上 下
346 / 385
15章 祈り(中)

32話 覚悟

しおりを挟む
 作戦の草案ができたので今日はそれで解散した。
 明日からもっと具体的に話を固めていくという。
 
 あのあとグレンさんとカイルとセルジュ様は隊長室へ。
 今日もまた「飲み物は自分達で取りに行くからいらない」と言われてしまった。
 わたし達には聞かせられない、突っ込んだ内容の話をするのだろう。
 わたしはなんとなく部屋に戻る気にはなれず、食堂へ足を運んだ。
 食材でも切っていれば、少しくらい気が紛れるだろうか……。
 
「お疲れさま、レイチェル」
「あっ、ベル。お疲れ」
 
 食堂のテーブルに、ジャミルとベルが向かい合わせで座っていた。ジャミルはさっきの話の内容をノートに書き留めている。
 テラスに通じる窓からは、ルカが中庭のお花に水をあげているのが見える。
 しばらくしてルカはじょうろを所定の位置に置き、濡れた手を拭きながらこちらの方へ。
 
「ルカ、お疲れ」
「……ん」
 
 ルカはわたしの向かい側、ジャミルの隣の席に腰掛けた。ジャミルがノートにペンを走らせるのを無言で見ている。
 
「……ジャミル。そこ、字が違っている」
「えっ」
「今日の日付と、曜日も」
「うわ、ホントだ。やべえな」
 
 言いながらジャミルは、ルカが指摘した箇所に訂正線を入れていく。
 彼の字は走り書きでも丁寧で読みやすい。でも、気のせいだろうか。今日は心なしか筆跡が荒い。
 しかも、訂正箇所を全く同じように間違って書いてしまっている……。
 
「あっ……、またやっちまった。……ハァ……」
「……今日の分、わたしが書こうか?」
「え?」
「だって、もうすぐ仕事でしょ」
「そうよ、そうしましょ。あたしもルカもいるし、あとは任せて」
「……わたしとレイチェルとベル。3人で力を合わせれば、それなりのものが」
「そ、それなり……うう、確かに、ジャミルほど綺麗にまとまったものは……」
「…………」
 
 ジャミルからの返事はない。心ここにあらずといった感じで、目線がどこにあるのか分からない。
 ノートに置いたままのペンからインクがにじみ出て、じわじわとシミを作っていく。
 
「……ジャミル」
「! ……ああ……わりい……」
 
 わたしの呼びかけに、ジャミルはビクリと肩を震わせる。
 紙にシミが出来てしまっているのに気づくとペンを置き、頭を掻きながらため息をついた。
 そして机の上でピョコピョコと歩き回る使い魔ウィルに目をやりながら口を開く。
 
「……今回の作戦にオレが組み込まれるなんて思ってなくて。……ビビっちまってん、だよな……」
「…………うん」
「ここに残るってことは、そういう可能性があるってことなのに、全然想定してなくて。……オレだって、イリアスのことは憎い。けど、『殺すのに力を貸してくれ』って言われちまうと、か……覚悟が、今ひとつ……」
 
 組み合わせた手に額をつけるようにして、ジャミルは机に突っ伏す。
 
「………………」
 
 何と言葉をかけていいのか分からず、全員黙り込んでしまう。
 でもその静寂は、食堂の扉が開く音と誰かの足音によって破られた。
 グレンさんかカイルが飲み物を取りに来たのだろうか と後ろを振り向くと、そこには全く思いもよらない人物が立っていた。
 
「えっ……、フ、フランツ!?」
 
 入ってきたのは、フランツだった。そのすぐ後ろにはグレンさんが立っている。
 フランツはわたし達それぞれの顔をキョロキョロ見回し、頬を掻きながら少しだけ笑った。
 
「えへへ……こんにちは」
「ど、どうして……」
 
 フランツはシルベストル邸に引き取られていったはず。その彼が、どうして今ここに?
 
