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10話 息抜きにランチでも、親子丼 ⇒親子丼

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人物紹介
司会進行飲み手1:醤子(しょうこ。まあ醤油です。)
司会進行飲み手2:味噌美(みそみ。見ての通り味噌です)
二人とも大豆の精です。(嘘です。)

本日の調味料

醤油
(粉末出汁(まぁ、ほ○だしとか))
旗○げ


醤「休日という設定で、ランチにでもしましょうか。」
味「どうしたの?突然。」
醤「味噌美がたまには、ご飯ものが食べたいと言ったんじゃないか。」
味「あ、言ったね。」
醤「言ったね、じゃないわよ。」
味「でも、食べながら飲みたいって言ったのよ。」
醤「えぇ、面倒くさいわね。」
味「そんな事言われてもねぇ。」
醤「まぁ、記念すべき10回目って事で、親子丼いきます。」
味「おぉー。」
醤「なんかテンション低いわね。(ぶしゅっ)」
味「ちょぉーっと待て!何開けてるのよ!」
醤「何って、ランチビールだけどなにか?」
味「くそ、してやられたわ。(ぶしゅっ)」
醤・味『おつかれー』
味「お疲れも何も、今日休みじゃん。」
醤「生きてる事に対してでいいじゃない。」
味「うわ、なんか人生に疲れている人みたいな事言ってる。」
醤「それはさておき、手抜きで作る時は小さいフライパンに、旗○げ、醤油、
 粉末出汁を入れて混ぜ、そこに玉ねぎと鶏肉を入れて火にかける。のだけど。」
味「またフライパン。」
醤「あのね、親子丼やかつ丼なんかのためにわざわざ鍋なんて買っていたら
 場所を取って邪魔じゃない。」
味「まぁ、そうね。で、今日は手抜きじゃないの?」
醤「そうよ。まずこれ、一時間ほど水に浸けた昆布。うちは使いやすいから
 利尻昆布を使ってます。」
味「へぇ。香り出すためってやつね。」
醤「そ。これを中火にかける。」
味「出汁からなのね。」
醤「強火はだめよ、昆布の香りは60度70度あたりが出やすいから。ゆっくり
 経由して沸騰する前に火を止め、昆布を取り出す。」
味「うわ、確かにこれやってたら粉末出汁でいいわ。」
醤「ま、そうなんだけどね。で、灰汁を取って一度沸騰させたら火を止めて、
 ここで鰹節を投入。箸で軽く掻き交ぜたら越して完成。」
味「ああ、いい匂い。金色の汁って感じだね。」
醤「そうね。ちなみに、よくスーパー等で売っている出汁用の鰹節は注意。
 越すまでの時間が長いとすぐにえぐ味が出て苦くなるから。」
味「なお面倒ね。」
醤「値段そんなに変わらないから、買うなら鰹節専門店とかで買った方がいいわ。」
味「そうなんだね。」
醤「ではこの出汁をフライパンに入れて、旗○げと醤油を入れてつゆを作る。
 やはり玉ねぎと鶏肉の脂に甘みがあるので、みりんは使わない。」
味「へぇ。」
醤「1cm幅くらいに切った玉ねぎを敷いて、一口サイズに切った鶏肉をその上に
 並べる。最後にほんのちょっと塩をふったら、蓋をして火にかける。」
味「お、後は卵だね。」
醤「そうね。今回は白身を無理に切らなくていいから、軽く混ぜるだけでいいわ。」
味「ほーい。」
醤「鶏肉に火が通ったらすぐに卵を流す。火が通ってからは茹でた時間だけ
 お肉が硬くなっていくからね。ちなみに卵は白身の方が先に流れるから、残った
 黄身部分を利用して出来上がりに掛けて、少し蒸らすととろっとした出来上がり
 になる。」
味「おぉ、見た目がいいね。」
醤「ただ家で食べるのにそんな面倒な事はしたくないので全部入れる。」
味「なんだったんだ、さっきの説明は。」
醤「最後に三つ葉を乗せて、蓋をする。卵も直ぐに火が通るからね。これで
 出来上がり。」
味「お、ごはんごはん。」
醤「私はいらないわよ。これがあるから。(ぐびっ)」
味「あたしはいるのよ。どれどれ早速・・・もぐもぐもぐ。」
醤「ふふん。」
味「こんなに美味しいのか。粉末出汁と全然違う!」
醤「でしょう。これ味わうとね、粉末出汁も普通に美味しいけど、たまに
 ちゃんと取った出汁で食べたくなっちゃうのよねー。」
味「わかる。」
醤「昼間ってなんか面白い番組やってたかなぁ。」
味「だらだら適当なの見ようよ。」
醤「そうね。」
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