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第九話 アレッサンドラ
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神殿の中は真っ白であり、ユグドラシルは自分が手で触っただけで黒ずむのではないかと少しばかりびくびくとしながら廊下を進んで行った。
神のまつられる祭壇の前で、アレッサンドラは一礼をした後に、ユグドラシルに向き直った。
アレッサンドラは他の者達を説得し、ここにはアレッサンドラとユグドラシルの二人のみである。
ユグドラシルはローブを取ると、アレッサンドラを真っ直ぐに見つめた。
物語の中のアレッサンドラの姿を、ユグドラシルは想像してはどんな女性なのだろうかとわくわくしていた。そして、想像よりもはるかに高潔な人なのだろうという事が肌で伝わってきた。
おそらくだが、馬鹿な自分と話しても、仲が良くなれるとは思えない。
多分だが、自分が馬鹿な話をした後に、優しく微笑んで”そうなの”と、相槌を打ってくれそうである。
辛い。
やはり自分が馬鹿な事は出来るだけばれないように話を進めた方が良いであろう。
大丈夫だと自分を励ます。
大丈夫。私が馬鹿な事は、この物語がストーリー通りに進んでいればばれないはずだ。
「貴方のお名前は?」
「私は、ユグドラシル。」
「そうですか。」
アレッサンドラが息をついたのを機に、ユグドラシルは口を開く。
「アレッサンドラ様は、この病気の原因が何か、知っていますか?」
単刀直入にそう言うと、アレッサンドラの目が鋭くなった。
少しばかり怖いなと内心思ったので目を反らし、天井に描かれた絵を見上げた。
「貴方は、それが何かを知っていると?」
「ええ。知っています。」
「そう。ならば教えて下さらない?」
ユグドラシルは大きく息を吐くと言った。
「原因はエルマティア帝国による陰謀。彼らは病原菌をこの国の水源に定期的に入れています。」
その言葉を聞いた瞬間にアレッサンドラは目を見開き、そして小さく首を振った。
「水は・・水源には警備が居るはずです。」
「買収されています。水源を管理するリビドー卿はすでにエルマティア帝国の手に落ちています。」
「証拠は?」
「ありません。私はただ私の知る情報を貴方に伝えるだけ。証拠はない。けれど、真実です。」
「何故それを貴方は知っているの?・・いえ、そうね。貴方は精霊に愛されているのでしょう。そういう事なのでしょうね。」
内心思う。
そういう事とはどういう事なのだろうか。
だがアレッサンドラが何やら勝手に解釈してくれるならばそれでいいであろう。
「この病気は、薬を飲まなければ完治しない。けれど、人から人に感染するわけではないから、水さえ汚染されていなければ病気は今発症している人で止められるはず。」
「ということは・・。」
アレッサンドラの瞳は曇り、小さくため息が漏れていた。
それに追い打ちをかけるようにユグドラシルは言った。
「薬を手に入れるために、エア皇国はエルマティア帝国と手を組み、そしてエジェンドア王国を地に落ちすでしょう。」
「なっ!?そんな事にはなりません!エジェンドア王国は友好国ですよ!」
「ですが、薬を手に入れる為ならば仕方がない。自国を守る為です。」
「何を・・私が父を止めて見せます!」
「それを期待しています。ですが、もし止められなかったとしても、エジェンドア王国にも私は情報を渡していますから、容易くは落ちないはずです。」
その言葉にアレッサンドラは眉間にしわを寄せると言った。
「貴方は一体何者なの。何故、未来が分かるように・・いえ、そういう事なのは分かるの。でも。」
さっきからそういう事とはどういう事なのだろう。
だが、今いい感じに自分が頭が良さそうに話をしてきたので、それをあえて聞いてお馬鹿なのがばれてはいけないのであえてすまし顔をしておく。
「とにかく、私は警告はしましたよ。」
ユグドラシルはそう言うと、アレッサンドラに背を向け、その場を後にしようと歩き始めた。
だが、ふいに、物語を読んでいた頃にずっと思っていたことが脳裏をよぎった。
