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サンドウィッチ

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剣を担ぎなら森にむかって淡々と歩き続ける

ショウ 「森まではもうちょっとかかりそうだが
     小腹が空いてきた事だしお土産を頂くとするか」

布を開けて中を確認する

ショウ 「これはサンドウィッチか!
     こっちの世界にも小麦粉があるのか
     小麦粉があれば食事の幅がかなり増えるな」

そのまま掴み一口いただく

中身は新鮮な野菜に甘じょっぱく味付けられたビックボアの肉のようだ

ショウ 「久々のパンだけでも感動ものだがそれに加えて
     新鮮な野菜のシャキシャキ感
     そして濃い味な甘じょっぱさが食欲を増進させる」

あっという間にサンドウィッチを食べ終える

ショウ 「しかし食べてる間は気にならなかったが
     この肉の味もしかして醤油なのか?
     醤油があるのなら是非とも譲ってもらいたい
     今度は小麦粉に醤油と色々聞いてみたい事があるな
     忘れないようにしておこう
     だが昨日の宴会には出てこなかったことを考えると
     もしかして貴重なものなのかもしれない」

食事の余韻を感じながらのんびり歩き
何事も無く小屋へとたどり着いた

ショウ 「さて無事に到着したが日が暮れるまではもう少し時間がありそうだ
     とりあえず今急ぎでやることは
     このビックボアの足だな
     急いで食えば腐らせる事は無いが
     今後の為にも保存食を作れるようにならなければな
     とりあえず木を切り倒しておくか」

小屋で斧を手にしようとしたが

ショウ 「いや、今回はこいつを使わせてもらうか」

そう言って先ほどまで担いでいた剣を手に取り
鞘代わりの皮をはぎ取る

ショウ 「よし!一本目を行くか!!」

足を大きく前後に開き抜刀術のように構える
木の根っこに近い場所、ビックボアの前足を狙うイメージを整える
心が整うと同時に腰を高速で回転させその勢いのまま剣を振る

ショウ 「ハッ!!」

高速で飛び出した刃は止まることなく木を両断した

ショウ 「はは 随分簡単に切り倒せたな」

高すぎる攻撃力に軽く引きつりながら
色々な構えから切り倒していく

ショウ 「よし こんなもんで大丈夫だろ
     問題なく使えそうだ
     刃こぼれも一切ないようだしいいものを貰ったな」

そのまま川に汗を流しに行く

ショウ 「途中で思ったがまた騒音騒ぎを起こしてしまったな
     まぁ今回は無事に到着した合図と受け取ってくれるだろう」

そんな都合のいいことを思いながら汗を流した
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