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おすそ分け

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目が覚めた
いつものように外に出て、日の光を浴び身体と頭を覚醒させる
ついでに畑に目をやるがまだ変化はなさそうだ

ショウ 「さて今日はとにかく肉をどうにかしないとな
     今のままだと食べきる前に腐らせてしまう
     食べる分を確保してこの前のお礼に村へ持っていくか」

そうと決めると一度小屋へ戻り身なりを整え肉を回収するため川へ向かった

川へ到着すしビックボアを確認
   特に問題はなさそうだ
   この辺には肉食獣はいないのだろう

ショウ 「よし 引き上げるか」

木に縛っておいたツタを手繰り肉を引き上げる

ショウ 「さてと とりあえず自分が食べる分だけ切り分けておくか
     後ろ足一本あれば十分だろう」

ナイフを腰から抜き
ビックボアの内ももから足先に向けて切れ目をを入れていく
その切れ目を切っ掛けにナイフを入れ、丁寧に皮を剥ぐ
ある程度皮を剥いたら内ももの筋繊維たどり股関節を探し肉をかぎ分けていく
股関節がむき出しになったら力ずくで関節を外し、残った皮を剥ぐ
あとは股関節からざっくり切り離して肉の確保が完了する

ショウ 「よし とりあえずこいつは小屋へ置いてくるとして
     本体をどうやって村まで運ぶかだな
     うーん 考えても方法なんて一つしかないか」

一度小屋へ戻り切り分けた肉を置き村へ行くための装備を整えた
   といっても特別な装備なんてないのだが
再度川へ行きビックボアの元に到着

ショウ 「さてと担ぐか!」

一度しゃがみ込み、肩にかけ一気に立ち上がる

ショウ 「うん 問題なさそうだな
     さてどれだけ時間がかかるかわからない
     早速出発しよう」

なるべく疲れないように淡々と一定の速度で歩こう
   限界まで歩くと回復に時間がかかる
   疲れを感じ始めたら早めに休息をとろう

   そして数刻

ショウ 「問題なくついた 
     一度も休憩せずに」

牛一頭ほどの重量を担ぎ何事もなく歩いた自身に驚いていると

門番 「ショウさーん!」

前回と同じ少年が駆け寄ってくる

門番 「どうしたんですかそれ!?」

ショウ 「あぁ獲物を仕留めたんだが1人で食べきれそうにないから
     おすそ分けに持ってきたんだ
     どこに運んだらいいかな?」

門番 「えーっと とりあえず中央の広場に運んでもらってもいいですか?
     自分は先行して話を通してきます」

そう言って少年は走って村へ向かった

ショウ 「よし 中央の広場だな」

急いで行っても驚かせてしまいそうだ
のんびり行くか
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