足を止めると、アレッサンドラが首を傾げる。
ユグドラシルはアレッサンドラに歩み寄ると、その頬に手を伸ばし、そっと優しく触れると言った。
「貴方が、自身の事で悲しむ必要はない。貴方は、貴方が生きていてくれるから救われている人が、この国にはたくさんいて、貴方がここに生きていてくれることが、私は奇跡であり、この国の幸せだと思う。」
アレッサンドラとユグドラシルの瞳があい、そしてアレッサンドラが何か言う前にユグドラシルはその手を放すと笑顔をアレッサンドラに向けた。
去っていくユグドラシルの背を見送りながら、先ほど触れられた頬に、アレッサンドラは手を伸ばした。
この、呪われた肌に今まで触れたものは居なかった。
母でさえ、この呪われた肌に触れようとはせず、奇跡の子だともてはやしながらも、影では兄弟姉妹の命をすべて喰らって生まれて来たのだと言う者もいた。
そんな肌に躊躇なく触れ、そればかりか、アレッサンドラの心の中にあった棘をあっさりと抜いて行ってしまった。
「精霊に愛されし乙女ユグドラシル様。なんと、素晴らしいお方なのでしょう。」
アレッサンドラはその背に礼を取り、生まれて初めて涙を流した。
一瞬で自分の心の闇を見透かし、それを消し去って行かれた。
あの方こそが、本当の王にして高潔なるお方だ。
あの方のように、自分も真っ直ぐに生きていきたい。
その為にはまず、この国を救わなければならない。
アレッサンドラは父親と対峙することを心に決めると、まずはリビドー卿の裏切りの証拠を集めなければならないと動き始めた。
時は待ってはくれない。
あのお方のように、自分にできる事をしよう。
ユグドラシルは無言で去って行きながらも、背中にいたいほど刺さってくるアレッサンドラの視線に冷や汗を流していた。
バカバカバカ!
私のバカバカ!
何であんなことを言っちゃったの!
突然あんなことを言われたら不審がるに決まっているじゃないの!
ダメだ。
視線が痛すぎてもう振り向けない。
もうアレッサンドラ様には合わせる顔がない。
あぁ、もう消えてしまいたい。
さっきまでの自分を消し去りたい。
よし、消えよう。
いち早くこの国から消えよう!
ユグドラシルは全力でエア皇国を後にした。
神のまつられる祭壇の前で、アレッサンドラは一礼をした後に、ユグドラシルに向き直った。
アレッサンドラは他の者達を説得し、ここにはアレッサンドラとユグドラシルの二人のみである。
ユグドラシルはローブを取ると、アレッサンドラを真っ直ぐに見つめた。
物語の中のアレッサンドラの姿を、ユグドラシルは想像してはどんな女性なのだろうかとわくわくしていた。そして、想像よりもはるかに高潔な人なのだろうという事が肌で伝わってきた。
おそらくだが、馬鹿な自分と話しても、仲が良くなれるとは思えない。
多分だが、自分が馬鹿な話をした後に、優しく微笑んで”そうなの”と、相槌を打ってくれそうである。
辛い。
やはり自分が馬鹿な事は出来るだけばれないように話を進めた方が良いであろう。
大丈夫だと自分を励ます。
大丈夫。私が馬鹿な事は、この物語がストーリー通りに進んでいればばれないはずだ。
「貴方のお名前は?」
「私は、ユグドラシル。」
「そうですか。」
アレッサンドラが息をついたのを機に、ユグドラシルは口を開く。
「アレッサンドラ様は、この病気の原因が何か、知っていますか?」
単刀直入にそう言うと、アレッサンドラの目が鋭くなった。
少しばかり怖いなと内心思ったので目を反らし、天井に描かれた絵を見上げた。
「貴方は、それが何かを知っていると?」
「ええ。知っています。」
「そう。ならば教えて下さらない?」
ユグドラシルは大きく息を吐くと言った。
「原因はエルマティア帝国による陰謀。彼らは病原菌をこの国の水源に定期的に入れています。」
その言葉を聞いた瞬間にアレッサンドラは目を見開き、そして小さく首を振った。
「水は・・水源には警備が居るはずです。」
「買収されています。水源を管理するリビドー卿はすでにエルマティア帝国の手に落ちています。」
「証拠は?」
「ありません。私はただ私の知る情報を貴方に伝えるだけ。証拠はない。けれど、真実です。」
