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第五章

氷姫は機嫌良く歌わない⑨

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しかし、全ては先帝高校を守る為。

その為なら、どんな事でもやる。

人差し指で乳首をなぞる。それを繰り返し行うと不思議な現象が起こった。

「ね、ねぇ、これ、なんか」

「これは、生理現象です」

真中信雄の乳首は、男性器と同じように勃っていた。
気持ち悪い‥。
私が嫌がりながらも続けていると、「それにしても、下手ですね」と声に出した。

「は?」

「え?」

互いが互いを見つめる。
私は憤りの感情を隠さず、真中信雄は自分が口にした言葉が信じられない様子だった。

「ち、違う!口が勝手に‥。‥もっと激しくヤラないと、イケるわけないでしょ。所詮、勉強しかしてこなかった人間ですか」

泣きそうな顔から人を馬鹿にしたような顔に変わり、また「お、おかしいです」と泣きそうな顔に戻った。

『お、ついにオプションが起動したな。今の真中の発言は、後催眠暗示が発動したんだ』

「い、言いたくない事を無理やり‥」

『無理やり、ではない。心の中で少し思った事を口にするようにという暗示だ。つまり、端的で業務的な手コキにお前自身が感じた事を言っただけ』

私は真中信雄を睨みつける。
彼は、「ご、ごめんなさい」と謝ってきた。

『このままじゃ射精三回なんて夢のまた夢だ。そこで、ボーナスターイム』

ふざけた様子でそう言葉を切ったかと思えば、声の主が変わった。

『ご機嫌よう、愛する生徒の二人。随分と射精させるのに難航しているのね。愛しの生徒二人のために、特別ボーナスよ』

真野先生‥。声を聞くだけで頭がボーッとする。

さぁ、一ノ瀬さん、頑張りなさい。と声は続き、いつもよりハウリングが掛かった声でこう言った。

「【生徒会長は歌わない】」

瞬間、身体に電流が走ったように身体が飛び跳ねる。

「???」

自分に何が起こったのかは分からないが、特に何も変わった様子はない。

『あと3分』

もう時間がない。何とかしないと。

私はもう一度真中信雄の前に座り、男性器を握る。
そして、動かしながら信じられない言葉を口にする。

「随分大きくなったわね。嬉しいわ‥え?」

自分で言って、自分で驚く。
今、口が勝手に。

「こんなに大きなモノを見たら、私も興奮してきちゃう‥な、なに、これ」

うっすらと涙も滲んでくる。
悔しい、恥ずかしい、にも関わらず、わたしは自分の口角が上がっているのを感じた。
そして、両手を使って、先端の部分を刺激している。
まるで、自分の身体じゃないかのように勝手に動く。

「か、会長、す、すごく気持ちいいです」

「ふ、ふふ。そう、よね。気持ち悪いあなたが、む、むぐ、美少女の、私に、て、手コキ、されてるの、だ、か、ら」

必死に言葉を発言しないよう、頭では止めている。
それなのに、止まらない。

「は、はや、く、だし、なさいよ。く、くさい精子、かお、にかけ、い、いや、いや、て」

無茶苦茶な発言。それでも真中信雄の男性器の先端部分からは、液が溢れ、そして

「イ、イク、イク!!!」

体を何度も痙攣させながら、白い白濁液を私の顔にかけてきた。

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