「……うん、ちょっとね。おつかいっていうか、密偵っていうか……」
「密、偵……?」
 
 "密偵"という、子供には似つかわしくない言葉にギョッとしてしまう。
 大昔、戦乱の時代では子供がそういう役目を果たしていたこともあるらしいけれど……。
 
「そ。セルジュ様とシルベストル侯爵閣下との連絡係。詳しくは、グレンさんやカイルさんから聞いてね」
 
 口元に人差し指を当てながらフランツはウインクをする。
 
「…………」
 
 ――どうして?
 
 セルジュ様には弟君が2人いるし、屋敷にはお抱えの密偵もいるはず。
 それなのに、どうして子供のフランツがそんなことを……?
 怪訝な表情をしているわたし達の内心を悟ってか、フランツは肩をすくめて笑ってみせた。
 
「……そんな顔しないでよぉ。おれ、無理にやらされてるわけじゃないよ? おれがやりたいって言ったんだ。侯爵閣下もセルジュ様も他の人もみんな止めてくれたよ」
「……みんな止めたってのに、なんでだよ。そこまでしてオマエがやることないだろ」
「セルジュ様に恩返ししたいから。セルジュ様のためにできることがあるなら、なんだってやりたいんだ。おれセルジュ様のこと好きだし、尊敬してるもん」
 
 そう返して照れくさそうに笑うフランツを見て、ジャミルは「そっか……」と目を伏せる。
 
「……立派、だな。どっかの誰かと、違ってよ……」
「…………」
 
 その後わたし達と二言三言交わし、フランツはシルベストル邸へ戻っていった。
 セルジュ様が書いた手紙をシルベストル侯爵に渡すらしい。
 
 グレンさんの話によると、フランツはこちらに来た際まず最初に、セルジュ様に奥様とお嬢様の写真を渡したという。
 セルジュ様は喜んだけれど、同時にフランツの役目を聞き「自分がふがいないせいで」と謝罪をした。
 そんなセルジュ様に対しフランツは「セルジュ様に早く帰ってきて欲しいだけです」「帰ってきたら剣を教えてくださいね」と言い、セルジュ様は「もちろんだ」と了承した。
 フランツがシルベストル邸に引き取られていってから3ヶ月弱。その間そこで生まれた新しい絆と縁がある。
 ――敬愛するセルジュ様のため、フランツはフランツの戦いをしている。
 わたし達に介入の余地はない……。
 
 
 ◇
 
 
「ジャミル君は今から仕事だろう」
「え、あ、ああ……」
 
 フランツが帰ったあと。
 グレンさんの言葉に、ジャミルは右手首に巻いている腕時計を見ながら立ち上がる。
 
「…………急に重い役目を背負わせてしまってすまない。でもお前にしかできないことなんだ」
「い、いいってことよ、ハハ……」
「明日フランツが、聖銀騎士団に押収されていたお前の研究資料を持ってくることになっている。その中に今回役立ちそうなことが書いてあれば、教えて欲しい」
「……ま、任せろ」
「頼りにしている」
 
 ジャミルの返事にグレンさんが微笑を返す。
 続いてわたし達全員を見回しながら、「それからもうひとつ」と切り出した。
 
「みんなに注意勧告だ。これからそこへ行くジャミル君の前で言うのも何だが……みんな、ポルト市街にはできれば近づかないで欲しい」
「ど、どうしてですか?」
「イリアスと思われる人間が徘徊している……らしい」
「!!」
「え!? な、な、なんで」
「俺もよく分からないんだ。教会でシリル司祭に聞いた話だが……」
 
 ――フェリペの杖を浄化してもらったあと。
 立ち去ろうとするグレンさんの顔をシリル様がまじまじと見つめ、「貴方とお会いするのは夏以来ですよね」と聞いてきたという。
 「そうだ」と答えるグレンさんに、シリル様は「念のため確認したい。身体の調子はどうか」とさらに質問を投げてきた。
 グレンさんが「どこも悪くない」と返すと、シリル様は頭をワシャワシャと掻きながら「最近ノルデン人の方を世話したと思うのですが、なぜか記憶になくて。やっぱり貴方ではないですよね」と返してきた。
 
