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第三章

肝試しは吊り橋効果をもたらす⑧

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「こ、こんなの、ちがぁ‥」

不思議だ。初めてやるSEX。やり方も初めて知ったのに。
今は、これがとても気持ちいい。

「ほらほら、イきなよぉ」

「あ、ああっ‥ん。い、い、イく、イグゥウウウ!!!」


ビクビク、ビクン!
三度ほど身体を大きく反応させた紅葉ちゃんは、ぐったりとうつ伏せで倒れた。

「3.2.1‥」

パチン、と耳元で音がする。

「あ、れ‥」

さっきまでの支配的な気持ちはすーっと引いていき、つい数分前の出来事が、一気に頭の中に流れ込んできた。

い、いや、こんなの、うそ。

「あ、あ、あぁあぁああ!」

私は嫌悪感と罪悪感で押しつぶされる。
巻きつけてあるバンドを急いで外し、投げ捨てた。

蹲り、頭を抱える。
いやだ、こんなの、うそ‥
そんな私の肩を、優しく、誰かの手が触れる。

「そんな怖がることはない。だってほら、親友の風花を見てみろ」

大門先生のこの場の状況に合わない明るい声。

「あ、そ、こぉ‥もっと、もっとついてぇ」

嫌だ、見たくない。私は耳を塞ぐ。
そんな私の顔を持ち上げ、大門先生は、何かを見せて来た。
その画面からは、赤、黒、青、黄色‥それらの色が混ざり合い、鮮やかに私の目に入ってくる。それはグルグルと螺旋状に回る。

「ほら、まだお前の身体は疼いてるだろ。もうすぐ絶頂を迎える親友と共に、激しく敏感なところを刺激しろ」

びんかんな、ところ

「はぁ、いぃ」

私は立ち上がり、さっき放り投げたディルドを手に取った。
なんて、大きくて魅力的なんだろう。
私はそれを、自分のアソコに、入れた。

ずぶり、と、愛液が溢れている私の膣内にすっとディルドが入る。

「き、きもちぃ‥」

上下に、激しく出し入れするたびに愛液が溢れる。
目の前では、四つん這いになっている由紀ちゃんを、体格の良い足立くんが激しくついていた。
そのすぐ隣にいた大門先生が、足立くんに質問している。

「どうだ?彼女が眠っている前で、クラスメイトを犯す心境は」

「あ、あ、あ」

「はっ!いつもはクールを気取っている野球部のエースも、快楽には勝てないってことか。ほら、今の心境を風花に教えてやれ」

ちりりーん、と音が鳴る。私はとろけるような感覚に、なる。

「き、きもちいい。風花の、アソコ、すごく締まりがよくて、最高だ!」

そう吐き出した後、一瞬足立くんの動きが止まった。
でも、すぐに、動き出す。さっきよりも、強引に。由紀ちゃんの両手を持ち、無理やり、快楽を貪るように。
その、離れたところからもわかる男性器の形。その動きを真似するように、私もディルドを動かした。

お、おかしいよぉ。こんなこと、したこと、なかったのに。
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