「何故それを貴方は知っているの?・・いえ、そうね。貴方は精霊に愛されているのでしょう。そういう事なのでしょうね。」
内心思う。
そういう事とはどういう事なのだろうか。
だがアレッサンドラが何やら勝手に解釈してくれるならばそれでいいであろう。
「この病気は、薬を飲まなければ完治しない。けれど、人から人に感染するわけではないから、水さえ汚染されていなければ病気は今発症している人で止められるはず。」
「ということは・・。」
アレッサンドラの瞳は曇り、小さくため息が漏れていた。
それに追い打ちをかけるようにユグドラシルは言った。
「薬を手に入れるために、エア皇国はエルマティア帝国と手を組み、そしてエジェンドア王国を地に落ちすでしょう。」
「なっ!?そんな事にはなりません!エジェンドア王国は友好国ですよ!」
「ですが、薬を手に入れる為ならば仕方がない。自国を守る為です。」
「何を・・私が父を止めて見せます!」
「それを期待しています。ですが、もし止められなかったとしても、エジェンドア王国にも私は情報を渡していますから、容易くは落ちないはずです。」
その言葉にアレッサンドラは眉間にしわを寄せると言った。
「貴方は一体何者なの。何故、未来が分かるように・・いえ、そういう事なのは分かるの。でも。」
さっきからそういう事とはどういう事なのだろう。
だが、今いい感じに自分が頭が良さそうに話をしてきたので、それをあえて聞いてお馬鹿なのがばれてはいけないのであえてすまし顔をしておく。
「とにかく、私は警告はしましたよ。」
ユグドラシルはそう言うと、アレッサンドラに背を向け、その場を後にしようと歩き始めた。
だが、ふいに、物語を読んでいた頃にずっと思っていたことが脳裏をよぎった。
足を止めると、アレッサンドラが首を傾げる。
ユグドラシルはアレッサンドラに歩み寄ると、その頬に手を伸ばし、そっと優しく触れると言った。
「貴方が、自身の事で悲しむ必要はない。貴方は、貴方が生きていてくれるから救われている人が、この国にはたくさんいて、貴方がここに生きていてくれることが、私は奇跡であり、この国の幸せだと思う。」
アレッサンドラとユグドラシルの瞳があい、そしてアレッサンドラが何か言う前にユグドラシルはその手を放すと笑顔をアレッサンドラに向けた。
去っていくユグドラシルの背を見送りながら、先ほど触れられた頬に、アレッサンドラは手を伸ばした。
この、呪われた肌に今まで触れたものは居なかった。
母でさえ、この呪われた肌に触れようとはせず、奇跡の子だともてはやしながらも、影では兄弟姉妹の命をすべて喰らって生まれて来たのだと言う者もいた。
そんな肌に躊躇なく触れ、そればかりか、アレッサンドラの心の中にあった棘をあっさりと抜いて行ってしまった。
「精霊に愛されし乙女ユグドラシル様。なんと、素晴らしいお方なのでしょう。」
アレッサンドラはその背に礼を取り、生まれて初めて涙を流した。
一瞬で自分の心の闇を見透かし、それを消し去って行かれた。
あの方こそが、本当の王にして高潔なるお方だ。
あの方のように、自分も真っ直ぐに生きていきたい。
その為にはまず、この国を救わなければならない。
アレッサンドラは父親と対峙することを心に決めると、まずはリビドー卿の裏切りの証拠を集めなければならないと動き始めた。
時は待ってはくれない。
あのお方のように、自分にできる事をしよう。
ユグドラシルは無言で去って行きながらも、背中にいたいほど刺さってくるアレッサンドラの視線に冷や汗を流していた。
バカバカバカ!
私のバカバカ!
何であんなことを言っちゃったの!
突然あんなことを言われたら不審がるに決まっているじゃないの!
ダメだ。
視線が痛すぎてもう振り向けない。
もうアレッサンドラ様には合わせる顔がない。
あぁ、もう消えてしまいたい。
さっきまでの自分を消し去りたい。
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いち早くこの国から消えよう!
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