「ワカメの風味と、長芋のシャキシャキ感、ポン酢でさっぱりして美味しい。」
醤「まあね。(ぐびっ)」
味「お酒がすすむね。(ぐびっ)」
醤「煮浸しは鶏肉に火が通ったら完成よ。盛り付けは最初に鶏肉、次に油揚げ、
 さらに小松菜の茎部分を円形になるように並べていれ、葉の部分を最後上に
 乗っけたら見た目も悪く無いね。後は、つゆをなみなみと入れたら完成。」
味「確かにたっぷりつゆだ。」
醤「そ、だから今日はスープは作らなかったのよ。」
味「なるほど、かねているわけだ。」
醤「うむ。」
味「よし、後はのんびりするだけだねー。」
醤「うん、リビングでだらだら飲みましょう。」
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