 記憶に残らない、ノルデン人――それはイリアスではないか?
 そう思ったグレンさん達はシリル様から話を聞こうとしたけれど、シリル様の口から出てくるのは「情報」とも呼べないひどくあやふやなものだったという。
 
 ――どこかで倒れて、この教会の医務室に運び込まれてきた。
 何回か来た気がする。いつ来たのだったか……昨日、今日、一昨日、それ以前?
 男だった。でも女のような気もする。
 白い服を着ていた。いや、黒い服を着ていたような。
 会話をした気がする。名前を名乗ったはずだ、聞いたはずだ、でも覚えていない。
 教会にいるシスターや助祭じょさいに聞いてみても誰も覚えていないし、知らない。
「疲れておられるのでは」などと言われる……。
 
 そんなはずはない。絶対に会ったはずだ。言葉も交わしたはずだ。
 
 …………会話なんてしただろうか?
 
 そもそもそんな人間、本当にいただろうか……?
 
「……そういうわけで、シリル司祭の話しぶりからして、何度も倒れてその都度教会に運び込まれているみたいなんだ」
「こ、恐……。えっ、オレこれからポルト市街行くのに!」
「悪い。万が一遭遇したら、逃げてくれ。追いかけたりもしてこない……いや、できないと思う」
「そ、そっか。倒れて教会に何度も……ってことは、相当弱ってるってことだもんな」
「ああ。術を放つことはもちろん、まともに動くことすら難しいのかもしれない。……その状態でどうやってシルベストル邸へ来られるのかは分からないが」
「……禁呪……にしても、難しそうですわね。血の宝玉の杖はもうないわけですし」
「ああ。血の宝玉のために魂を集めている様子もなさそうだしな……」
「…………」
 
 ――血の宝玉はもうない。
 仮に玉がまだ残っていたとして、そこには魂を詰めなければいけない。
 でもここ数日、以前のような「魂を抜かれた死体」は見つかっていない。
 それに、血の宝玉の良い素材になりそうなシリル様と何度も会っているらしいのに、彼を殺していない。
 力が残っていないから、殺すことができないんだ。
 シリル様に介抱されたイリアスはシリル様と言葉を交わしてから教会を出て、そのままポルト市街へ……?
 
「ど、どうして、街をうろついてるんでしょうか。逃げないの……?」
 
 わたしの問いかけに、グレンさんが首を横に振る。
 
「街の外の魔物が強くなっているから、出るに出られないのかもしれないが……。それにしたって、どこにも潜伏せず街を徘徊しているのはよく分からない。俺やカイルに出会う可能性があるのに……思考力が落ちているんだろうか」
「…………」 
 
 今日も彼はポルト市街のどこかで倒れて、シリル様の教会へ運ばれるのだろうか。
 気がついたあとは、街へ出て……。
 "ヒト"の心を捨て去り感情を捨てたという彼は、一体どういう気持ちで街をさまよい歩いているのだろう……?
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】「父に毒殺され母の葬儀までタイムリープしたので、親戚の集まる前で父にやり返してやった」

まほりろ
恋愛
十八歳の私は異母妹に婚約者を奪われ、父と継母に毒殺された。 気がついたら十歳まで時間が巻き戻っていて、母の葬儀の最中だった。 私に毒を飲ませた父と継母が、虫の息の私の耳元で得意げに母を毒殺した経緯を話していたことを思い出した。 母の葬儀が終われば私は屋敷に幽閉され、外部との連絡手段を失ってしまう。 父を断罪できるチャンスは今しかない。 「お父様は悪くないの!  お父様は愛する人と一緒になりたかっただけなの!  だからお父様はお母様に毒をもったの!  お願いお父様を捕まえないで!」 私は声の限りに叫んでいた。 心の奥にほんの少し芽生えた父への殺意とともに。 ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。 ※「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」 ※タイトル変更しました。 旧タイトル「父に殺されタイムリープしたので『お父様は悪くないの!お父様は愛する人と一緒になりたくてお母様の食事に毒をもっただけなの!』と叫んでみた」

(完)私を捨てるですって? ウィンザー候爵家を立て直したのは私ですよ?

