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プロローグ
しおりを挟む「もう終わりにしたいの・・・・もう・・・嫌なの・・・・」
涙が出そうになる。
苦しくて、辛くて、貴方を信じたくなる自分が嫌で。
太陽が沈み始め、夕闇へと空が染まっていく。
「・・・シェリー・・・」
手が、ゆっくりと離れた。
あぁ。離れてしまった。
「・・・分かったよ。終わりに・・・しよう。」
聞きたくなかった言葉。けれど、その言葉を聞いた瞬間、これであなたに裏切られることはなくなったのだと安心して、胸が軽くなった。
「・・・・・さようなら。」
笑みがこぼれた。久しぶりに心から笑えた。
貴方に裏切られるのが嫌だから。だから、これでいい。
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