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~お仕置き、しちゃうよ?~ 5話
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「さ、どうぞ。」
望にそう促され、僕は恐る恐る玄関へと足を踏み入れる。
ガチャン。
「佐田くん、車の中で話した事、ちゃんと覚えてる?」
そういってきた望はいつになく真面目な顔をしていた。
「あ、う、うん。」
なんでそんなにこだわるんだ……?
お父さんとお兄さんの事、嫌いなのかな?
そ、そういえばこいつお兄さんいたんだな。
「よし、じゃあ行くよ。」
そう言って先に進むきり…じゃなくて、望の後を少し遅れて僕はついていった。
それにしても、長い廊下だな……。
キョロキョロしながら歩いているとーーーーー。
「っ!?!?!?」
………………。
えっ!!!僕、なんで部屋に連れ込まれて口塞がれてるんだ!?望…じゃないよな…。
「んーー!!」
「しーー。静かにして。
静かに出来ない悪い子には…
お仕置き、しちゃうよ?ーーーー。
その頃。
「ほら、ついたよ。佐田く……。
あれ?佐田くん?
…………まさかーーーーーー。
ちっ。めんどくせぇな。」
この人、だ、誰なんだ?
お、男の人…?しかも若そうな声だし。あ……も、もしかしてお兄さん!?
混乱している頭で考えを巡らせていると、
急に首筋に生暖かい感触が僕の首筋をなぞっていく。
「んっ」
な、なんだこれ…。まさか、し、舌!?
「ふふふ。君、感度良いんだね。
さすが、望が家に連れてくるだけのことはあるね。ここは…?」
「ひぁっ、そ、そこはっ。だ、ダメっ。」
「へ~、乳首感じやすいなんて…
さては、望に開発されたな?
可愛い。俺も興奮してきちゃうよ。」
な、なんなんだ!怖い……。
だ、誰か…助けてっ!!!
バンッ!!!
僕がそう思った直後、
ドアが勢いよく開いた。
そこにはーーーーーーーー。
「お兄さん、今すぐその汚い手から佐田くんを離してもらえる?」
え……。
の…ぞむ……?
その時の望は、僕が今まで一度も見た事がないような怖い顔をしていた……。
「おー怖い。
これからがお楽しみだったのに。
ほんと、タイミング悪いな~。
今日の所は、見逃してあげる。」
そういうと、望のお兄さんは
僕から手を離した。
「ばいばい。【佐田くん】」
望のお兄さん?がそう言った直後に、
部屋のドアは望によって閉められていた。
「ちょっと、暁人来て。」
「え、あっおい!引っ張るなって!」
し、しかも「暁人」って、なんで下の名前?
……握られてる手、痛い。怒って…るのか?
僕は望に引っ張られるまま、部屋へと連れて行かれた。
「おわっ!?」
バタンっ!
「ひっ」
望は僕を荒っぽく部屋に押し込むと、勢いよくドアを閉め、僕の上に馬乗りになっていたーーーーーーーーーー。
望にそう促され、僕は恐る恐る玄関へと足を踏み入れる。
ガチャン。
「佐田くん、車の中で話した事、ちゃんと覚えてる?」
そういってきた望はいつになく真面目な顔をしていた。
「あ、う、うん。」
なんでそんなにこだわるんだ……?
お父さんとお兄さんの事、嫌いなのかな?
そ、そういえばこいつお兄さんいたんだな。
「よし、じゃあ行くよ。」
そう言って先に進むきり…じゃなくて、望の後を少し遅れて僕はついていった。
それにしても、長い廊下だな……。
キョロキョロしながら歩いているとーーーーー。
「っ!?!?!?」
………………。
えっ!!!僕、なんで部屋に連れ込まれて口塞がれてるんだ!?望…じゃないよな…。
「んーー!!」
「しーー。静かにして。
静かに出来ない悪い子には…
お仕置き、しちゃうよ?ーーーー。
その頃。
「ほら、ついたよ。佐田く……。
あれ?佐田くん?
…………まさかーーーーーー。
ちっ。めんどくせぇな。」
この人、だ、誰なんだ?
お、男の人…?しかも若そうな声だし。あ……も、もしかしてお兄さん!?
混乱している頭で考えを巡らせていると、
急に首筋に生暖かい感触が僕の首筋をなぞっていく。
「んっ」
な、なんだこれ…。まさか、し、舌!?
「ふふふ。君、感度良いんだね。
さすが、望が家に連れてくるだけのことはあるね。ここは…?」
「ひぁっ、そ、そこはっ。だ、ダメっ。」
「へ~、乳首感じやすいなんて…
さては、望に開発されたな?
可愛い。俺も興奮してきちゃうよ。」
な、なんなんだ!怖い……。
だ、誰か…助けてっ!!!
バンッ!!!
僕がそう思った直後、
ドアが勢いよく開いた。
そこにはーーーーーーーー。
「お兄さん、今すぐその汚い手から佐田くんを離してもらえる?」
え……。
の…ぞむ……?
その時の望は、僕が今まで一度も見た事がないような怖い顔をしていた……。
「おー怖い。
これからがお楽しみだったのに。
ほんと、タイミング悪いな~。
今日の所は、見逃してあげる。」
そういうと、望のお兄さんは
僕から手を離した。
「ばいばい。【佐田くん】」
望のお兄さん?がそう言った直後に、
部屋のドアは望によって閉められていた。
「ちょっと、暁人来て。」
「え、あっおい!引っ張るなって!」
し、しかも「暁人」って、なんで下の名前?
……握られてる手、痛い。怒って…るのか?
僕は望に引っ張られるまま、部屋へと連れて行かれた。
「おわっ!?」
バタンっ!
「ひっ」
望は僕を荒っぽく部屋に押し込むと、勢いよくドアを閉め、僕の上に馬乗りになっていたーーーーーーーーーー。
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