青空一夏
恋愛
私はエリザベート・ウィンザー侯爵夫人。愛する夫の事業が失敗して意気消沈している夫を支える為に奮闘したわ。 私は実は転生者。だから、前世の実家での知識をもとに頑張ってみたの。お陰で儲かる事業に立て直すことができた。 ところが夫は私に言ったわ。 「君の役目は終わったよ」って。 私は・・・・・・ 異世界中世ヨーロッパ風ですが、日本と同じような食材あり。調味料も日本とほぼ似ているようなものあり。コメディのゆるふわ設定。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。

曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」 「分かったわ」 「えっ……」 男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。 毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。 裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。 何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……? ★小説家になろう様で先行更新中

元侯爵令嬢は冷遇を満喫する

cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。 しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は 「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」 夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。 自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。 お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。 本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。 ※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります ※作者都合のご都合主義です。 ※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。 ※架空のお話です。現実世界の話ではありません。 ※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。

ヤケになってドレスを脱いだら、なんだかえらい事になりました

杜野秋人
恋愛
「そなたとの婚約、今この場をもって破棄してくれる!」 王族専用の壇上から、立太子間近と言われる第一王子が、声高にそう叫んだ。それを、第一王子の婚約者アレクシアは黙って聞いていた。 第一王子は次々と、アレクシアの不行跡や不品行をあげつらい、容姿をけなし、彼女を責める。傍らに呼び寄せたアレクシアの異母妹が訴えるままに、鵜呑みにして信じ込んだのだろう。 確かに婚約してからの5年間、第一王子とは一度も会わなかったし手紙や贈り物のやり取りもしなかった。だがそれは「させてもらえなかった」が正しい。全ては母が死んだ後に乗り込んできた後妻と、その娘である異母妹の仕組んだことで、父がそれを許可したからこそそんな事がまかり通ったのだということに、第一王子は気付かないらしい。 唯一の味方だと信じていた第一王子までも、アレクシアの味方ではなくなった。 もう味方はいない。 誰への義理もない。 ならば、もうどうにでもなればいい。 アレクシアはスッと背筋を伸ばした。 そうして彼女が次に取った行動に、第一王子は驚愕することになる⸺! ◆虐げられてるドアマットヒロインって、見たら分かるじゃんね?って作品が最近多いので便乗してみました(笑)。 ◆虐待を窺わせる描写が少しだけあるのでR15で。 ◆ざまぁは二段階。いわゆるおまいう系のざまぁを含みます。 ◆全8話、最終話だけ少し長めです。 恋愛は後半で、メインディッシュはざまぁでどうぞ。 ◆片手間で書いたんで、主要人物以外の固有名詞はありません。どこの国とも設定してないんで悪しからず。 ◆この作品はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。 ◆過去作のヒロインと本作主人公の名前が丸被りしてたので、名前を変更しています。(2024/09/03) ◆9/2、HOTランキング11→7位!ありがとうございます! 9/3、HOTランキング5位→3位!ありがとうございます!

気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。

sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。 気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。 ※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。 !直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。 ※小説家になろうさんでも投稿しています。

運命の番?棄てたのは貴方です

ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。 番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。 ※自己設定満載ですので気を付けてください。 ※性描写はないですが、一線を越える個所もあります ※多少の残酷表現あります。 以上2点からセルフレイティング

処理中です...